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中野区の平和の森公園再整備工事(第二工区)に関し東京都下水道局が2019年2月20日付で開示した文書。この文書に含まれる2/1の中野区と下水道局のやりとりが、3/18現在で最新のやりとりであることも判明(本稿初版: 2019年2月26日。第2版: 3月19日。最終更新: 7月1日)

中野区の平和の森公園再整備工事(第二工区)に関し東京都下水道局が2019年2月20日付で開示した文書。この文書に含まれる2/1の中野区と下水道局のやりとりが、3/18現在で最新のやりとりであることも判明

東京都下水道局への情報公開請求

中野水再生センターの下水処理施設の上における、平和の森公園再整備工事(第2工区)に関して、平成30年12月7日以降に中野区が東京都に工事内容を説明する際に提示した資料及びその際に東京都が作成した資料等一式

が、2019年2月20日付で開示されました(開示決定通知書)。これらの公文書は、広域避難場所である平和の森公園(中野区)に大量の可燃物が埋められます!しかも地下部はA案のまま! Part 2の記事に貼ってある公文書(最新が12/6)の続き(12/7以降)になっています。これらの文書が公開されたあと、同じ内容で続きにあたる文書を3月11日付で再度、情報公開請求していましたが、「文書不存在」という決定が3月18日付で出ました。つまり、以下に示す2月1日の中野区と下水道局のやりとり以降、中野区は下水道局とまったくやりとりしていません!

2019年2月20日付で開示された公文書は、以下の2つの PDF ファイルです。

  • 1(照会文・電子起案・回答文、中野区資料その1).pdf

    • 平成31年2月1日 平和の森公園再整備工事(第二工区)覆蓋上施工の確認について(協議)(中野区 豊川 → 下水道局 廣木) 全1ページ
    • 電子起案(作成者 下水道局)全1ページ
    • 平成31年2月1日 平和の森公園再整備工事(第二工区)覆蓋上施工の確認について(回答)(下水道局 廣木 → 中野区 豊川) 全1ページ
    • 確認事項(作成者 中野区)全148ページ
  • 2(中野区資料その2).pdf

    • 確認事項(文書1の続き)(作成者 中野区)全57ページ
  • 上の続きとして私 @orangkucing が3月11日に出した、東京都下水道局宛て同内容の情報公開請求に対し(普通だと2週間かかるのに、今回は非常にすばやく)3月18日付で出た「文書不存在」の開示決定書

    • 「文書不存在」という意味は、上に貼ってある2月1日の中野区→下水道局→中野区の書簡のやりとりの後、中野区は下水道局とまったく協議していないということです!

本節に加筆した3月19日現在、草地広場では樹木大量伐採と掘り返しがめちゃめちゃ急ピッチで行われています。やったな中野区。下水道局に無断で、国が辺野古でやってるみたいな強行かよ

公開された最後の書簡(2月1日)

中野区は、下水道局と2018年9月6日に担当者が対面協議を行って以降、書簡のやりとり2往復、トップライトの見学2回を行ったっきりで何もしていなかったようです(このあたりの経緯は広域避難場所である平和の森公園(中野区)に大量の可燃物が埋められます!しかも地下部はA案のまま! Part 2の時系列まとめをご覧ください)。

本当にひさしぶりの中野区から下水道局への書簡が、今回新たに開示された文書に含まれている、2019年(平成31年)2月1日の協議(中野区 豊川 → 下水道局 廣木)です。この書簡を最後に中野区は下水道局に無断で、草地広場の大量樹木伐採と掘り返しの工事を強行しました:

平和の森公園再整備工事に伴う第二工区における覆蓋上の公園再整備について、下記の内容に基づき担当者間で協議し確認を行ったものですが、この確認事項について、下記の通り提出いたします。
つきましては、下記事項について確認願います。

1 計画高さに基づく盛土荷重の検討について
2 覆蓋上での使用重機の選定について
3 トップライト閉塞方法について
4 第二工区施工計画書
<巻末資料>
①H30.9.4 打合せ 概要資料
②H30.11.26 打合せ概要資料

(※: ここでいう「担当者間で協議」は、中野区職員と業者の協議のことです。なぜなら、下水道局とは H30.9.4 にも H30.11.26 にも打合せをした形跡がないからです)

この中野区から書簡での協議に対し、下水道局は即日回答しています(下水道局 廣木 → 中野区 豊川)。

日頃より下水道事業に協力いただき、ありがとうございます。
平和の森公園再整備工事に伴う第二工区における覆蓋上の公園再整備において 30 中都公第 1023 号にて照会いただいた担当者間の協議内容について、公園再整備が中野水再生センターに影響が無いことを以下のとおり確認しました。

  1. 計画高さに基づく盛土荷重の検討について
    公園利用者荷重も含め設計荷重以下であるため、影響ありません。
  2. 覆蓋上での使用重機の選定について
    使用重機は設計荷重以下であるため、影響ありません。
  3. トップライト閉塞方法について
    既設平面部と同形状で閉塞し、同形状で防水を行うため、荷重計算上及び施設防水上、影響ありません。
  4. 第二工区施工計画書
    施設維持管理上、影響ありません。
    なお、詳細工程の協議及び、適時立会いができるようお願いします。

