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Webとデジタル出版の橋渡し

http://www.w3.org/2014/Talks/1023-SF-IH/

未来のビジョンEPUBWEB

  • ポータブル文書がOWPの完全にネイティブな市民になること
  • ウェブとポータブル文書の乖離をゼロにすること

すなわち

  • オフラインでの使用のために作られたコンテンツがブラウザにロードして利用できること

  • オンラインでの使用のために作られたコンテンツがオフラインで使用するポータブル文書として保存できること

  • これらはユーザーの意思にもとづいてスムースに行えるべきである

  • 出版者は両者の出版モードを選択できる

  • ユーザーは両者の利用モードを選択できる

  • 必要な機構がオンラインとオフラインをシームレスに行き来できる

    • 相互参照、ユーザー注記、オンラインデータベースへのアクセス
    • ライセンス/著作権管理
    • etc.

なぜ困難なのか?

  • デスクトップ環境では本をウェブページのように読みたいかもしれない

    • 本の外へのリンクを辿れる
    • 本の中にブックマークを作れる
    • ブラウザの便利なプラグインを利用する -しかし…
    • 本は2000ページに及ぶかもしれない
    • 慣習的なウェブブラウジングはコンテンツの閲覧に適さず、ページで区切られているほうが読みやすいかもしれない
    • ビーチで過ごす時は小型の専用読書端末を使いたいかもしれない
  • これらはいずれもフォーマットの変換ではなく、同じ本を利用する際に起こる

  • オフラインでの利用

    • レビューや注記をしたくなるようなウェブ記事を、帰宅電車の中で見つけるかもしれない
    • ネット接続が復帰した時には注記がオンラインに反映されて欲しい
    • メモ: 幾つかのブラウザでは「アーカイブ」が可能であるが、それらに互換性はない。読書専用端末では読めない
  • 学術出版

    • オンラインで論文を発表したが、ダウンロードしてオフラインで読みたい人がいる
    • 論文のフォーマットは読書環境に適応するべき
      • iPadで利用しづらい段組や固定レイアウトのファイルは困る
    • 論文にはビデオ、オーディオ、データ、プログラムが含まれている
      • 学術出版はもはやテキストだけではない
  • 社内出版

    • 大企業(IBM、インテル、ボーイング、FAO、ルノー)は膨大な文書からなる出版物を持つ特殊な出版者である
    • 紙による配布はもはや唯一解ではない
    • 迅速な更新が必要
    • 同じ文書をオフライン(コクピット)とオンライン(仕事場)で利用できるべきだ。両者に違いがあってはならない。
  • 保存機関

    • デジタルアセット(あらゆる依存関係を含むウェブページ)の保存は大きな問題
    • 簡単に保存機関が完全なバージョンのページを作成できるようにするニーズがある
  • 教育資材

    • 教育出版物とは?
      • 専用端末からオフラインでアクセスできる長大なテキストを持つ本?
      • インタラクティブなテストや、アニメーションによる凡例を持つパッケージ化されたアプリケーション?
      • テストの採点結果や辞書などのウェブサービスにアクセスできるウェブクライアント?
      • デモなど多彩なデータを保持できるインタラクティブなデータコンテナ?
  • 「本」と「ウェブ」との境界

収束による相乗効果

  • 出版者コミュニティにとっての利点
    • 出版者は自身がよく知ることに集中できる。優れたコンテンツの制作、編集、キュレート
    • 出版者は技術企業ではない。技術企業になるつもりもない。様々なウェブコミュニティを代わりとして信頼したいと思っている。
  • ウェブコミュニティにとっての利点
    • 出版者は人間工学、タイポグラフィ、ページング、複雑なレイアウトなどに長い経験を有する
    • 正しい美的感覚、可読性、構造を持った長大なテキストの出版についてウェブコミュニティは助言を得られる
    • コンテンツ制作における出版者の完全に専門的なワークフローはウェブデザインにとって重要なものになりうる

いかにしてそこに到達するか

  • 両者のコミュニティの強い協業が行われるべき
  • 技術的な課題を明らかにしなければならない
  • 新しい世代のEPUB(EPUBWEB)を定義する必要がある

以下技術的な課題

アーカイブフォーマット

  • EPUBはZIPベース
  • ブラウザ向けの標準パッケージフォーマットがない(アプリケーションやデータセットのニーズはあるが)
  • ZIPはWebへの正しいアプローチではないかもしれない(multipart Mimeが対抗になりうる)
  • W3Cのパッケージ標準の取り組みがありEPUBWEBに影響を与えうる

全般的な文書構造

  • 完全で、オフラインコンテンツは付加的な情報を必要としうる
    • 必要なコンテンツのリスト、読み順
    • EPUBは補助的なファイルを持つ
  • だがこれらのデータは若干のCSSファイル程度のシンプルなウェブページでは必要ない
    • ある種のデフォルト構造は定義されるべき
  • ユーザーインタラクションのパラダイムもより複雑なサイトを制作できるように進化するべき

識別

  • 本のための簡便な一意識別子が必要

  • URIは何?

    • シェークスピアのハムレットの
    • XYZ出版によるそのデジタル版の
    • 私が注記したそのコピーの
  • 本をウェブの一級市民にするために必要

  • 出版と図書館コミュニティの巨大なデータベースで、すでに課題となっている

  • 一意識別子だけでは充分ではない

  • フラグメント識別子のフレームワークが本の内部へのリンクには必要

  • さまざまなメディアへのフラグメントが定義されているが普遍的でウェブで動作するものが欠けている

    • オフライン/オンラインやメディアタイプに左右されないものでなければならない

スタイルとページネーションの改良

  • 通常、本はウェブページよりも高度な組版を必要とする
    • ドロップキャップ、行揃え、均等配置、ハイフネーションなどの細やかな制御
    • http://www.w3.org/TR/dpub-latinreq/
    • しかし主要な課題はコンテンツのページビュー。電子コンテンツの「ページ」とは何か?
      • 新しいCSSの概念? DOMの拡張が必要?

表示制御

  • ユーザーはどのレベルまで表示をコントロールできる?
  • ウェブとebookの慣習は大きく異る
    • ブラウザではウェブデザイナーが完全なコントロールを持つ
      • CSS代替スタイルシートはほとんど使われない
      • 幾つかのユーザーIFはコントロールできるがブラウザに関するもの
    • ebookリーダーではユーザーのコントロールは大きい
      • 前景/背景色
      • フォント選択
  • 両者を調整する必要がある

結論

  • OWPとポータブル文書の収束は潜在価値が高い
  • 両者のコミュニティの取り組みと協業が必要となる
  • その未来はエキサイティングだ

次に何をする?

  • このビジョンへのコメントを募集中
    • このカンファレンスで
    • 次週のDPIGのF2F MTGで
    • IDPFとW3Cの内部ディスカッションで
  • 11月にパブリックホワイトペーパーをリリースする計画
  • 様々なコミュニティで幅広い議論が行われるはず

もし関心があれば

  • 詳細をIDPFとW3Cグループと共同作業を
  • 個別の問題についてはEPUBWEBを定義する新しいグループを立ち上げる
    • 定めるべき多くの詳細について
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