この手順書では、インターンシップ当日までに準備しておくべき開発環境とその構築手順について説明します。
なお、サポートできる環境は CPU が x86_64 であり、macOS Mojave または Ubuntu 18.04 がベアメタルで動作するマシンのみです。 自力でなんとかできるという強い自信がある場合はいかなる特殊な開発環境での受講も禁止はしませんが、講師・TA はサポートできません。
(まぁ Arch Linux などでも問題なく受講できると思いますが、サポートはしません) (それこそ AArch64 のマシンとかでも問題ないような気もしますが、サポートはしません)
このコースでは Rust を用いて組み込み向けのソフトウェアを開発します。
バージョン1.33(stable)のツールチェーンが必要です。
未インストールの方は、下記に示す公式のインストール手順に従い、インストールしてください。rustc
, cargo
,rustup
などのコマンドがインストールされます。
Install - Rust programming language
上記ページにもある通り、シェルをカスタマイズしていると $HOME/.cargo/bin/
への PATH が自動で通らないことが多いです。 各位 いい感じに しておいてください。
既にインストール済みの場合は改めてインストールし直す必要はありませんが、バージョンが古い場合はアップデートしておいてください。
このコースでは ARM Cortex-M3 をターゲットとしたバイナリをビルドします。
thumbv7m-none-eabi
ターゲットがツールチェーンに必要です。
未インストールの場合は次のコマンドを実行し、ターゲットを追加してください。
rustup target add thumbv7m-none-eabi
プレーンバイナリをビルドするため、 cargo-binutils
が必要です。
未インストールの場合は上記ページの Installation
の手順に従い、インストールしてください。
ビルドしたファームウェアをターゲットボードにダウンロードするため、DFU のホスト側のツールが必要です。
このコースでは dfu-util
を使って説明します。
特にこだわりがない場合は dfu-util
をインストールしておいてください。
macOS では Homebrew を用いてインストールできます。
brew install dfu-util
Ubuntu 18.04 では apt を用いてインストールできます。
必要に応じて sudo などを利用してください。
apt install dfu-util
テキストエディタは任意のものを利用してください。
なお、講師は Visual Studio Code に Rust (rls) をインストールして使っています。
Rust を書くためのエディタに迷っている場合は参考にしてください。
このコースでは、KiCAD を用いて回路図の作成とプリント基板のパターン設計をします。
講義ではバージョン 5.0 系の KiCAD を想定しています。
未インストールの場合は、以下に示す公式の手順に従ってインストールをしてください。
既にインストール済みの場合は改めてインストールし直す必要はありませんが、バージョンが古い場合はアップデートしておいてください。
この手順書と同時に案内されている Slack のチャンネルにて講師 @koba789
宛にメンションをしてください。
ベストエフォートでサポートします。