今回の更新では、請求処理が強化されたため、複数のorganizationに所属しているユーザーに対して一度だけの支払いで済むようになりました。この新しい課金オプションでは、同じAzureサブスクリプションの課金対象となっているすべてのorganizationに対して、各BasicまたはBasic + Test Plansのユーザーに対して一度だけの支払いとなります。
詳細については、以下の機能リストをご覧ください。
General:
Azure Pipelines:
複数のAzure DevOps Organizationがある場合、複数のOrganizationへの課金を有効にできるようになりました。multi-organizationを有効にすると、同じAzureサブスクリプションの課金対象配下すべてのorganizationに対して、BasicまたはBasic + Testプランのユーザーごとに一度だけ支払いを行います。複数organization課金はAzureサブスクリプションに適用されますが、課金対象のすべての組織から設定できます。
複数Organizationの課金を有効にするには、Organization Settings -> Billing -> Configure user billingから設定できます。
複数organizationへの請求が適切かどうかを判断するには、複数組織への請求に関するよくある質問をご覧ください。
所有者とすべてのプロジェクトコレクション管理者がAzure Active Directoryで非アクティブになると、organiztionが孤立する可能性があります。 現在、Azure DevOps管理者は、既存の所有者が非アクティブであるか、退職したときに、孤立したorganizationに対して所有権を主張できます。
孤立した組織の所有権を主張する方法の詳細については、こちらのドキュメントをご覧ください。
今回のアップデートでは、ランタイムパラメータが追加されました。ランタイムパラメータを使用すると、パイプラインへ渡す値をより詳細に制御できるようになります。変数とは異なり、ランタイムパラメータはデータ型を持ち、自動的に環境変数になることはありません。ランタイムパラメータを使用すると、以下のことが可能になります。
- 実行時にスクリプトとタスクで異なる値を与えられます
- パラメータの型、使用可能な値の範囲、規定値を制御できます
- テンプレート式でジョブとステージが動的に選択できるようになります
ランタイムパラメータをより詳細に学ぶ場合、こちらのドキュメントを読んでください。
多くのネットワーク問題やアップグレード失敗の一般的な原因など、エージェントに関連する多くの一般的な問題のための診断機能を追加しました。診断を始めるには、run.sh --diagnostics、またはWindowsの場合はrun.cmd --diagnosticsを使用してください。
注意事項
ここで議論されている機能は今後二~三週にわたって順次展開されます。
これらの新機能を読んだ後、次のリンクからぜひご自身でAzure DevOpsサービスを体験してみてください。
これらの機能についてどう思っているかお聞きしたいと思います。 フィードバックメニューを使用して問題を報告するか、提案を提出してください。
アドバイスや回答を必要とする質問がある場合、Stack Overflowコミュニティで聞いてください。
ありがとうございました。
Aaron Hallberg