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私はこうしてGoogleに入った (K)

※Googleを受けた体験というよりも、シリコンバレーでGoogle含めたIT企業のエンジニアポジションを受けた体験を述べております。Googleに特化した就活体験が聞きたい方は回れ右をお勧めします

目次:

  • 対策
  • 困難だった点
  • 如何にして最初の一社のオファーを貰うか?
  • 終わりに:現在とこれから

対策

学生結婚をして卒業後、夫を追うようにして渡米し、一年ほど労働ビザを待っていたのでその間に就活をしました。なので就活準備をする時間は十分にありました。

対策といっても友人達と一緒にわいわいコンテストに出たり、Courseraで興味のあるオンラインコースをいくつか取ってみたり、情報系の学部生が読んでいるであろう本を買ってきて読んだりと自由気ままに過ごしていました。

特にGoogleに入りたいという思いがあったわけではなく「面白そうで勉強できそうな所であればどこでも良いよ。そもそも自分を雇ってくれる会社があるのだろうか…」という心境でした。

英語は当時TOEFLで101点でしたが、周囲のTOEFL三桁の日本人は自分より遥かに英語ができる印象があります。

困難だった点

書類を通すことがとにかく大変です。書類に通る困難度:面接に通る困難度が4:1くらいかそれ以上に感じました。就活を始める前は比率は逆ぐらいだと思っていました。

最初の50社は全てストレートで書類落ちで、結局170社強応募して最終的なオファーを貰えたのはGoogleとSamsungだけでした(Yahooは採用という話で進んでいたのですが「学部時代のGPAが低すぎる」という理由で無くなりました。お恥ずかしながら全く勉強をしない不出来な学生でした…)

Googleも書類を出してから半年間、何度リクルーターに催促しても「今ちょうど良いポジションがないんだ。また連絡するよ」といった感じで電話面接に漕ぎ着けませんでした。

転機は、最初の一社のオファーが出たことです。 最後の駄目押しのつもりで、Googleのリクルーターに「私オファーもらったんですけど。仕事内容はこうで金額はこうで、いついつまでにサインしないといけないんですけど。次の段階に進めないならもう結構です」といった内容を電話で伝えたところ、1時間後に折返し電話がかかってきて電話面接がスケジュールされました。リクルーターって現金ですね…笑

ちなみにこれはGoogleだけでなくUberやPinterestや他の企業でも同じでした。シリコンバレーのリクルーターは他のオファーが一社でもあると目の色を変えて採用プロセスを進めたがる ようです。

しかし一般的に情報科学の修士以上の学位を持っている方ならばここまで苦労するとは思いません。私は理工系ではない上に(医学部でした)成績が非常に悪かったのでした。あと日本のリクルーターであれば東京大学と言えば通じますが米国のリクルーターには聞いたことがない人が多いと思われます。そもそも日本人に接する機会もほとんど無いでしょう。

つまり、リクルーターの立場からすれば 「よく分からん国から来た、よく分からん大学の、よく分からん学位を持った、しかも非常に成績の悪い、業務経験の浅い新卒」 という扱いになり、何重の意味でも採用プロセスを進めるモチベーションが無かったのだと思います。

如何にして最初の一社のオファーを貰うか?

ここが私の就活経験で最も伝えたいところです。

最初の一社からオファーを貰えば、他の会社も態度を変え面接の機会をくれます。そして面接にたくさん漕ぎ着けるようになれば、下手な鉄砲も数撃てば当たる方式でどこかしらオファーが出るようになります(私はどうやってGoogleに入るかを知りたいからこの記事を読んでいるの!私の経歴と実績を持ってすれば書類を通すなんて造作もないというのに!!絶対にGoogleのオファーじゃないと嫌!!!という方でも、少なくとも一社は他にオファーがあった方が良いと思います。オファー交渉時に使えますので。)

