Movable Type Advent Calendar 4日目の記事です。
MTでサイト制作を請け負うとき、こんなことがよくあります。
- このブログでは記事の本文、使わないんだよね。
- 絶対に本文より上に表示させたいカスタムフィールドがここにある
- あー、その入力欄を出すには表示オプシ!
そこでこんなプラグインを作りました。
https://github.com/miyanaga/mt-entry-prefs-tweak
- Movable Type 全エディション 5.2以上
- 試したのはProのみ
- MITライセンス
MTの記事編集画面では、タイトルと本文(続き)は必ず画面上部に表示され、非表示にできません。
このおかげで「お母さん何もしてないのにブログ書けなくなった」という電話が今のところ来ないわけですが、制作業務では例えばカスタムフィールドだけで十分なブログがあったりします。
# 違うよ消せるよという場合ですが、この記事はもう僕の勘違いで終劇
また、表示オプションを個人ごとに設定できるのも、ブログとしては便利な機能ですが、お客さんにはあらかじめ決まった入力欄だけ固定させて見せたい、というケースもよくあります。
EntryPrefsTweakをpluginsディレクトリにインストールすると、投稿設定に次のオプションが表示されます。
□ タイトルと本文エディタの非表示を可能にします □ タイトルと本文エディタの並べ替えを可能にします □ ブログ/ウェブサイト管理者のみ表示オプションの変更を許可し、管理者でないユーザーに適用します
これにチェックすると、ブログ記事の編集画面で表示オプションのタイトルと本文をそれぞれ非表示にできるようになります。
本文はさておき、タイトルを非表示にするのはあまり実用的ではありませんね。ところが、なぜそうなっているのでしょうか。手を抜いたからです。
次にタイトルと本文の並べ替え。これにチェックすると、タイトルと本文もドラッグ&ドロップで順番を入れ替えられるようになります。
タイトルと本文の間に概要や、meta要素のdescriptionを編集するフィールドを挿入するとよい場合がありそうです。
これにチェックをすると、フィールドの並べ替えや表示オプションは、そのブログの管理者にのみ、操作できるようになります。
管理者が最後に設定したフィールドの順番と表示・非表示の設定は、管理者でないユーザーに強制的に適用されるようになります。
これらを組みあわせると、管理者であるサイトの制作者がブログ記事の編集画面をあらかじめカスタマイズし、実際に編集するお客さんには、出力されるページ上の要素順に合わせて固定された編集画面を提供することが可能になります。
その方が使い方の説明が少なくて済みますね。きっとね。
もちろん、ウェブページの編集画面でも使えます。
直感的にコンテンツを編集できて、余計な質問も減らせられるプラグイン、EntryPrefsTweakをぜひお試しください!
ここにきてノリツッコミ的な免責。
- カスタムフィールドをカテゴリやフォルダごとの表示にしたときは試していません。
- パーマリンクは都合のいい意味でリベロ的なポジションになります。