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Last active Dec 16, 2015

Mastodon

紹介

Mastodonはジョージア州アトランタ出身の四人組。
Four Hour Foggerで一緒だったこともあるTroy Sanders(b,vo)とBrent Hinds(g,vo)と、 アンダーグラウンドの帝王Steve Austin率いるToday is The Dayに所属していたBill Kelliher(g), Brann Dailor(dr,vo)が High on Fireのライブで出会ったことがきっかけで2000年に結成。

音楽性はWikipediaを引用すると Progressive metal / sludge metal / alternative metal となっています。18
初期こそアンダーグラウンドな臭いがプンプンしていましたが、ファン層が広がるにつれてメインストリームに受けそうなポップさを含んだ曲が増えてきています。
現時点での最新作である Once More 'Round The Sun はBilboard 200で最高6位になるなど、名実ともにメジャーバンドの仲間入りを果たしています。
(と、同時に「海外では有名だけど、日本では…」という洋楽あるあるの仲間入りも果たしつつあるのが淋しいところですが…)

オススメ曲

Mastodonの曲のイメージは、手数の多いドラムの上にスライド、もしくは単音ツインリフを多用したリフが乗り、変拍子なども交えながら爆走する曲という感じです。

Blood and Thunder - Leviathan(2004)

MASTODON - "Blood and Thunder" (Official HD Music Video) - YouTube

今でもライブのラストを飾ることの多いMastodonの代表曲。
ライブのラストで聴くアウトロは格別。

Crystal Skull - Blood Mountain(2006)

Mastodon - Crystal Skull [Live]

コチラもライブでは定番曲。
この曲もアウトロで入るBrent(g)のソロは爽快です。

「Mastodonと言えば」となると上記のような派手な曲を挙げたくなりますが、 そういう曲のイメージが強いだけで、最近では歌いあげる曲やシンガロングしたくなるキャッチー曲など、多彩になっています。

Motherload - Once More 'Round The Sun(2014)

Mastodon - The Motherload [Official Video]

最新作の中で一際ポップな曲。

オススメの音源を挙げるとすれば、ハードコア的なのを求めるならLeviathan、 プログレッシブさを求めるならCrack The Skye一択でしょうか。

ライブ

「海外では有名だけど~」と書きましたが、来日公演の数はそこそこ多いです。
今までにフェスで4回(Extreme The Dojo × 2, LoudPark 06, SummerSonic 09)と今年の春には待望の単独公演を果たしています。

ライブでも演奏の迫力は十分なのですが、ボーカルが音源よりも少し弱く感じます。
ただ、変拍子と爆走が入り混じった演奏の迫力が体感出来るだけでも十分ですが。

今年の単独公演のラストに「すぐ戻ってくるから」と発言してたので、またすぐに来日してくれることを期待しています。

以下、蛇足。

音源紹介

Remmission

  • Relapse Recordから発売された、フルレングスとしては最初の作品(この前にEP Lifesbloodがリリースされてます)
  • 「火」をイメージしたアルバムらしい
  • 最近のライブでもこのアルバムから数曲プレイされている
    • 今年のツアーではOl'e Nessieがセットリストに含まれていた
    • 少し前のライブでは Iron Tusk ~ March of The Fire Ants の流れが定番
    • DVD 「Live at Aragon」では Where Strides the Behemoth と Mother Puncher のライブ映像が収録されている
  • アートワークは4作目のCrack The Skyeまで、Paul Romanoが手がけている1
    • 不気味さと生々しさを含んだPaul RomanoのアートワークはMastodonらしさを表していたと思っているので、アートワーク手掛ける人が変わってしまったのは残念
  • このアルバムから3作目のBlood Moutainまで、ラストの曲はElephantman2関連の言葉を冠する曲となっている
    • Elephantman - Remission
    • Joseph Merrick - Leviathan
    • Pendulous Skin - Blood Mountain