応募50社頃までは「ここのレジュメの書き方が悪かった」「カバーレターのここがポジションに合っていなかった」「電話かかってきた時のあの受け答えがスマートでなかった」と毎度内省をしていましたが、どうやら書類通過率は2%以下であるらしいと分かってからは、一々ポジションの業務内容を確認してそれに合わせた書類を用意していては全くスケールしない、これは目についた応募リンクは片っ端から応募するしかない、と方針を切り替えました。後から考えればこれは正解でした。生来の負けず嫌いが頭をもたげ、こうなったら書類が通るまで100社でも1000社でも応募してやる、という気持ちでいました。

そしてある日(150社程応募した時点だったでしょうか、よく覚えていません)Samsung Research Americaのとあるポジションに応募しました。私は業務内容を全く確認しなかったのでそれが機械学習ポジションであること、言語はJavaかScalaであり面接もその二択であること、そしてシニアのポジションであることを知りませんでした(読みませんでした)。

なぜか書類は通り面接前のスクリーニングテストのメールが届きました。私は書類が通ったことに狂喜乱舞し、そしてテストにJavaかScalaしか選べないことに絶望しました。私はほぼPythonとC++しか書けず、Scalaに至っては世界に挨拶をしたことさえありませんでした。

ヤケクソになった私は、落ちるとしても興味のある勉強をしてから落ちてやる!と敢えてScalaを選び、提出期限直前まで詰め込みました。関数型言語に興味を持っていたのです。そして期限日にいざテストを開いてみると、足切りが目的のテストだったようで付け焼き刃で学んだ言語でも何とか対応できました。

そして私は面接に呼ばれました。面接が始まる前に応募したポジションのチームのテックリーダーから「君、事前のテストをScalaで解いたそうだね?Scalaが書ける人は珍しいから探しているんだ。期待しているよ」といったようなことを言われました。それに対し咄嗟に、実はScalaはここ1週間しか書いたことがないのでPythonで面接させてもらえませんか、とお願いしました。

テックリーダーは驚いたようで私に応募の経緯や詳細を聞き、私が機械学習の業務経験もなければJavaやScalaでの業務経験もないということに更に面喰らっていました(恐らくリクルーターの手違いか何かで私の書類は本来通らないものだったのでしょう)。が、逆に面白いと思ってもらえたようで、最初のsessionは私が面接をするので大丈夫であるしその後もできるだけ面接官をPythonで面接できる人に変えておくよ、と要望を通してくれました。

その最初のsessionというのがシステムデザイン寄りの問題だったのですが、たまたま私にピッタリ合っていて、私自身も非常に上手くいったと感じましたしテックリーダーが「この問題に1時間以内にまともな回答を出した面接者は君が初めてだ」と言っていたのを覚えています。またテックリーダーが述べた内容で(とても小さいけれど)間違いを指摘したのも向こうに刺さったようで、非常に気に入られてしまいました。

その後のsessionは散々でよく覚えていません。機械学習に関連する質問は「分かりません」と突っぱねるか「××が何か分かりませんが、もし△△という仮定であれば◯◯だと思います」と推測を述べ続け、Javaに関連する質問は当てずっぽうに答えました。確実に落ちたと思いました。

なので終了後テックリーダーに別室に呼ばれ「採用だ」と言われた時は一瞬理解が追いつきませんでした。恐らくあのチームは採用においてテックリーダーの権限が強く、最初のsessionで私の採用は8割方決まっていたのだと思います。「君が機械学習の知識もなければJavaもほとんど書けないことが分かった。でも賢くて伸びしろがあると僕は思った。特別に新卒のポジションを用意する」といったようなことを言われました。

こうして私は晴れて一つ目のオファーを手に入れました。長々と体験を書きましたが要約すれば「何百社であろうと通るまで出してやるという意気込みで応募し続け、運良く通ったポジションが全く自分に合わずともめげずに取り組み、最後にたまたまキーパーソンの心を掴んだ、私の粘り勝ちと運勝ち」ということになるのだと思います。

その後はスムーズでした。Googleに関してはリクルーターに「他社からオファーが出ていてこれ以上は待てません」と伝えたところ電話面接は翌日か翌々日にスケジュールされオンサイトも翌週にスケジュールされ、オファーが出た後のチームマッチのためのミーティングも連日スケジュールして貰えました。オンサイトを受けた会社の中ではGoogleの面接の難易度は標準的といった印象でした。

