Rust Advent Calendar 2013、空きが多くて申し訳ありませんでした。もう少し書けるかと思っていましたが、できませんでした。今日は数日前から手を入れているgentoo-rustの話をします。
Gentoo LinuxのパッケージシステムPortageでRustをインストール、管理するためのファイルを置いているオーバーレイ(追加のパッケージファイル集)がgentoo-rustです。既にapp-portage/laymanを導入していればlayman -a gentoo-rustでgentoo-rustに入っているebuildを使えるようになる、というのは21日目の記事で既に述べられている通りです。
これまでgentoo-rustを使わずに自前のebuildを使ってきましたが、別々に作業するよりも合流した方が良いと考え、gentoo-rustを導入してpull requestを送るようにしました。すると、ひっきりなしに届く私のpull requestに辟易したのかもしれませんが、メンテナのHeather氏からpull権限をいただいたので小さな変更をいくつか直接コミットしました。
現在、dev-lang/rustはemacsやvim-syntaxUSEフラグで対応するエディタのシンタックスハイライト等のサポートをインストールします。また、zsh-completionUSEフラグでrustcのオプションをzshのコマンドラインで補完するためのスクリプトをインストールします。すでにgentoo-rustをlaymanで導入している方はlayman -s gentoo-rustしてからemergeしてください。
Gentooをお使いのRustユーザへ、ほんの些細なクリスマスプレゼント……になっていればよいのですが……。
来年はもっとRustしている人が日本でも増えたらいいな、と思います。そのために私ができることはまず使うこと、次に情報を発信することだと考えると、ますますアドベントカレンダーの空白の多さを申し訳なく思います。