Leviathan

  • Mastodonの出世作だと思われる
  • Herman Melvilleの「白鯨」をモチーフにしたアルバム
  • 荒々しさと不気味さの入り混じったMastodonらしさが存分に詰まった作品
    • 代表曲のBlood and Thunderもコレに収録
    • Hearts Alive は10分を超える長作
  • このアルバム以降の全ての作品にNeurosisのScott Kellyがゲストボーカルとして参加している
  • Blood and ThunderにはClutchのNeil Fallonがゲストボーカルで参加

Blood Mountain

  • メジャーデビュー作
  • アルバム自体はジャケット通り「知性を持った獣」というイメージ
    • 全てをなぎ払う勢いのWolf is LooseCrystal Skullがアルバムの始まりを飾る
    • 変拍子を交えながら不気味に爆走するCapillarian Crest
    • ブチ切れた雰囲気のCircle of CysquatchBladecatcher
  • ラストのPendulous Skinの21:25(曲自体は5分ぐらいで終わり、その後無音)からKyuss / Queens of The Stone AgeのJosh Hommeからのファンレターが収録されている3
    • このメッセージを聞く限り、Josh Hommeの日本語表記は ジョシュ・オム でなく、ジョシュ・ホーミ 表記の方が正しいように思う
  • そのJosh Hommeは Colony of Birchmenにゲストボーカルとして参加している
  • Scott KellyはCrystal Skullに参加
  • また、Mars VoltaのCedric Bixler ZabalaがSiberian Divideに、同じくMars VoltaのIkey OwensがPendulous Skinに参加している

Crack The Skye

  • アルバム1枚で物語となっているコンセプトアルバム
    • コンセプトは あるところに足の不自由な少年がおり、その少年は幽体離脱出来る能力があり、外界を飛び回っていた。ある日、太陽に近づきすぎて肉体と霊魂を繋ぐ糸が切れてしまい、時空の渦の中に落ちてしまう。そこで彼の霊魂をロシアのカルト教団に居たラスプーチンの肉体に宿し、彼は神がかり的な能力を手に入れるのだが、少年の霊魂を宿したまま彼は暗殺されてしあう。少年の霊魂は元の自分の肉体に戻り、彼の不自由だった身体も全て元通りに治っていたというハッピーエンディングなストーリー らしい。んなもん分かるか。
    • ジャケットはラスプーチンが属していたカルト教団の人物をモチーフにしている
    • 突然ラスプーチンが出てきているのは、Brann(dr)がロシア観光でラスプーチン縁の場所を訪れたからだそう
    • この作品を作るにあたって、大怪我をして静養していたBrentが作っていたメロウな曲と、他の3人で作っていたブルータルな曲のどっちを選択するかという話になり、Brentの方を採用したという経緯があるらしい(EAT Magazine issue.87)
      • ちなみにBrentの大怪我はSystem of a DownのShavo Odajianらとの喧嘩によるものだと当初は伝えられていたが違うらしい?4
  • タイトルに使われている「空」を表す単語がSkyでなくSkyeとなっているのは、Brann(dr)の10代の頃亡くなったお姉さんの名前 Skye をかけているため
  • この作品をリリースした頃のツアーでは、アルバム再現ツアーを行っていた
    • その頃にSummer Sonic 09で来日しているが、出番がアルバムの雰囲気とは真逆の真っ昼間のマリンだったことを忘れない
    • あと、国内盤のボーナストラックもアルバムの雰囲気とは全く違う Just Got Paid / ZZ Top という…。

The Hunter

  • このアルバムで初めてBillboardトップ10入りを果たす

Once More 'Round The Sun

  • Billboard200で6位

個人的なランキングは Leviathan = Crack The Skye >>(超えられない壁)>> Blood Mountain > The Hunter > Once More 'Round The Sun = Remmision
ポップなのは少し食傷気味。