とはいえ、大前提として私には労働ビザがありました。Googleのリクルーターは親切にも「あなたの労働ビザは配偶者のステータスに依存している。もし配偶者が強制退去になればあなたも退去せざるを得ない。H1Bを申請することを考えてみないか?」と申し出てくれたので弁護士とやり取りしましたが、私の経歴ではどうにも申請することができませんでした(専門にあった学位もしくは12年以上の職歴が必要です)。

つまるところベイエリアにおける外国人エンジニアの就活の各関門を難易度順に並べると 労働可能なビザを入手>>> [越えられない壁] >>>書類を通す>>>オンサイト面接>電話面接 であり、私は粘り勝ちだの何だの偉そうに話しても所詮は結婚というチート技によってビザ問題を回避しただけの人間、という身も蓋もない話であったりもします。

終わりに:現在とこれから

現在はYouTube部門のYouTube TVというチームの中にあるInfrastructure teamにいます。日本ではまだローンチされていませんが一応リンクを貼っておきます笑
個人的には、ライブ番組が見れてスポーツ番組に特化したNetflixに近いと思っています。

Infrastructure teamといってもYouTube全体のインフラではなくYouTube TVのインフラであり、実質的にはapplication backendといった方が近いです。ここ半年では主に、テレビ局や外部のAPIから入手したデータの統合、スポーツに関連するデータのマネジメントシステムの移行、それらのための内部ツールの開発を行ってきました。

まだ社会人二年目のひよっこですが🐣毎日の仕事はとても楽しいです。

何が楽しいかというと、少しずつ出来ること、好きなこと、責任範囲が増えていくことです。最初は緊急で降ってくるバグが大嫌いで、すぐに解消できなかったらどうしよう…対応が一分遅れたら収益がいくら飛ぶんだろう…とプレッシャーを強く感じていたのですが、最近はスリルがある上に短時間で対応できると大変に感謝されるので悪くない、と思うようになりました。また英語で文書を書くこと全般が嫌で嫌で仕方なく(私はひたすらコードだけ書いて暮らしたい…)と思っていましたが、読み手の受け取り方を想像しながらemailやdesign docやposterを書くのも楽しいと思うようになりました。またチームメイトは人間的にも仕事的にも尊敬できる人間ばかりで日々接していてストレスがありません。プライベートでも時々一緒に遊びにいく程に仲が良いです。

仕事が楽しい理由を読んでみて「これ、特にGoogleでないといけない理由が特にないのでは……」と思われそうですが、自分でもそう思います(笑) ようはチームメイトとの相性が良く日々新しいことを学べるところであれば私としては幸せであって、その意味で今のYouTube TVチームは大変に気に入っていますが、星の数ほどあるGoogleの他のチームでも自分が馴染めるのかどうかは分かりません。

今後三年間の願望としては、現在のチームでより様々な技術に触れプロジェクトに関わり、一回昇進をして、それから全く違う業務内容のチームに移ってみたいと思っています。インフラでも機械学習でも何でも良いので、より専門性が高くて知識や技術を要する仕事をしていきたいです。折角なので転職する前にはGoogleでないといけないような仕事がしたいです。

(2019.5 令和元年)

@hamaron

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hamaron commented Apr 3, 2019

(令和元年は5月から👀 )

@usuyama

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usuyama commented Apr 3, 2019

@はまのん まだというかもう平成31年か!

Tennis Channel を含めて頂いて有難うございます!Cable なしで観れるので助かります。

@keihayashi

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Owner Author

keihayashi commented Apr 4, 2019

>はまろん
どうしても令和元年って書きたくてフライングしてしまった!>ω<笑
来月頭に1文字だけ訂正するわ…!笑

>usuyamaさん
初めまして!YouTube TVのご利用ありがとうございます♪最近は日本人の方々にも知られるようになってきて嬉しいです。

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