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@matsuoka
Created February 20, 2012 17:57
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The Four-Day Week Challenge translated in Japanese

週休3日というチャレンジ

元ネタ

一度翻訳について問い合わせたが特に返事なくて放置しておいたけど、 copyright 見たら翻訳は特に許諾はいらんかったっぽいので訳していたのを再録。 原題は「週4日働くチャレンジ」だけど、「発想七日!」の「週休3日というチャンレジ」 の方が日本人には心訴える感じがあるので借りることにしました :)


週休3日というチャレンジ

働けば働く程仕事は片付く、ってホント? えーと、「週休3日というチャレンジ」をお勧めしよう。

何が問題か?

大抵の人はやる事が多くてもやる時間は全然足りてない。 メールの受信箱はいつも溢れ返り、to-do リストはいつまで経っても終わらない。 時間をかけるべきことに時間をかけれず、罪の痛みをいつも感じている。 さらに腹立たしいのは働いても働いても、やることはまだあるようなのだ。ぎゃー!

この狂った状態をどうしたらいいの?

とあるチャレンジ

最近、仕事のスケジュールと生活の質について妻と話し合っていた。 二人共とめどなく忙しく、かなりストレスが溜まっていた。 (訳注:続く部分は具体的な仕事のリストと思う) 「Carson Workshops」をやりつつ「DropSend」のようなウェブアプリを構築し、 「BD4D」を立ち上げ、「Bare Naked App」をアップデートし、「Vitamin」をメンテナンス、 全部終わらせる時間は全然なかった。

その時「一週間に四日だけ働いてどうなるかやってみない? もっとゆっくりできるかもよ」 と、ジリアン(妻)が提案した。

私は馬鹿げたアイディアと思った。 この状態でどうやって全部終わらせられるって? 週五日でも手一杯なのにさらにたったの四日にするなんて。

しかし、その時気づいた。 いつだってやることはたくさんある。もっと働いたって何も変わらないだろう。 実際のところ働きすぎることは本当は非生産的だ。 毎日朝の 5:30 から夜の 10:00 まで働いて、それでも全部終わらせることはできなかった。 もしもまだそんな風に働いていたら、続けることすらできなかっただろう。 働きすぎることは明らかにこの解決策ではなかった。

問題は時間ではなく、メンタルな事柄だった。 一週間かけて終わらせることならまるまる五日(か、七日!)かけていただろうと思う。 四日しかなければもっと効率よく仕事を進めるよう自分を駆り立てていたと思う。

そこでこのチャレンジだ「より少なく働く」。

どうやって始めたか

さて、少なく働くというのは素晴らしく聞こえるが、実際どうするのか? それは 次の二つのことに依る。

  1. 自営業であるかそうでないか
  2. 製品、それともサービスを販売しているか

自分自身のために働いてるなら

もし自営業ならばスケジュールについては完全なコントロールを持っている。 何日働いて毎日どれだけ働くか決めることができる。 ジルと私は月曜から木曜、朝 9:00 から夕方 6:00 まで働いている。 ワークウィーク(訳注:仕事上の一週間)を制限できるのならばどんな形でも構わない。

誰かのために働いているのならば

もしあなたが 9 時から 5 時まで働く普通の仕事ならばこう言うだろう 「えーと、ライアン、それは君には素晴らしいと思うよ。 一週間をコントロールできるのだから。 でも、週に四日なんて私が提案したら上司にクビにされちゃうよ」 その通りだと思う。

しかし、このチャレンジはいろいろなやり方でできる。 早くから仕事を始めて遅く終わらせる代わりに、 八時間きっちりでその日の全ての仕事を終わらせるように自分に言い聞かせてみるといい。 一日の終わりに気持ちに区切りをつけ、5 時きっかりにコンピューターをシャットダウンし、 帰り支度をすることを考えるんだ。

たくさんのやるべき事があってもそれを片付けるための時間は非常に限られてる、 と自分に言い聞かせてみると、集中して早く仕事をするよう促されることに気づくと思う。

製品対サービス

週四日働くということはサービスを基盤とした会社を運営している場合は非常に難しい。 例えば、デザイン会社で週四日働くことを続けるには本当に頑張らないといけないんだろう。 なぜなら単純に、顧客は君が週五日オフィスにいると思っているからね。

もし当てはまるなら、自分にこう問いかけてみよう 「仕事が生活を楽にしてくれるのか、それとも生活が仕事を楽にしているのか?」 私は前者であるべきだと信じている。 まあ、君がすぐに駆けつけてくれると思っている顧客をちょっとは失うだろうけど、 大きくみるとそれは何か問題だろうか?

有効な解決策は徐々に週四日に移行することだ。 まずは一ヶ月に一回週四日働いてみる。 そうしたら徐々に一ヶ月に二回へと延ばす。 最終的には一月まるまるを好きにできて、 (望むらくは)顧客もこのアイディアになじんでくれるだろう。

そしてどうなった?

論より証拠、だよね? 私が Carson Systems は週に四日働くことにしますと言うのは簡単だが、 本当に毎週そうできたのか?