サイドプロジェクト

最近は各メンバのサイドプロジェクトも目立ってきています。

Troy Sanders's SideProject

一番に紹介したいのがTroy(b,vo)の参加しているKiller Be Killed。

Max Cavalera(Cavalera Conspiracy, Soulfly), Greg Puciato(Deillinger Escape Plan), Dave Elitch(ex-The Mars Volta)と組んでいる 所謂「スーパーグループ」ですが、それぞれの音楽性が絶妙に交じり合ったカオスかつ勢いのあるヘヴィサウンドなサウンドとなっています。
MVではGreg Puciatoがギターを弾いていますが、オーストラリアツアーの映像を見ると、Juan Montoya(レーシングドライバではない)がサポートギターとして参加しており、Gregは専任ボーカルの形になっています。
当初はCavaleraが所属していたNailbombのようなdirtyかつraw-soundingなPunkを目指していたようで、それをベースに各メンバの音楽が入り混じった作風となっています。5

この一曲目でやられた。ポップさとカオティックさが入り混じった勢いのある曲。

KILLER BE KILLED - Wings Of Feather And Wax (OFFICIAL VIDEO)

言い訳無用のヘヴィさが気持ちいいコレも好き。

KILLER BE KILLED - Curb Crusher (OFFICIAL VIDEO)

Killer Be Killedは2015年初頭のツアー以降目立った活動はありませんでしたが、そのツアーから参加したBen Koller(Converge)を正式メンバとして迎え(前任のDave ElitchはAntemasqueの活動を優先するため脱退)、新作の制作に入っているそうです。6

Bill Kelliher's SideProject

Bill(g)はKevin Sharp(Brutal Truth)らとのPrimateでDraw Back A Stump(2012)をリリースしており、2014には来日公演も行っています。

また、BillはMikael Åkerfeldt(Opeth), Björn Gelotte(In Flames)とのグループを結成しており、そちらの動向も期待です。7

Brent Hinds's SideProject

そしてBrent(v,vo)はBen Weinman(Dillinger Escape Plan), Thomas Pridgen(ex-The Mars Volta) らとGiraffe Tongue Orchestraを結成しています。

こちらはまだ正式な音源のリリースは無いですが、Allice In Chainsのフロントマン・William Duvallを加えレコーディングが完了したとのニュースがあり、来年のリリースが期待されます。8
2011年のニュースから足掛け4年超…長かった。9

Giraffe Toungue Orchestraは活動の中でメンバチェンジをよくしており10](#footnote10)、中でも少し面白いのがThomas Pridgenの前任ドラマーが、これまた元Mars VoltaのJon Theodoreだということ。(正確にはThomas -> Theodore -> Thomasと、Thomasが出戻りの形ですが)11
MastodonとMars Voltaの繋がりは多くあり、上述のKiller Be Killedでも元Mars VoltaのDave Elitchが関わっており、Mars Voltaの主要ドラマーは全てMastodonのメンバと組んでることになります。
現在、TheodoreはQueens Of The Stone Ageに参加しているそうですが、Queens~のフロントマンJosh HommeはMastodonのColony of Birchmen(Blood Mountain)にゲストボーカルとして参加しています。
またMastodonの作品にもCedric Bixler Zavala(vo)がSiberian Divide(Blood Mountain)に、今は亡きIsaiah "Ikey" Owens(key)がPendulous Skin(Blood Mountain)とAsleep in the Deep(Once More 'Round The Sun)に参加していたりします。
Ikey Owensが所持しているメタルのアルバムはMastodonだけという逸話(出展見つけられず)、Mastodonの初期のライブでBill(g)がMars VoltaのFrances The MuteのTシャツを着ていたりと12、いろいろ関連を探すのは楽しいものです。

また、BrentはDaney Carey(Tool), Dimitri Coats(Off!)とLegend of the Seagullmen14というグループも組んでいます。
こちらも正式な音源のリリースは無い(現在、活動してないっぽいのでリリースは期待できなそう)ですが、2曲ほどが公開されてます。13

