今回の更新では、Azure Boardsに複数のアップデートが含まれています。Delivery Plansでは、ディレクトリページにLast accessedカラムを追加し、画面上のすべての作業項目にまたがる依存関係の行を確認できるようにし、エクスペリエンスを向上させました。さらに、作業項目履歴タブにフィルターオプションが追加されました。このフィルターにより、特定の人によって個々のフィールドに加えられたリビジョンを素早く発見できます。
詳しくは、リリースノートをご覧ください。
- 作業項目の履歴がフィルタリングできるようになりました
- Delivery PlansのページにLast Accessed列を追加しました
- Delivery Plansで依存関係の視覚化をより強化しました
- 作業項目のリビジョンに制限を導入しました
作業項目は、コラボレーションを念頭に置いて設計されています。また、完全なトレーサビリティを実現するために、すべての変更点を記録しています。このため、長いリビジョン履歴が作成され、特定のフィールドにいつ変更があったかを理解することが難しくなります。このスプリントでは、作業項目の履歴タブにフィルターオプションを追加しました。これにより、特定の人によって個々のフィールドに加えられたリビジョンを素早く発見できるようになりました。
この機能は、Developer Communityからの最も重要な提案の一つに基づいて優先されました。
注意事項
この新機能は新しいBoards Hubのプレビュー機能を有効化する必要があります。
Delivery Plansのディレクトリページには、プロジェクトに定義されたプランのリストが表示されます。並べ替えの基準は以下の通りです。Name, Created By, Description, Last configured、またはFavorites。今回の更新で、ディレクトリページにLast accessed列が追加されました。これにより、Delivery Plansが最後に開かれ、閲覧された日時の確認が可能になりました。その結果、もう使用されていないプランを簡単に特定して、削除できます。
Delivery Plansには、作業項目間の依存関係を確認する機能が備わっています。依存関係の線を1つずつ視覚化できます。このスプリントでは、画面上のすべての作業項目にまたがるすべての依存関係線を見ることができるようにすることで、エクスペリエンスを向上させました。Delivery Plansの右上にある依存関係のトグルボタンをクリックするだけです。もう一度クリックすると、線が消えます。
過去数年間、自動化ツールを使用している組織では、何万もの作業項目のリビジョンが生成されています。これは、作業項目フォームとレポートREST APIのパフォーマンスとユーザビリティに問題を生じさせています。この問題を軽減するために、私たちはAzure DevOps Serviceに10,000という作業項目リビジョンの制限を実装しました。この制限は、REST APIを使用した更新のみに影響し、作業項目フォームには影響しません。
リビジョン制限の詳細と、自動化ツールでの処理方法については、こちらを参照してください。
Azure Pipelinesは、実行時にAzure DevOpsの他のリソースにアクセスするために、ジョブアクセストークンを使用します。ジョブアクセストークンは、実行時にAzure Pipelinesが各ジョブに対して動的に生成するセキュリティトークンです。以前は、新しいクラシック パイプラインを作成する場合、アクセストークンのデフォルト値はProject Collectionに設定されていました。今回の更新で、クラシックパイプラインの新規作成時のデフォルトとして、ジョブの認証範囲をcurrent project(訳注:パイプラインが存在するプロジェクト)に設定することになりました。
ジョブアクセストークンについての詳細は、Access repositories, artifacts, and other resourcesのドキュメントを参照してください。
注意事項
ここで議論されている機能は今後二~三週にわたって順次展開されます。
これらの新機能を読んだ後、次のリンクからぜひご自身でAzure DevOpsサービスを体験してみてください。
これらの機能についてどう思っているかお聞きしたいと思います。 フィードバックメニューを使用して問題を報告するか、提案を提出してください。
アドバイスや回答を必要とする質問がある場合、Stack Overflowコミュニティで聞いてください。
ありがとうございました。
Aaron Hallberg