この記事はIGGG Advent Calendar 2015 19日目の記事です。過度な期待はしないでください。 今からだいたい24時間くらい前、IGGGの部誌の原稿を指定された書式(TeX)ではなく「word」で書き上げて思いました。私自身にTeXを扱えるスキルがあれば、あんな惨劇は起こらなかったのだと。
今回はTeXの書き方を習得したので、TeXの詠唱方法について解説したいと思います。
TeXのソフト自体をダウンロードしていないので「TeXを使ってみよう」( https://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texonweb/ )
を利用しました。ここでTeXで書いた文章をPDFにできます。
\documentclass[Xpt]{jsarticle}
\title{タイトル}
\author{筆者}
\date{}
\pagestyle{empty}
\begin{document}
\maketitle
\documentclass[Xpt]{jsarticle}はXに目的の大きさの文字サイズを入れ、サイズを決めることができる。 タイトルと筆者のところには{}の中に入れたい名前を入れればいい感じ。 \date{}は{}の中に日付けを入れると日付けがでる。またこのように{}の中を空欄にすると日付けが出ない。これ自体を書かない場合には今日の日付けが出てくる。 \pagestyle{empty}では文章の下の方に出てくるページ数を消すことができる。書かない場合にはページ数が1,2……と出てくる。 \maketitleを書くと、これより上の物を論文の上にあるタイトルにできる。
\section{はじめに}
\section{方法}
\subsection{手法1}
\subsection{手法2}
\section{結果}
\section{考察}
\section*{まとめ}
\section{}の{}の中に入れた文字は章の始めの「1.はじめに」や「2.方法」......と表示できる。また、文頭の数字は自動的についてくれるので文章や段落を入れ替えた時の数字の修正をしなくて済む。 \subsection{}のように「sub」を加えることで「2.1手法1」や「2.2手法2」と小さな章に分けることができる。ちなみに「subsub」とsubを増やした場合には「2.1.1」とさらに細かく章を分けることができる。 \section*{}の様に「*」を付けると章の数字が消えて表示される。
###文字の大きさの変更
\tiny{ホノカチャン}
\scriptsize{ホノカチャン}
\footnotesize{ホノカチャン}
\small{ホノカチャン}
\normalsize{ホノカチャン}
\large{ホノカチャン}
\LARGE{ホノカチャン}
\huge{ホノカチャン}
\Huge{ホノカチャン}
本文中で文字サイズを変えたい場合には\Huge{}の様に大きさを変えたい文字を{}の中に入れ強調することもできる(・8・)
###太文字にする
\textbf{ラブアローシュート}
\textbf{}の{}の中に入れた文字はwordで言う所の「B」を押した状態になり、太文字にできる。
###文字を真ん中に書く
\begin{center}{ハラショー}\end{center}
この入力により「ハラショー」を中央に書くことがでいる。
###箇条書きをする
\begin{itemize}
\itemまき
\item りん
\item ぱな
\end{itemize}
\itemの後に箇条書きしたい項目を書くと、以下のようになる。
- まき
- りん
- ぱな
###手順の説明
\begin{enumerate}
\item 廃校の危機が訪れます
\item スクールアイドルを始めます
\item 入学者数が増えます。
\end{enumerate}
箇条書き同様\itemの後に書くと、以下のように手順を示すことができる。
-
廃校の危機が訪れます
-
スクールアイドルを始めます
-
入学者数が増えます。
###応用 文字の大きさを変え、太文字にし、さらに中央揃えにしたい時は次の様に行う。
\begin{center}\textbf{\Huge{みんなで叶える物語}}\end{center}
TeXを少し使ってみましたが、なかなか便利な代物でした。他にも図表の挿入なんかもできるらしいですが、経験値が足りずまだできないのでそのうち習得したいです。知っている人にとっては簡単すぎる内容かもしれないですが、24時間くらい前の私の様に
『TeX?なにそれおいしいの?!』
な人が見てTeXで書くスキルがGetできれば幸いです。
「ファイトだよ!」