raspbian-setup-jessie.md

Raspbianのインストールと初期設定 for Jessie

この記事は「Raspbianのインストールと初期設定」で紹介した手法を(何らかの理由があって)Raspbian Jessieに適用しなければならない時の差分です。
(違いのない部分は記載していませんので、記事そのものと一緒に読むことをお勧めします。)

自動更新

Stretchから/etc/apt/apt.conf.d/20auto-upgradesを作成する必要がなくなりました。
言い換えれば、Jessieではこれを作成する必要があるという訳です。

sudo tee /etc/apt/apt.conf.d/20auto-upgrades << 'EOL'
APT::Periodic::Update-Package-Lists "1";
APT::Periodic::Unattended-Upgrade "1";
EOL

/etc/apt/apt.conf.d/50unattended-upgradesを開くと"o=Raspbian,a=stable";と書かれてある行がコメントアウトされているのでアンコメントする。

パスワードの変更、パス無しsudoの禁止

古いJessieでは/etc/sudoers.d/010_pi-nopasswdは存在せず、設定ファイルに直接書き込まれている事があります。

その場合、sudo visudoでファイルが開くので、ファイルの末尾の方にあるpi ALL=(ALL) NOPASSWD: ALLの記載を消せばOKです。

aptのミラーを変える

基本的に同じですが、当然ながらにjessieを指定する必要があります

deb http://mirrordirector.raspbian.org/raspbian/ jessie main contrib non-free rpi
# 例:
#deb http://ftp.jaist.ac.jp/raspbian/ jessie main contrib non-free rpi

NTPサーバの変更

JessieではNTPは/etc/ntp.confを使用します。

serverの行を全てコメントアウトして、使いたいNTPサーバーを指定します。

#server 0.debian.pool.ntp.org iburst
#server 1.debian.pool.ntp.org iburst
#server 2.debian.pool.ntp.org iburst
#server 3.debian.pool.ntp.org iburst
server ntp.jst.mfeed.ad.jp iburst

serverではなくpoolで設定する事も可能です。(違いを説明するのが難しいのでググって下さい)

後は「sudo service ntp restart」で再起動、確認は「ntpq -p」

OracleJDKを使う

aptでOpenJDKをインストールするとZeroVMという物になる。(java -versionしてZeroVMと表示されたらそう)
これは非常に性能が悪いのでその場合はOracleJDKを使うといい

sudo apt-get install oracle-java8-jdk