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この資料は3846masa先輩とFMS_Cat先輩が去年のパソコン教室で使った資料を今年教えるに当たって他の資料と共にまとめたものです。
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昨年の資料は一年経ってもそのまま使えたのでそのまま使います。先輩方、本当にありがとうございます。
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この資料には、僕の拙い知識やどうしても先輩方の資料でできなかったときのための救済策としてのリンクを加えて少し幅を広げていますが、基本的に先輩方の資料で足りると思います。
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また、この資料の一番最初の部分はWindows向けのものとなります。Macユーザーの皆さんは こちら
- 3846masa先輩の資料の Tips | ターミナルソフト を読んでください。
- Bash って何?
- シェルの一つ。
- なんで Bash?
- Linuxコマンドには資料が多い。特にUbuntuに関しての資料はとても多く、Linux機を使う時にも応用可能。(僕の独自解釈)
- Zsh や fish じゃないのは、別途インストールが必要になるため。
- Zsh や fish に興味を持ったらあとから自分でググって試してみよう!
3846masa先輩の資料を元に進めます。
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まずはここを読んで Cmder をインストールしてください。
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そこまで終わったら次のページに進んで、インストールの部分にあるリンクから Windows Subsystem for Linux をインストールします。 指定されている
手順3――bashコマンドを起動して環境をセットアップする
まで進めたら、3846masa先輩の資料に戻って、最後まで進めてください。- 環境構築 | Bash on Ubuntu on Windows
- 記事が少し古いので、リンク通りにやってもできない部分があります。
- パスワードを入力するとき、自分が入力したパスワードは表示されないので注意
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ここまで終わったら再起動してください。
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初心者向けのエディタとして有名な
nano
というパッケージを入れます。- Cmder 上で、
sudo apt-get install nano
と書いてエンターを押してください。- ここに関して詳しくは後述の #パッケージマネージャーに関するtips と #コマンドをインストールする練習 を読んでください。
- Cmder 上で、
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そこまで終わらせたら、見事にWindowsのパソコンでLinuxのシステムである Bash を使う準備が整いました!
- 今後、いつでも使えるように、タスクバーに固定しておいたりしましょう!
- 動いてない方々は、とにかくB2以上の誰かを呼んでください。
- 今日の目玉は、環境構築を先輩と一緒にできるところです。
- 「合っているのかわからない」とか「そもそも何をすればいいのかわからない」とか、詰まったらすぐに呼んでください。
- リアクションがなかったら順調に進んでいるとしか解釈できません。
- B2以上の皆さんは、呼ばれたら分からないところを一緒にググって解決に導いてください。動かないことにはどうしようもないです。他の人と違ってもいいので、動く環境を作りましょう。
- bash on Ubuntu on Windowsを試してみる
- Bash on Ubuntu on Windowsをインストールしてみよう!
- 【シェル芸人への道】Bash on Windowsを探検する
- パッケージとはあるアプリケーションに関係するファイルをひとまとまりにしたもので、アプリケーションソフトウェアはパッケージ単位で扱われます。
- そのパッケージを操作したり管理したりするのが、パッケージマネージャーです。
- 今回Windowsの皆さんに入れてもらったUbuntuでは主に
apt-get
が採用されています。 - Macの方々は、Homebrewをインストールしてください。
- PATH とは、ディレクトリやファイルの場所を示す文字列のこと。
- 絶対パスと相対パスがあります。
- Bashで使うのは主に現在の作業ディレクトリからの相対パス。
- 作業ディレクトリ:
/home/mayoneko
相対パス:Desktop
の場合- 表される絶対パスは
/home/mayoneko/Desktop
- ディレクトリとフォルダという言葉は基本的に指すものは同じ
- 表される絶対パスは
- 相対パスの表記方法
.
現在の作業ディレクトリ..
