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@jico-rinho
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この記事は TCU-CTRL場外乱闘 Advent Calendar 2017 20日の記事です。

白兵戦型お手伝いロボとは

白兵戦型お手伝いロボとは、今は亡き、いとしゅん( @itus_in_stellar )さんが愛したカードである。だが、これを見てほしい。
白兵戦型お手伝いロボ
弱い。弱いのである。
遊戯王が分からない人にも分かるよう順を追って説明しよう。

ここが弱いぞお手伝いロボ

まずその攻撃力だ。

必要なルールについてかいつまんで説明する。遊戯王はプレイヤーの命であるライフポイントが尽きると敗北する。また、ダメージはカードが、攻撃力を参照する攻撃表示で置かれている場合にその攻撃表示にしていたプレイヤーに対して発生し、守備表示で置いていたプレイヤーに対しては発生しない。また、遊戯王はビートダウン、いわゆるカード同士の戦闘に重きを置いている。ゆえに、遊戯王においてカードの攻撃力はカードの効果の次に重要なのである。

だが、このカードの攻撃力は1600である。現在、遊戯王では、デメリットを持たない同じレベルのカードに攻撃力2000を持つものが存在する。また、同レベルでの平均的な攻撃力は1800である。これらを考えるといかに非力なカードであるかわかる。
また、遊戯王には攻撃力1500以上のカードに対する強力なカウンターとなるカードが存在している。攻撃力1500以上のカードを場から取り除き再利用しにくくする「奈落の落とし穴」などが有名だ。これはかつて攻撃力1500が低コストで場に出せるカードのなかでは強かったことに由来する。もちろん攻撃力1500はおろか攻撃力1600も時代遅れのものであることに違いはない。

次に守備力だ。

再びルールについて説明する。守備力とは守備表示で参照される値である。カードは攻撃表示なら攻撃力、守備表示なら守備力を超える攻撃力を持つ相手カードに攻撃されると破壊され場から居なくなってしまう。これはカードゲームで重要視されるボード・アドバンテージの損失となってしまう。例外を除き、高いほうが良い数値である。

ボードアドバンテージとは  
  
場に存在するカードの枚数のこと。カードゲームにおいて一般的に場にカードを出すには何かしらの消費があるため、これらを場から除去することができれば相手に損害を与えることができる。

だが、このカードの守備力は0である。守備力が低いということは戦闘に負けやすいということと同義であり、攻撃力も低いこのカードにとってこの数値は泣き所である。また、遊戯王には低守備力のカードに対して無類の強さを発揮するカードがある。相手を守備表示にする効果を持つ「月読命」が代表的である。このカードの攻撃力は1100であり、この数値より低い守備力を持つカードはどれだけ高い攻撃力を持っていても戦闘に勝てるため、大昔に活躍した。半年後に発売されたカードが相手とはいえ、手も足も出ないのが現状である。が、この極端な守備力を活用できる場合がある。(後述)

最後に効果だ。
このカードの効果は「相手のカードに戦闘で勝つ」ことで発動し、「山札からカードを一枚手札に引き、手札のカードを一枚山札の一番下に置く」というものである。
まず、発動条件の「相手のカードに戦闘で勝つ」について考える。前述したように、このカードの攻撃力は低い。よってこのカードの攻撃力を上げる、または相手の能力を下げるために何かしらのカードを使わなければ効果を発動できない、という状況は十分有りうる。しかし、カードを使うということは基本的に何かを消費するということである。効果の内容は次で取り扱うが、その効果は何かを消費して発動する価値があるのだろうか。
次にこのカードの効果「山札からカードを一枚手札に引き、手札のカードを一枚山札の一番下に置く」について考える。確かに、この効果を使えば手札の不要なカード一枚を山札のカードと交換できる。しかし、手札を増やすことができる効果ではない。先ほどに述べたようにこのカードの効果の発動のためにカードを使っている可能性が高く、あまり魅力的な効果とは言えない。