以上のやりとりと添付された中野区作成資料から読み取れることを、以下、書いていきます。

中野区はようやく正しく荷重計算ができました

1. 計画高さに基づく盛土荷重の検討について

盛土荷重はいままでに問題になっていた形跡がないので、念の為の確認と思われます。発泡スチロールを入れたので、盛土の荷重には問題がないのです。

2. 覆蓋上での使用重機の選定について

使用重機の選定は、9/6に中野区と下水道局が対面協議したときに間違えていました。そして、11/14に中野区が下水道局に施工開始を通知すると同時に送りつけた文書でもまだ間違えていました。それは巨大重機が覆蓋に載れてしまうというような危ない計算ミスだったのですが、11/14時点での誤りは、11/26に中野区と業者が会合を開いた際に重機オペレーターの体重を考慮に入れなければならないことに気づき、正されました。

トップライトは完全に切り落とされます

3. トップライト閉塞方法について

トップライト(天窓)の閉塞方法は、300m陸上トラックや100m直線コースの走路を水平にする必要から、設計段階からずっと議論されていた問題でした。上に突き出したトップライトを切らずに閉塞しトラックやコースを作ると、その高さのぶん盛土が余計に必要になるからです。今回、下水道局が影響ないとして許容した閉塞方法は、トップライトのガラス窓の上に従来のように鉄板を載せたり、コンクリートのスラブを載せるのではありません。トップライトを根元から切り落とし「既設平面部と同形状で閉塞し、同形状で防水を行う」です。

この新たな閉塞方法に関しては、中野区は2019年2月6日の中野区議会建設委員会で「下水道処理施設のトップライト(天窓)を今回の敷地の造成に伴って強化をします。この費用が700万円ほどします」と報告しています。(参考: 広域避難場所である平和の森公園(中野区)に大量の可燃物が埋められます!しかも地下部はA案のまま! Part 2の2019年2月6日の項)。

予算の増額を伴う変更ですから、新たなトップライト閉塞方法の工事を行うには議決が必要です。

さて、草地広場に発泡スチロール(EPSブロック)埋設が必要である理由が盛土の軽量化であり、他に理由はないという論証を別の記事(捏造の設計図 : 中野区平和の森公園再整備工事(第二工区)に係る排水設備図面の研究)で行いました。もちろん、盛土の軽量化は、300m陸上トラックと100m直線コースの走路の水平化のためです。

その意味で、上に突き出たトップライトを完全に切り落として「既設平面部と同形状で閉塞し、同形状で防水を行う」ことを下水道局が認めたのは大事件です!

現時点での計画では切土と盛土(発泡スチロール埋設)の境界の位置と、覆蓋部を東西に横切る60cmの段差の位置と、300m陸上トラックの周回走路の長軸の位置の3つがぴったり一致するように設計されています。これは、土をなるべく買わずに済ませ、また、高価な発泡スチロールもなるべく少なくするという意味で当然でした。

しかし、上に突き出たトップライトを根元から完全に切っていいんだったら、これらの位置を一致させる必要が全くありません。覆蓋部を東西に横切る60cmの段差の北側だけで300m陸上トラックを作るのに充分な広さがあります(下図。赤が陸上トラック。草地広場の点線が覆蓋部の60cmの段差)。トップライトが無くなるのですから、発泡スチロール埋設も必要なし。既存の土をちょっとどけるだけで平らになります。

myplan

壮大に無駄な工事が計画されていますね。

中野区は詳細な工程の協議をいまだにしていない

4. 第二工区施工計画書

今回公開された文書2(中野区資料その2).pdfの2〜3枚目に工程表があります(下の画像2枚)。

2 dragged

2 dragged 2

1枚目の工程表は2018年11月13日に作成されています。この時点ですでに中野区は、トップライト閉塞方法を「既設平面部と同形状で閉塞し、同形状で防水を行う」に決めていました(2月1日の書簡ではそれでいいかと下水道局に確認しただけです)。工程表の作成者は、トップライト閉塞方法の変更が予算増額の設計変更であり議決が必要という正しい認識を持っていたらしく、2018年第4回定例会でつつがなく議決されることを仮定して12月中旬以降にエリアCのトップライト閉塞に着手する予定を入れたのが読み取れます。そして議決待ちと工数増加のおかげで竣工が10月に延びることが作成者には分かっていたわけですが、公園担当はこの工程表を見てなかったのでしょうか。というのも、区が工期延長を公にしたのはこれよりもずうっと後の2/6のことだからです。

2枚目の工程表は2019年1月20日に作られていますが、本稿執筆時点でこの工程表より、もうすでに一月近く遅れています。こちらの工程表は議会との関係を考慮していないみたいです。

さて、下水道局は工程表に関連した項目 "4. 第二工区施工計画書" には影響ありませんと回答するだけでなく、「なお、詳細工程の協議及び、適時立会いができるようお願いします」と付記していることに注意しましょう。詳細工程の協議といえば、9/6に下水道局が作成した「打合せメモ」に書かれていた、中野区と一緒に作ろうねと約束した計画協議書、施工協議書も、今回の情報公開で出てこなかったということは、まだ作ってないんじゃないですか。

中野区、もうちょっと下水道局と密に連絡取らなくていいんですか。もしかして、国が辺野古でやってるみたいに強行するつもりなんですか。

(3月19日追記: 中野区は工事を強行しました。下水道局と協議せず、草地広場の工事や伐採が本日現在、ものすごい急ピッチで強行されています!)


さて、ところで壁泉の防水はどうなったんでしょうか。開示文書のどこにも書いてないんですけど。

(2019年2月26日 by @orangkucing)

(2019年3月19日追記 by @orangkucing)


他の資料へのリンク

発泡スチロール関連

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