一つ上のディレクトリ~
ホームディレクトリ- ホームディレクトリはシェルを立ち上げて一番最初にいるディレクトリ、ユーザ設定とかを保存する
/
ルートディレクトリ- ルートディレクトリは一番上の(親を持たない)ディレクトリ
開発入門1 を元に、基本的なコマンドを試してみます。
- FMSで鹿喰研の一年ゼミに既に行った人は少しだけ有利かもしれない
- まずは
pwd
- 作業ディレクトリ(今Bashで開かれている場所)が表示されます。
- とりあえず
ls
- 作業ディレクトリにあるもの表示されます。
- ここまでで、作業ディレクトリがどこで何が入っているかが分かりました。
- それじゃあ
cd
- 作業ディレクトリから移動ができます。
- 例えば、今
/mnt/c/Users/{あなたの名前}
にいて、その中にあるDesktop
に移動したければ、cd Desktop
(作業ディレクトリにあるDesktop
に移動)- 途中まで入力した時点で
Tab
キーを押すと、その言葉に続くファイルやディレクトリが一つなら、補完してくれます。 - 二つ以上なら、二回押すとその言葉に続くファイルやディレクトリのリストが出てきます。
- 途中まで入力した時点で
- ここまでの時点で
Document
ディレクトリまで移動しよう。
mkdir
でディレクトリを作るmkdir pasokon
として、pasokon
ディレクトリを作ってください。ls
で、できているかどうか確認!Document
ディレクトリのある場所でmkdir Document/pasokon
と打つと、Document
ディレクトリの中にpasokon
ディレクトリが作成されるよ。
touch
でファイルを作るcd pasokon
してからtouch hello.txt
すると、pasokon
内にhello.txt
ができている。ls
で、できているかどうか確認!Document
ディレクトリから移動しないでtouch pasokon/hello.txt
しても同じことができる。
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ここまでの時点で、
Document
ディレクトリ内に、pasokon
ディレクトリを作って、その中にhello.txt
を作ろう。- そうしたら、一旦エクスプローラーで
Document
ディレクトリを開こう。 - 中に
hello.txt
があったら、それをメモ帳か何かで開いて、中に何か書いて保存! - 保存したら×して閉じておいてね。
- そうしたら、一旦エクスプローラーで
cat
は中身がすべて表示されるcat hello.txt
すると、中身が見られます。- さっき保存した文章が表示されるはず!
nano
(CUIのテキストエディタ) を使ってみようnano hello.txt
すると、エディタが開いて編集できます。- カーソルのある位置にテキストを入力できる
- 画面下に操作説明があるからカンタン!
Ctrl+O
でセーブ、ファイル名を決めてEnter
で保存Ctrl+X
で終了、変更がある場合は保存するか聞かれる
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nano で編集したら、一旦 nano を閉じてからもう一度メモ帳か何かで開いてみよう。
- 書かれてるのが分かるはずです。
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Windows向け
- 実は、
notepad.exe hello.txt
とすると、メモ帳でhello.txt
が開かれます。 - Windowsのソフトウェアもディレクトリを指定して起動するか、PATHを通せば起動できます。
- こうなったのは Creators Update 以降のこと←リンク先の二つ目のコメント参照)。
- 例えば、
/mnt/c/Users/{名前}/Downloads/processing-3.3.6-windows64/processing-3.3.6
にいるなら、./processing.exe
で起動できます。 PATHを通す
についてはパスを通す - Windowsで環境変数の設定をするを読んでください。
- 実は、
rm
rm
はremove、ファイルやディレクトリを削除します。- ゴミ箱には入らず、
確認なしに削除されるので注意! - 僕の環境では確認があった。-fのオプションを付けると確認がなくなる。
- ゴミ箱には入らず、
rm note.txt
note.txt
というファイルを削除
rm -r Downloads
Downloads
というディレクトリを削除
cp
cp
はcopy、ファイルやディレクトリをコピーします。cp note.txt note2.txt
note.txt
というファイルをnote2.txt
という名前でコピー
cp -r Downloads backup
Downloads
というディレクトリをbackup
という名前でコピー
mv
mv
はmove、ファイルやディレクトリを移動します。mv note.txt Downloads/note.txt
note.txt
というファイルをDownloads
というディレクトリに移動
mv backup ../Downloads/backup
backup
というディレクトリを一つ上のDownloads
というディレクトリに移動mv
でディレクトリを移動したいときは-r
は必要ありません。- 名前の変更にも使えます。
mv note.txt message.txt
note.txt
というファイルを同じディレクトリにmessage.txt
という名前で移動( = 名前の変更)
- Bash on Ubuntu on Windows の皆さんは
sudo apt-get install {インストールしたいパッケージ}
でインストール。
これからインストールしたいもの
- git
- 終わったら
git --version
で表示されれば成功
- 終わったら
- sl
- 自分でやってみよう!
- インストールがおわってから
sl
と入力してみると…………????
Ctrl+c
で実行中のコマンドを強制終了することができます。困ったときにはとりあえずCtrl+c
を押しましょう。
- そのほかにもいろいろなコマンドがあります。
- いろいろなコマンドを知っていれば、できることは増えていきます。
- FMS_Cat先輩の資料にまとめられているので、 開発入門1 を見てください。
- 全部覚える必要はありません。
コマンドがあることを知っている
+ググり方を知っている
=コマンドが使える
- 「このコマンド(例えば
ls
)、何ができるの?」→「ls --help
」- 「ls コマンド」で検索してもいろいろ出てきます。
- コマンドにオプションを付けるといろいろな動作をしてくれます。
- 新しいコマンドを自分で作ることも可能です。
- エイリアスとか
alias
とかで検索してみよう。
- エイリアスとか
- FMS_Cat先輩の資料を見ながらやってください
pasokon
ディレクトリの中にdoc.txt
を作って、Document
ディレクトリの中身のリストをすべてdoc.txt
に書き出す。- 今読んでいる資料のページから
CUI
と書かれている行を行番号と共にpasokon
ディレクトリの中のCUI.txt
に書き出す。