メンテナーの clason 氏がユーザーとの衝突を経て、自らリポジトリをアーカイブしたのが直接の原因。
GitHub Discussion #8627 で以下のやり取りがあった:
- Neovim 0.12 リリース当日(2026-04-03)に nvim-treesitter が 0.11 サポートを打ち切った。ユーザー shushtain 氏が「0.12 リリース初日に 0.11 を切るのは酷い。せめて猶予期間を」と指摘。
- clason 氏が反論:「このプラグインは公式に 0.12 を要求している。README を読まない人が issue や PR を開き続けるから、0.11 をハードエラーにせざるを得なかった。あなたのような人が "insane burden" だ」と発言。
- shushtain 氏が「人を burden と呼ぶのではなく、人と関わらない仕事に切り替えたら」と返答。
- clason 氏が「OK.」とだけ返し、リポジトリをアーカイブした。
- master → main ブランチの移行の混乱 — main ブランチは完全な書き直しで、master とは設定方法が全く異なる。多くのユーザーが移行で混乱し、不満を抱いた(Discussion #7927 等)。
- リリース/バージョン管理がない — プラグインは「まだ実験的」としてタグやリリースを出しておらず、ユーザーは常に最新コミットに追従するか、自分でコミットを固定する必要があった。
- 長期にわたるメンテナーの疲弊 — 2024〜2025年を通じて不安定な状態が続き、ユーザーからの苦情・質問・攻撃的なコメントが蓄積。clason 氏は質問を攻撃と受け取りがちになっていたとの指摘もある。
- OSS メンテナーへの entitlement(当然視)問題 — 無償でボランティアしている個人に対し、「こうすべき」「なぜやらない」と要求するユーザーが多く、バーンアウトに至った。
Reddit スレッド での主な意見:
- メンテナーへの共感が多数派:「OSS メンテナーは奴隷ではない」「自分を大事にして離れる判断は正しい」という声が多い。
- 一方で困惑も:「本質的なプラグインなのに」「0.12 リリース日に 0.11 切るのはきつい」「リリースタグを出すだけで解決したのでは」という意見も。
- 「アーカイブ=削除ではない」 という冷静な指摘もあり、pin して使い続ければ問題ないとの声も。
- Neovim core に統合すべきという意見も散見。
- リポジトリはアーカイブ(読み取り専用)だが、クローン・pin して使うことは可能。
- Neovim 0.12+ ではハイライト・折りたたみ等の主要機能は
vim.treesitterに組み込み済み。 - パーサーのインストールとクエリファイルの配布が nvim-treesitter 最大の残存価値で、これの代替がまだない状態。
2026-04-04 調査・作成