Webサービスは、いちどリリースしてしまえばそれで終わりということはありません。むしろ、リリースしてからが勝負です。ユーザからのフィードバック、市場環境の変化などに対応し、常に変化し続ける必要があります。それは避けようのない、Webサービスの宿命です。
先日、PHPのバージョン5.5系がリリースされ、5.3系のEnd of Lifeが発表されました。OSSによる開発は、ソフトウェアへの初期投資という意味においては無料ですが、その運用に関しては度重なるアップデートにきちんと追従していく必要があるという意味では、それなりのコストがかかります。
Webサービス開発においては、先に挙げた外部環境からのフィードバックや変化に加えて、技術環境の変化にも対応していく必要があるということです。
本トークでは、技術環境の変化、その中でもアプリケーションが利用するPHPのバージョンアップをいかに行うかについて、また、ただ一度のみならず継続的に行えるようにするにはどうするかについて、実例を元にその手法を紹介します。