思ったよりも難しかった

分かったことは、金曜日に働く誘惑が非常に強いことだった。 やってることが好きで、さらにそのトップにいる場合、やっとかなきゃいけないことがものすごくたくさんある。 そういう事を済ますことができる余分な日がないことが最初ちょっとしたストレスになった。

最初の数週間は金曜日にも仕事をちょっとやってて、同じく日曜日ににも少し。 んー…まったくもうちょっと真面目に週四日をやらなきゃいけなかったね。

これはうれしい報告だが、三週目とそれ以降は、私達は週休3日に成功した。 コツは、一週間どれだけ働くかという私達の内面の感覚を変化させることだった。

木曜は新たな金曜日に

木曜日を金曜日のように思えるまでにはしばらくかかった。 その週でまだ終わってないことを全て終わらせなければならなくなったので、 木曜日がとても忙しくなるのは分かっていた事だった。

to-do リストを見てまだ終わってないことがたくさんあると思った。 うへぇ。結局、木曜日はちょっとひどいことに。 でも、今までは金曜日もとにかく忙しかったのだから、一日早くてもいいでしょう?

時には全部終わらないこともある

三ヶ月間、週休3日で働いてみて、 私達は必ずしも同じ量の仕事をこなせるわけでないことがよく分かった。 現実を直視しよう、昼はほんの何時間しかないし、少ない日数働けば必然的に同じ量は片付けられない。

しかし、大きくみれば本当に問題だろうか? 死の間際に床に横たわって「くそ、もっと仕事をやり終えたかった」と言うのだろうか? それは疑わしい。

で、その結果どうなった?

いったん週休3日が板についたら、その恩恵たるやまったく驚くべきものだった。 まるで誰かが一週間にもう一つ土曜日を追加してくれたみたいだ! 金曜日は朝寝して、9時か10時にコーヒーを沸かして家のまわりでくつろぐか、 街のコーヒーショップに向かう。本当に驚くべきことだ。

私達はより平和な日々を手に入れた。より考える時間を手に入れた。 より人生を楽しむ時間を手に入れた。信じられないことだよ。

役に立つコツ

もしこのチャレンジをやってみたいなら、仕事中はとても効率的であることが必要になるはずだ。 助けになるコツは以下の通り。

  • インスタントメッセンジャーを止める: 絶え間なく気が散る元だ
  • メールのチェックを一日に二回に: 「送受信」ボタンは確実に時間の無駄だ
  • 物事に掛かりきりになれ: まず一番重要なことを気にかけよう。 優先順位が低いことに時間を費やさない。 (はっきり言うと、優先順位の低いものは to-do リストから削除してしまおう。どの道やったりしないのだから!)
  • 一人の時間をもらう: 何かを終わらせるために割り込まれない時間が必要なら、 同僚にしばらくの間手が離せないと丁寧に伝えておこう。
  • ブログを読む時間を制限する: ブログを読む時間にタイムリミット決めよう。 その時間で全部を読み通せなかったら、頼れる「全て既読にする」ボタンを押して、行動に移ろう。
  • リストを作る: 毎日 to-do リストを書こう(Outlook に涙をこらえてるならば紙に書こう)。 時間が決まっているものは一番上に持ってきて現実的に。 時間を気にする必要があるもの三つと、すぐ済むものを五つ選ぼう。 夕方に帰るまでにそれら全てを確実に終わらせるようにする。
  • ミーティングを限定する。もしできるなら呼ばれたり巻き込まれたりするミーティングの量を制限する。 ミーティングはだらだら長引くし、一日に食い込む。代わりに週一つか二つのミーティングに狙いを定め、 重要事項を網羅し、横道に逸れたりしないことが保証できるように慎重に計画する。

何がすごいのか

それで、少なく働くことがどう大事なの? 何がすごいの?

それは、少なく働くことが人生を経験し考える時間を与えてくれるから。 好きな人々と過ごしたり、趣味に興じたり、信じていることへの投資に、 ただ考えるだけでなく余分に時間を使うことができる。 最高のアイディアの一部は週末のドライブ、庭いじり、読書や絵画から訪れるものだ。

でも、仕事が楽しめるものだったら? 一生懸命働くことに何か問題がある? うーん、私はまさにそういう種類だ。私は Carson System の経営がホントに大好きだ。 楽しいし、挑戦的で、やりがいがあって、有益で。 やってることが大好きなので少なく働く方が難しいことがしばしばある。

でも、問題がある。歳をとってこれ以上ウェブアプリやイベントの企画に時間を使うことを望まなくなったら。 大好きな人々と過ごす時間や人々の手助けをすることが自分にとっては本当に大事なことになるだろう。 少なく働くことはその時間を与えてくれるし、脳細胞も若返らせてくれるので、 新たな見晴らしで仕事に戻ってくることもできる。多様性が秘訣だ。

制度へのチャレンジ

この記事は本当は社会一般が言うことにあなたがチャレンジすることを促すものだ。 どこかの石版に「汝、一週間には40時間だけ働くべし」と書かれていたら?

私達に課せられてるたくさんの制約と制限は完全に不必要な、 むしろ悪いもので、私達を幸せから遠ざけている。 私が望むのは「週休3日というチャレンジ」があなたが人生をより楽しみ、 本当に大事なものを追求する手助けになることだ。

その他の有益な情報

効率の最大化や時間管理についてすごいアイディアが欲しいならば、 以下をチェックすることを強くお勧めする。

それでは、がんばって!

著者について

[Ryan Carson] コロラド生まれ、六年間は英国で暮らしていた。 Carson System を立ち上げる前、2004 年初頭はウェブ開発者として働いていた。 ウェブ業界をまとめあげ、一歩先行くウェブアプリケーションの開発に情熱を燃やしている。

Translated with the permission of A List Apart Magazine and the author[s].


訳した人について

[MATSUOKA Hiroshi] 福岡生まれ、ぷらぷらと暮らしてるエンジニア。 AWK と Lisp と COBOL とプロジェクトマネージメントが好き。 「開発者もステークホルダとするのがマネージメント」と言う立場で、 現実とのバランスに日夜費やしている感じ。

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