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エントリーシートを書くときに気をつけたい文章表現

ESで気をつけたい文章表現

1. 「である調」と「ですます調」

全体で統一されていればどちらでもよい。

「である調(常体)」の語尾は簡潔で説得力を持っている。
「ですます調(敬体)」は、柔らかく丁寧な印象を与える。
文字数に差が出るので、文字数制限内でよりPRしたければ常体を使うという手もある。

統一しなければならないのは文体に限らず、名詞や動詞においても同じことが言える。

  • 私/わたし
  • 行った/行なった
  • 好き/すき

2. 結論ファースト

はじめに結論を書いたほうが、話が読み手に伝わりやすい。
起承転結よりも、結起承転(+結)くらいがよい。

3. 数字を使う

数多のESの中で、数字は目につく。
ただ「頑張りました」と書くよりも、「やる前は(数字)だったのが、やった後では(数字)になった」と事前と事後を数字で比較すると分かりやすい。

4. 主語を明確にする、省略しない

「なんとなく伝わるだろう」は伝わらない。
文の途中で主語が変わる場合、主語は省略しない。
文が長くなって含まれる動詞の数が増えてくると、書き手自身がそれらを管理しきれなくなる。その結果、必要な主語が落ちてしまう傾向にある。

つい使ってしまいがちだが、略語にも注意する。

  • 学祭 -> 大学祭
  • バイト -> アルバイト

5. 1文を長くしすぎない、点を上手く使う

1つの文に多くの事柄を盛り込みすぎると、論点が不明瞭になる。
どこかで切り離し、接続する必要がある。
目安としては、1文40字以内にするとよいと言われている。

一息で読ませる文量を多くしすぎたり、少なくしすぎたりしないように、読点を上手く使う。
実際に口にしたとき、無意識に区切るあたりが丁度いい。

たくさんの事柄を並列するときは、2つくらいなら読点でもよいが、中黒も使うと効果的。

  • Before: 野球、サッカー、バスケットボール、バレーボール、ハンドボール
  • After: 野球・サッカー・バスケットボール・バレーボール・ハンドボール

6. 主述の対応に気をつける、関係を明確にする

「私の強みは…が私の強みです」や、「私の強みは…な経験をしました」という文にならないようにする。1文書いたら読み返す癖をつける。
また、体言止めも使わない。

7. 思いすぎない

「思う」には言葉の印象を弱める効果があるが、それは稚拙な印象を与えるとも言える。

「この経験を活かせる職場で働きたいと思います」よりは、「この経験を活かせる職場で働きたいです」のほうがアピールになる。
「考える」や「感じる」、「確信する」などに置き換えるのもよい。

8. 接続詞を正しく使う

  • 順接・因果(そこで、ゆえに、であるので)
  • 逆説(しかし、ところが、であるが)
  • 補足・理由説明(つまり、なぜなら、ただし)
  • 並列・付加(そして、また、さらに)
  • 対比・選択(または、それとも、いっぽう)
  • 話題転換(ところで、それでは、次に)

時々「なので」を文頭に持ってきて文章を書き始める人がいるが、「なので」は接続詞なので注意する。
これに限らず、口語は避け、文語を使用するようにする。

  • NG: 「だから、そんな、みたいな、だが、でも、いろんな」
  • OK: 「それゆえ、そのような、のような、であるが、しかしながら、色々な」

9. 助詞を正しく使う

「で」や「の」を繰り返した文は文意が伝わりにくくなるため、できる限り変化させて使う。

  • NG: 「大学1年生の頃の一般教養の講義の中で…」
  • OK: 「大学1年生の頃、一般教養の講義にて…」

「など」を使うときは、複数挙げる。
ひとつしかないなら、別な助詞に置き換える。

  • NG: 私は東京都などに住んだことがある。
  • OK: 私は東京都や神奈川県などに住んだことがある。
  • OK: 私は東京都に住んだことがある。

「が」で接続できる文を敢えて句点で区切り、「しかし」に置き換えると読み手にインパクトを与えられる。多用は禁物。

  • Before: 〜したが、~になった。
  • After: ~した。しかし、~になった。

よく「〜たり」という並立助詞を繰り返さずに使う人がいるが、これは誤り。
短い文では気付きやすいようだが、長い文になると見逃す人がいるので注意。

  • NG: 「休日は昼寝をしたり、外出して過ごしました」
  • OK: 「休日は昼寝をしたり、外出したりして過ごしました」

10. 修飾語がどこに係っているのかはっきりさせる

修飾語は、修飾したい語の直前に置く。
形容詞(「小さい」「赤い」など)や副詞(「とても」「いきなり」など)、形容動詞(「きれいだ」「静かだ」など)の位置に気をつける。
例えば「難しい学生向けの問題集」は、「難しい学生」なのか「難しい問題集」なのか分かりにくい。
句読点で切ることで、読みやすくなるというテクニックも使うとよい。

11. 「ら抜き言葉」に注意する

年齢層が上の人は厳しく見る傾向が強いため、できるだけ避けたほうが無難。
将来的には動詞の活用形のひとつとして「ら抜き言葉」が確立することも考えられるが、ここでは深くは触れない。

12. 一度書いたら読み返す

書き上げたら、誤字脱字がないか、誤変換がないか、上記のようなミスがないか読み返す。
同音異義語にも注意する。

  • 以外/意外
  • 務める/努める(勉める・力める)/勤める

13. 他人に読んでもらう

前項を否定する内容になってしまうが、自分で書いた文章を自分で校閲しても、誤字脱字や日本語の誤用を見つけられる可能性は極めて低い
自分が気付いていない悪癖を指摘してもらえるかもしれないので、可能なら誰かに読んでもらうべき。
無理・難しい・読まれたくない場合は、時間を置いて読み直すのも有効。

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