Visual Studio Team Services(VSTS)のSprint 124アップデートでは、検索結果がより見やすくなるようなエクスペリエンスについてプレビューを発表し、フィルタリングするのがより簡単で直観的になりました。更新された検索エクスペリエンスの詳細については、以下をご覧ください。
その他の重要な機能のハイライトの一部を紹介します。
- 名前が変更されたファイルへのPull requestコメントのフォロー - リネームされてもコメントのフォローができます。
- Wikiに作業項目を関連付け - 作業項目にWikiへのリンクを追加します。
- CIビルドでAzure Key Vaultの機密データを使用する - Azure Key Vaultの秘密情報を参照してビルドプロセスを安全に保ちます。
- Releaseビューから環境の一括手動展開 - 単一のDeploy操作で、さまざまな環境に展開します。
- デプロイメント・テンプレートのプロセス・パラメータ - プロセス・パラメータを使用してリリースを簡単に構成できます。
注意事項
ここで紹介している新機能は今後三週間にわたって順次展開されます。
Tip
この機能を使うにはCode Search extensionをインストールして、あなたのプロファイルでNew User Experience in Code & Work Item Search preview feature を有効にしてください。
CodeとWorkの新しいSearchエクスペリエンスがプレビューで利用できるようになりました。検索エクスペリエンスに関するフィードバックをいただいた皆様、ありがとうございました。
フィードバックを反映し、更新されたエクスペリエンスはさまざまな改善をもたらします。
- 検索ボックス、コード、作業項目のピボット、フィルターコントロール、2つのペイン結果ウィンドウの合理化されたレイアウトにより、検索が簡単になります。
- プロジェクト内から検索を開始すると、デフォルトで検索結果がそのプロジェクトから検索されます。簡単にアカウントレベルまでナビゲートして検索を拡大できます。
- 新しいフィルタリングコントロールは、以前のエクスペリエンスに関する豊富なフィードバックに基づいて設計されています。
- 検索結果に影響するフィルタを簡単に表示できます。
- フィルターで作業する方が簡単です。私たちは多くのユーザビリティの調整を行っています。選択したフィルタは上に移動します。
- フィルタを簡単に非表示にして、結果のためのスペースを解放することができます。
- VSTS内のどこから来ているのかに基づいて、特定のデフォルトを適用して簡単に物事を見つけることができます。
- コードでファイル名とファイルパスでソートできるようになりました。
- ブランチフィルタを使用してコード内のブランチでフィルタリングできるようになりました。次のSearch for code in multiple brancheを参照してください。
新しいエクスペリエンスを試して、あなたのフィードバックをお知らせください。
コード検索では、マルチブランチのインデックス作成をサポートしています。これにより、デフォルトブランチ以外のブランチで検索することができます。検索用に索引付けされたリポジトリーごとに5つのブランチを追加できるようになりました。プロジェクト管理者は、設定ページのVersion Controlから追加のブランチを設定できます。
複数のリポジトリを検索すると、デフォルトのブランチが自動的に使用されます。
pull requestがアクティブな間、ファイルの名前が変更または移動されることがあります。以前は、名前が変更されたファイルにコメントがあった場合、コードの最新の表示にはコメントが表示されませんでした。 名前の変更に追従するためのコメントトラッキングを改善し、名前の変更または移動したファイルの最新バージョンに関するコメントを表示しました。
1000個を超えるファイルを修正したコミットまたはPull Requestのファイル検索は非効率的でした。興味のあるファイルを検索するには、Load moreのリンクを何度かクリックする必要があります。ツリービューでコンテンツをフィルタリングすると、そのファイルの検索から上位1000個のファイルが表示されます。コミット詳細ページのパフォーマンスは、1000を超えるファイルが変更された場合にも改善されます。
Wikiページを保存するためのより簡単な方法が必要だとしばしば聞いています。今回の更新から、Ctrl + Sキーを押すだけでデフォルトのリビジョン・メッセージでページを保存し、編集を続けることができます。カスタムリビジョンメッセージを追加する場合は、保存ボタンの横にあるシェブロン(訳注:Vのこと)をクリックしてください。
今回から、Wikiページ内で作業項目か参照できます。 '#'キーを押すと、最近アクセスした作業項目のリストが表示されるので、選択してください。リリースノート、トピック、スペック、または作業項目の参照が必要なその他のページを書くときに特に便利です。
Wikiには、HTMLサポートやインラインビデオなどの豊富なフォーマットとレイアウト機能があります。 これらの機能を活用して、Projectの説明ページでWikiのホームページを表示することで、美しいプロジェクトの説明ページを作成できるようになりました。
詳細については、documentation for add and edit wiki pagesを参照してください。
VSTSには、あなたのProject(およびデフォルトチーム)用のカスタムイメージをアップロードすることができました。ただし、この画像は設定ページでのみ表示されていました。このアップデートでは、カスタマイズされたイメージが説明ページに表示されるので、Projectをはっきり区別するとき役立ちます。カスタマイズされていない場合は、プロジェクトの名前に基づいて自動生成されたイメージが表示されます。
ビルドプロセスで使用する秘密情報をAzureの非常に安全なストレージで管理できるようになりました。 Key vaultを指す変数グループを作成し、その変数グループをビルド定義で使用するだけです。
詳細については、Azure Key Vaultおよび、Link secrets from an Azure Key vault as variables documentationを参照してください。
Hosted VS2017プールに追加されたソフトウェアのアップデートには、Visual Studio 2017バージョン15.3.5、Azure Service Fabric SDK 2.7、およびDockerバージョン17.10.0が含まれます。 詳細については、VSTS Hosted VS2017 image pageを参照してください。
Deployアクションをリリースの複数の環境に同時に手動でトリガーできるようになりました。これにより、構成やデプロイメントが失敗したリリース内の複数の環境を選択し、すべての環境に一度の操作で再デプロイすることができます。
ビルドテンプレートに存在するプロセスパラメータが、すべてのリリーステンプレートでも使用できるようになりました。テンプレート内のすべてのタスクのうち、最も重要なフィールドがプロセスビューに昇格しました。これらの最小限のプロセスパラメータの値を提供することで、すぐに構成、展開ができます。
詳細についてはdocumentation for the new build editor を参照してください。
成果物がリンクされた後でも、GitおよびGitHubのアーティファクトタイプのデフォルトプロパティを編集できるようになりました。 これは、成果物の安定版ブランチが変更されたシナリオで特に有用であり、将来の継続的デリバリーのリリースでは、ブランチを使用して新しいバージョンのアーティファクトを取得する必要があります。
これらの機能についてどう思っているかお聞きしたいと思います。フィードバックメニューを使用して、優先順位を付けたいと思っていることに関するアイデアがある場合は、問題を報告するか、提案をしてください。
アドバイスや回答が必要な質問がある場合、Stack Overflowコミュニティで聞いてください。
ありがとうございました。
Biju Venugopal