tomykaira/gitlt.md

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    git の一歩その先に

git を自分色に染めあげる
by. @tomy_kaira (License: CC-BY-SA)
git 使いへの道


git いれる
コミットしたりしてみる
他人と一緒に作業する
コマンドをカスタマイズする
規模のあるプロジェクトを管理する
git を拡張する
git のコミッタになる
Hamano さんに勝つ

git 使いへの道


git いれる
コミットしたりしてみる
他人と一緒に作業する
コマンドをカスタマイズする
規模のあるプロジェクトを管理する
git を拡張する
git のコミッタになる
Hamano さんに勝つ

このへんのおはなし
Agenda


git のなりたち
git config
拡張の方針
git のコマンド拡張
そのほか

git のなりたち

C + shell script で書かれている。
それぞれのサブコマンドに対応する実行可能ファイルがある。

git show → /usr/local/libexec/git-core/git-show (バイナリ)
git pull → /usr/local/libexec/git-core/git-pull (shell script)

git config

Unix like OS なら ~/.gitconfig
名前の記載とかがあるはず。
[user]
  name = tomykaira
  email = tomykaira@gmail.com

どのリポジトリでも使うデフォルト設定を書く。
git config - alias

今回使うのは alias。
[alias]
  co = checkout
  aa = add .

コマンドの別名を決める。

git co → checkout
git aa → add . (カレントディレクトリ下のすべてのファイルを add)

拡張の方針


短くせよ
git のコマンドは全体的に長すぎるので、よくつかうものをどんどん短縮する。


Good default
git のコマンドはひとつが複数の意味に対応している。
便利なデフォルト値をもったコマンドを作る。


打ち間違い対策


拡張の方針 - 短く

git 長い
alias g=git # shell の設定

git のコマンド名だけにしてしまう人もいる。
add → git add
拡張の方針 - 短く

checkout 長い → co
svn のデフォルト短縮を参考に
co = checkout
br = branch
ci = commit
d = diff
cl = clone
拡張の方針 - 短く

$ git checkout

タイプ数 1/3
$ g co

拡張の方針 - Good default

$ git status

# On branch github-usage
# Changes not staged for commit:
#   (use "git add/rm <file>..." to update what will be committed)
#   (use "git checkout -- <file>..." to discard changes in working directory)
#
#       deleted:    index.rst
#       modified:   install.rst
#
no changes added to commit (use "git add" and/or "git commit -a")

みにくい
拡張の方針 - Good default

alias: st = status -sb
$ git st

## github-usage
 D index.rst
 M install.rst

拡張の方針 - Good default

よく使うコマンドをまとめる
vlog = log --pretty=format:'%C(red)%h%Creset %C(cyan)<%an>\
       %Creset -%C(yellow)%d%Creset %s %Cgreen(%cr)%Creset'\
       --abbrev-commit --date=relative

色付き(要心の目):
109b7e3 <tomykaira> - (HEAD, origin/github-usage, github-usage) スペルなどを訂正 (10 days ago)
9f8d7a6 <tomykaira> - push の注釈を追加 (10 days ago)
8fbe67b <tomykaira> - github でのリポジトリ作成、clone についての説明 (10 days ago)
10a2ebf <cynipe> - (origin/scmbc-tokyo3) Githubの設定で冗長な見出し区切りをやめた (13 days ago)
14c69b1 <cynipe> - Githubのスクリーンショットを追加 (13 days ago)
a953024 <cynipe> - Read the Docsのデフォルトテーマ対応をしてみた (13 days ago)
8003717 <cynipe> - Githubアカウントの作成、設定について記述し、gitのインストールを別ファイルに移動、体裁を整えた (13 days ago)
bce2a19 <cynipe> - リポジトリ外のファイルが設定にあったので外した。 (13 days ago)
64cb0cc <bleis-tift> - (origin/master, origin/HEAD, master) READMEをとりあえず追加 (8 months ago)