その他にも、Fiend Without a FaceやWest End Motelなどのサイドプロジェクトも行っており、こちらもリリース/ツアーなどをこなしているそうです。15
このプロジェクトはメタルな感じでは無いですけど。

Brann Dailor's SideProject

Brann(dr,vo)はあまり目立ったサイドプロジェクトは無いですが、BrentのFiend Without a Faceに参加したり、仲間とのArcadea16というグループで活動していたりします。17
手数の多いドラムはそのままに、その上にピコピコサウンドとドリーミーかつヘヴィなボーカルが乗った面白い音楽をやってます。

Arcadea Gas Giant

逸話

今年のグラミー賞での写真。 MASTODON's Brann Dailor Wins Best Dressed at The Grammys And Other Metal Notes - Metal Injection

グラミー賞の会場でドジャースユニフォームにサングラスかけ、FxxKサインをしているのはグラミー史上初では…? (胸の「PARTY SMASHER IN THE HOuSE」のステッカーはDillenger Escape Planのバンドロゴオマージュですかね) So, MASTODON's Brent Hinds Got Kicked Out The Grammys (Allegedly) - Metal Injection

そして、グラミーの会場から閉めだされたらしいです。

また、MetalバンドAdvent Calendarとしてこの記事を書いてますが、BrentはMetalが嫌いでカントリー/サーフロック/ロカビリーがルーツであり、 MastodonをMetalバンドにはしたくないと思っているそうです。すいません。 MASTODON's Brent Hinds: "I Fucking Hate Heavy Metal and I Don't Want To Be In A Heavy Metal Band" - Metal Injection

確かにBrentのソロはメタルメタルしている感じでもなく、そこがまた印象的でもあったりするのでバンドのアクセントとして必須なものとなっていると思います。 最近のコマーシャル路線もBrentの意向が強いのかもしれません。


1: Paul Romano's Work
2: Joseph Merrick - wikipedia
3: "Dear Mastodon: My name is Joshua. I'm a big fan from Southern Cal. Really diggin' on your new scene. That's why I hope you don't mind when I got your new demos for your new CD, I had to sing parts on them and send them to you as a tribute. I hope you're not mad about me also uploading them onto the Internet. But hell, it seems like you guys are so cool that you might dig something just like that. Sincerely, your fan, Joshua M. Homme. P.S., Keep it real...REAL (studio effects are used)....*laughter*....REAL."
4: Mastodon’s Troy Sanders: System of a Down Not Responsible for Brent Hinds’ Hospitalization
5: Max Cavalera Gives The History Of KILLER BE KILLED - Metal Injection
6: CONVERGE Drummer Ben Koller Has Officially Joined KILLER BE KILLED - Metal Injection
7: MASTODON's Bill Kelliher Trying To Start A Project With OPETH & IN FLAMES Members - Metal Injection
8: GIRAFFE TONGUE ORCHESTRA Finishes Recording, Confirms ALICE IN CHAINS Frontman Is Involved - Metal Injection
9: New Mastodon–Dillinger Escape Plan Supergroup Has a Name - Hard Rock & Heavy Metal News | Music Videos |Golden Gods Awards | revolvermag.com
10: Giraffe Tongue Orchestra has a new line-up | Metal Insider
11: MASTODON/DILLINGER Supergroup GIRAFFE TONGUE ORCHESTRA Recording Again - Metal Injection
12: Mastodon - Mother Puncher (live) - YouTube
13: TOOL's Danny Carey and MASTODON's Brent Hinds New Project, LEGEND OF THE SEAGULLMEN, Releases Fun New Track - Metal Injection
14: Legend of the Seagullmen
15: MASTODON's Brent Hinds To Tour With His Side Project WEST END MOTEL - Metal Injection
16: Arcadea || music transmissions from the event horizon - Transmissions from the event horizon
17: MASTODON Drummer's Keyboard-Heavy Side Project ARCADEA Posted An Awesome Teaser - Metal Injection
18: Mastodon (band) - Wikipedia, the free encyclopedia

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