ここが強いぞお手伝いロボ

「それじゃあこのカードを使う必要はないじゃん。」あなたはそう思うかもしれない。しかし、このカードにも強みはある。

最初に種族・属性だ。

遊戯王のカードには種族及び属性というステータスを持つ。種族はカードのテキストが書かれている欄の一行目の○○族と書かれているもので、このカードでは機械族である。属性はカードの右上のアイコンに書かれており、このカードの属性は光属性である。
これは非常に恵まれたステータスであるといえる。なぜならば、アニメ「遊戯王デュエルモンスターズ」のライバル「海馬瀬人」が使用したシリーズカード「XYZ」や、アニメ「遊戯王デュエルモンスターズGX」のライバル「万城目準」が使用したシリーズカード「VW」、同アニメの主人公の超えるべき壁として強い存在感を放っていた「丸藤亮」が使用したテーマ「サイバー」が属している組み合わせであり、それらの組み合わせを指定するサポートカードも多い。当然、これらの中に「白兵戦型お手伝いロボ」を超える攻撃力・守備力を持つモンスターは居る。しかし、これらのシリーズ・テーマとサポートを共有できることに意味がある。なぜなら、彼らをともに採用することで、攻撃力の不足などといった「白兵戦型お手伝いロボ」の弱点を補うことができるからだ。

次に守備力だ。先に弱点として言った守備力0だが、これは利点にもなりうる。そもそも、最近の遊戯王の環境において、守備力の値が戦闘に使われることは少なく、専らサポートの質を決めるものとなっている。そして遊戯王の現在の傾向として、守備力を参照するサポートカードは守備力が低いほど質が良くなるというものがある。これらを考えると守備力0は決して悪い数値ではないだろう。

最後は効果だ。
このカードがいくら恵まれたステータス・守備力を持っていようと真価はそこにはない。真価は効果にある。先ほど、この効果は魅力的ではないと言った。それは事実であるが、戦闘に勝つことで発動できるという、チャンスが1ターンに1度以上ある手札交換を行うカードはこのカードを除いて他にはない。この効果を用いて他には真似できないような働きをさせることができれば、それは十分意味があるものといえるだろう。

活用しようお手伝いロボ

お手伝いロボを活用する方法について考えようと思う。今までの文章は遊戯王を知らない人でも分かるように気を付けて文章を書いたつもりだが、この項ではそれが難しいと思うので、知らない人は流し読みを推奨する。

まず、種族属性サポートを共有できるシリーズ・テーマと手を組む形で活用することを考える。例えばユニオンモンスターで構成されたシリーズカードである「ABC」と手を組む場合、手札でダブついたユニオンモンスターを手札に戻すことにより、「ユニオン格納庫」や「B-バスター・ドレイク」のサーチ先を確保したり、「ABC-ドラゴン・バスター」の制圧力で「白兵戦型お手伝いロボ」を守ったりといった連携が可能になる。この場合、相手が低級モンスターを不用意に並べるとは思えないため、「おジャマトリオ」などのカードで「白兵戦型お手伝いロボ」が効果を発動できるようにするなどの工夫が必要だろう。

次に、守備力0を活かす形で活用することを考える。例えば、「カメンレオン」を利用する場合、レベル8のシンクロモンスターやランク4のエクシーズモンスターの素材を簡単に揃えることができる。特にランク4のエクシーズモンスターには「ギアギガント X」が存在するため、「白兵戦型お手伝いロボ」や「ジェイドナイト」等をサーチすることで次に繋げることができる。また、後続の「カメンレオン」が欲しい場合ランク4のエクシーズモンスターの「キングレムリン」も候補に入るだろう。

最後に効果を連続で利用できることを活かす形で活用する方法を考える。これはあまり方法が少ない。例えば、「月鏡の盾」と「バトルマニア」を共用する方法が考えられる。これを用いて相手フィールドのモンスターを総攻撃させ、大量の手札交換を狙う。自分ターンに動きたいならば「バトルマニア」の代わりに「EMカレイドスコーピオン」を使うのも検討したいが、彼はレベル6なのでデッキの重さと相談して決めるとよいだろう。

最後に

今回、ネタカードである、否、実用的なカードである「白兵戦型お手伝いロボ」の利用法について考察した。特に、1ターンに1度以上発動できるという唯一無二の特徴を活かすことを考えたが、あまり良い案が思いつかなかった。多分いとしゅんさんなら答えを持ってると思う。今後もガチカードだけではなくネタカードにも目を向けていきたい。

次はがわさん( @mhngawa1 )です。よろしくお願いします。

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