拡張の方針 - Good default

コマンドにいろんな意味があって使いにくい。
意味ごとにコマンドをつくる。


commit
  cih = commit --amend -C HEAD
  cim = commit -m
  ciam = commit -am


rebase
  rb = rebase
  rbh = rebase HEAD


拡張の方針 - 打ち間違い対策

高速で g add を打つと
$ g add
$ ga dd
$ g ad

いろいろおこる。
拡張の方針 - 打ち間違い対策

bash:
alias ga="git"

git:
[alias]
  aa = add .
  ad = add
  dd = add

空気を読んでもらう。
(ga なんてコマンドは… Global Armaments?)
コマンド拡張

git-hoge という名前のスクリプト / バイナリにしてパスのとおったところに置く。
git hoge で呼びだせる。
ひとつのコマンドでは不可能な動作をまとめて実行する。
git-flow とかかなり大きなものも実現可能。
コマンド拡張

たとえば…

git-mergeto: こないだ作った gist:3111090
git-now  : かの有名な

コマンド拡張 - 例 git-mergeto

「おまえはいままでにしたマージの回数を覚えているのか?」
$ git checkout master
$ git merge --no-ff topic_branch
$ git branch -d topic_branch
$ git checkout -b new_branch
   :

この動作をまとめる
#!/bin/sh -e

BRANCH=`git symbolic-ref HEAD 2>/dev/null | cut -d/ -f3`
if [ x$1 = 'x' ]; then
  TO='master'
else
  TO=$1
fi
git checkout $TO
git merge $BRANCH --no-ff
git branch -d $BRANCH

コマンド拡張 - 例 git-now

なう! ってすると、現状をとりあえずコミットしてくれる。
$ git now
[github-usage 3688bad] [from now] Mon Jul  9 23:59:43 JST 2012
 2 files changed, 1 insertion(+), 14 deletions(-)
 delete mode 100644 index.rst

master / develop のような long life branch では now させない。
topic branch だけにして、 now を push しちゃう事故防止。
BRANCH=`git symbolic-ref HEAD 2>/dev/null | cut -d/ -f3`
test -z "$BRANCH" -o "$BRANCH" = "master" -o "$BRANCH" = "develop" &&
   echo "You are on branch $BRANCH." && exit

「あ、まちがって master に汚いの push しちゃった!みんなちょっとまって!」 みたいなことがなくなる(実話)
そのほか - 補完をかしこく

git-completion.bash

コマンド名、ブランチ名、リモートリポジトリの名前など、通常の補完ができない部分をカバー
をカスタマイズ


git add と来たら未ステージのファイルしか来ない
git checkout -- と来たら変更済みのファイルしか来ない

みたいなヒューリスティックを盛り込んだ。
ファイル単位での add が超高速になって便利。
gist:1504934 (フル)
gist:1504938 (パッチ)
zsh のことはしりませんが、たぶんだいたい使える。
そのほか - emacs で使う

「そもそもなんでコマンド打ってんの?」
そのほか - gitsum

github:tomykaira/gitsum

すでにトラックされているファイルの部分ステージングとコミットが主な仕事。
エディタ上でステージしたい部分を区切ることができる。
push もできる。
git.el と連携して全般的なファイル操作(add とか)ができる。
ワンキーで起動、コマンド叩かなくてよい。
Good bye git diff status add commit。

そのほか - gitsum


gitsum を呼ぶ
diff 形式の変更点が羅列されるので、必要ないものを選択して k
c でコミットコメント入力画面
コメント入力して C-c C-c

そのほか - gitsum

元がふるいので、いろいろなおした版
tomykaira/gitsum

trailing whitespace
コメント編集して amend
サブディレクトリで作業している時にコミット失敗するバグ

まとめ

文字を入力するようにコミットすることが大事
そのためには速度が大事
速度のためにはカスタマイズが必須
という名のもとで、自分のツール・カスタマイズ自慢でした。 #ステマ