Created
July 30, 2011 06:35
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で、これらのより詳しい所については、「ウェブオペレーション」っていう、弊社の濱 | |
崎というのが、「日本の料理のインフラ」という事で、インフラ寄りの細かい事を書い | |
てるので、外のジュンク堂で売ってるので、ぜひ皆さん、興味があったらご購入くださ | |
い。 | |
それでは、続きましてCOOKPADの開発についての話です。 | |
で、COOKPADはエンジニアがこれだけいて。 | |
今は30人以上のエンジニアがRailsアプリの開発などに日々とりくんでいます。 | |
ちなみに、この内8人が外国のエンジニアで、だいたい3割ぐらいが今は外国のエンジ | |
ニアみたいになっていますね。 | |
そうすると、Railsのアプリっていうのを、1人2人とかじゃなくて、ホントに30人と | |
かで、多人数で開発することになってる…なっちゃうんですよ。 | |
で、やっぱり多人数で開発すると、それぞれ、速度の面で、1個の…ってか、複数のア | |
プリをいじるっていうのが、すごいデメリットになってしまうんで、みんながみんな開 | |
発して、その開発スピードをいかに落とさないで、どんどんどんどん開発サイクルを回 | |
していくかっていうのが鍵になります。 | |
で、Webの開発には、僕はすごいWebの開発のサイクルがあるなぁと思っていて。 | |
で、どんなものなのかっていうと、開発…一番上の「開発・Dev」って書いてあるのは、 | |
開発や実装を行って、なんか機能をつけるっていうフェーズと…。 | |
続いて「デプロイ」っていって…ステージングサーバーとかプロダクションにリリース | |
をして、実際にユーザにあてるって所と…。 | |
実際にデプロイした機能を「フィードバック」、ユーザさんがどれだけ使ってくれたか、 | |
どれだけ有効に活用されてるのか…っていうフィードバックを受けて、また開発のフェー | |
ズに行って、開発の所でまた開発をして…っていう、こういうグルグルグルグル輪っか | |
があると思っていて、この輪っかをどれだけ早く回せるかっていうのが、Webの開発に | |
おいて…ユーザさんから受ける開発において、すごい重要になってくるかなぁ、と思っ | |
てます。 | |
で、まずは「開発」の話なんですけど、まあ皆さんご存知の通り、複数人同時開発だと、 | |
もうテストを書かないと、やってられないような感じになります。 | |
で、テストを書いて、もちろんCOOKPADもテストを書いてテストを回しているんですけど、 | |
テストの中では…実行ではRSpecの、いまRailsの2.3系なので、RSpecの1.x系を使ってい | |
ます。 | |
で、普通にUnitテストや、Functionalテストや、Integrationテストを書いています。 | |
で、これらのUnit Funcional Integrationなんですけど、ちょっとCOOKPADも、一昔前は、 | |
フォントの大きさで表現してるんですけど、だいたい、こんな感じの比率で、Unitが3 | |
割、Functionalが6割、残りちょっとがIntegration、みたいな感じの比率で書いていま | |
した。 | |
ただ最近は、ここらへんの割合がけっこう変わってきたかなぁと思っていて、Unitテス | |
トとIntegrationテストをだいぶ書くようになってきました。 | |
もうここの部分って、入口と出口の部分なので、最近はここを重点的に書いています。 | |
で、特に、Web開発でIntegrationテストっていうのは、より最近重要になってきていて、 | |
なぜならば、僕らの開発にかかせないファクターとして、一個、JavaScriptを使った実 | |
装という所がかえってきます。 | |
で、僕らはやっぱりユーザさんに機能を作って、JSを使った込みの機能っていうのも、 | |
書いたりするんですけど、その部分でJavaScriptのテストも込みで書けないと、けっこ | |
うツラくなってくるので、JavaScriptのテスト込みで書けるIntegrationテストを採用し | |
ています。 | |
で、最近ですと、capybara-webkitっていうソリューションが出てきていて、capybaraっ | |
ていうIntegrationの、Integrationテストを行うためのツール…ライブラリがあるんで | |
すけど、それらは、まあ、Seleniumドライバーとか、いろいろなJavaScriptの実行エン | |
ジンをサポートしているんですけど、そこに最近は、webkitが入ってきて、webkitの裏っ | |
かわを利用して、テストを行うようなことが可能になりました。 | |
で、これは非常に最近のWeb開発と相性がよくって。 | |
スマートフォンのWeb、要するに、iPhoneとかAndroidのブラウザーとかって、けっこう | |
やっぱりJavaScriptを対応するようになってきてるんですよ。 | |
で、これらって、ブラウザの実行エンジンはwebkitなんで、capybara-webkitでJS込みの | |
Integrationテストを書けるって事が非常に開発サイクルで回していく上で、一番出口の | |
部分の重要な部分をギュって押さえられるのかなぁと思っていて、その部分をけっこう | |
最近は割と重点的に書くようになってきました。 | |
で、また、テストなんですけど、30人以上エンジニアがやっぱりいると、どんどんど | |
んどん自分の機能を担当している所で、Specが増えてくるんですよ。 | |
で、これがCIの、テストの実行処理速度なんですけど、どんどん右肩上がりになっていっ | |
ちゃって、で、こうなるとけっこうエンジニアが「わー!!おせぇー!!!」…みたい | |
な感じになって、なんかもう、開発がうまくできない感じになってしまいます。 | |
で、一時期遅いときとか、エンジニアがローカルのマシンで動かすと、20分以上テス | |
トがかかって、それだとやっぱり、pushする前に20分かかるってなると、なんか軽い | |
ティーブレイクみたいになっちゃって、だいぶ開発が遅くなってしまっていました。 | |
で、COOKPADでそのうちとったソリューションの解決方法なんですけど、テストをリモー | |
ト上で実行するという解決方法で解決を行っていて。 | |
remote specって社内で使っているライブラリがありまして、で、これは、テスト用の | |
サーバを用意して、テスト用のサーバに、一気に自分のローカルのソースコードをrsync | |
で同期して、テストの…test sshd allを走らせて、結果をマージして、テストを実行す | |
るみたいな感じのコマンドになっていて、普通にrake cookpad:spec:remoteとかってや | |
ると、全部のテストをリモートのサーバーで走らせることができます。 | |
で、現状は4個のサーバ…8コアの4個のサーバを利用して、32並列実行でテストを | |
行うことによってテストスピードがだいぶあがって、だいたい最終的に19.2倍ぐら | |
いの早さになって、50秒ぐらいでテストが全部終わるようになりました。 | |
で、これらのすごい細かい事については、「大江戸Ruby会議」の01で、「高速なテス | |
トサイクルを回すには」ってことで話したので、ぜひ、テストの高速化に興味がある人 | |
は、この辺を読んでみてください。 |
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99行目、「test sshd all」という所が怪しげなので、どなたかご指摘願います。