今年はラジオが盛り上がってたイメージがある。 ANN の Zero と X が刷新されて、さらに Podcast も始まり、聞きたいのが飛躍的に増えた。今だと TBS よりも文化放送聞いてる時間が長いかも。
佐久間さんのおかげで(せいで?)テレビ側にもラジオのメソッドが持ち込まれ、台本無しで本音を話す番組も増えた気がする。ついてこれてない芸人も、その作りに振り切れてない番組も多く過渡期感。
聞きたいものが増えて忙しい。前は仕事しながら聞いて気づいたら終わってたけど、最近は仕事が先に終わることが増えた。
あとオンラインイベントが非常に充実した一年だった。ラジオは地理的な制約を取り払っていたことから、オンラインのイベントと相性がいいと思う。イベントの集客が何万人とか可視化されると、こんなにも同士がいたのかという気持ちと、ラジオってとっくにキャズム超えてたのかなという不思議な気持ちになる。
今年も中心は佐久間さんと若林だったなぁ。
今年も一番の楽しみは、やっぱり大御所になりつつあるオードリー。特に若林が山ちゃんのラジオに飛び入ったあたりから「たりない人」を経て「たりない人を肯定する側」になっていく様を、怪我の治りとひまわりの成長とシンクロさせて見守る年だった。
ラジオの良さをそのままテレビに持ち込んだあちこちを、リアルタイムで見られる世代だった幸せを噛み締めてる。TAIGA さんの露出も順調に増えるし、クミさんのゲストもノリにノッてた。
そういう流れを踏まえて聞いた「星野源 feat MC Waka」最高だった。今年のベストナンバー。
ついには、しくじり先生まで(先生ではなくレギュラー側の)本音をエグり始めた。
<iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/QxOZ73iy-dY" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>日本のエンタメの中心にいる人。
脱サラして枷が外れてからの躍進がすごい。ベビースターで人を泣かせられる、ラジオ終わりで弁当作って、娘とも仲がいい、今一番憧れる働く大人でありパパの見本。
イベントもアナザースカイも良かったし、本の漫画も地味に良かった。あちこちや考えすぎちゃんみたいに、ラジオの文脈をうまくテレビに持ち込んでて、この流れがもっと進むと個人的には嬉しい。
佐久間アンドピースも面白かったし、Youtube も力入れててもう普通のテレビだった。
そんな多忙な中コンテンツを大量に消費してて「"好き"は最強」を地で行ってる。もし二、三年後に東京五輪だったら、演出に選ばれてただろうな。ベストゲストはオークラさんだけど、いい加減話しすぎ。
自分の野望を片っ端から形にしていく野田と、ジワジワとその正体を露わにしていくじゃ無い方の村上という、ラジオの一番マッチした良いスタートで始まった。
コーナーもマヂラブらしさがあっていい。ゲスト回が思った様に行ってない感じも良い。というか壁も水曜もなんかギリギリうまくいかないのに、その上手く行かなさに負け顔でも諦めでもない第三の野田顔を感じるのが好きなので、このまままのし上がりつつも、どっか上手くいかない感じを眺めていたい。
野田ゲーワールドも、芥川賞も楽しみ。
KoC の二本目のネタをどっかでやってほしい。
ど真ん中の売れっ子アーティストなのに、やりとりが普通に面白い。Ayase の頼れるお兄ちゃん感と、イクラの天然妹感のなせる関係性の安心感。でも曲が流れればガチというギャップがいい。
いくらがちょっと可愛いすぎる。Ayase の声が良過ぎるし話うますぎる。バブルサッカー実況の入りが上手すぎて驚いた。
今後もガチで音楽を扱う傍ら、芸人にはない独自の路線を見せて欲しい。あとライブ凄く良かったし、リリースサイクルヤバすぎる。作曲にフューチャーした音楽番組いくつか出てたけど、もっと作詞(どう原作から抽出してるか)聞きたい。
習慣で聴いてるけど、歯と健康の話は流石に飽きてきた。ずっと同じ話してる感はある。
大島麻衣おねぇちゃん回は、ブログデカ〜スクールまで見てた自分に刺さるし、ウイカの枠でラジオやってても良かった気がする。
2人が休んだ回のバナナマンコント振り返りは面白かった、見てない(見れない?)作品がまだまだあるのが歯がゆい。
五輪の劇団ひとり枠、設楽さんも候補の可能性あったんじゃないかな。今年もこっからの歌地獄は期待。
ゲスト会を中心に聞いた。結婚後一発目もそうだけど、スタッフのいじり方が本当にうまくなっててファミリー感を重視してるなぁと感じる。星野ブロードウェイでも、みんな一切上手くはなってないんだけどキャラが出てきてておもしろくなってきてる。
菅田将暉とのクロスゲストも面白かったけど、やっぱり若林との一連のからみが一番記憶にのこる。これも、あちこちでのゲストがきっかけかと思うと、 feat MC Waka が実現したのもぜんぶ佐久間さんの仕組んだことなんだなぁ。
こちらもゲスト回中心。「コントが始まる」のゲスト回もやっぱり神木隆之介はすげーなだった。マクベスの 23 時もなんだかんだ全部聞いた。星のブロードウェイ良かった。畑の風呂は見たことなかった。
- 令和ロマン
- 錦鯉
- トム・ブラウン
- 鬼越
- 伊沢拓司
- ノブシコブシ
- そいつどいつ
- 水卜麻美
ノブシコブシが同じ部屋でラジオやってるってだけで面白かった。何かがもう一回噛み合うとレギュラーで聞ける気がする。
始まったころは全部聞いてたけど、いい感じに距離が取れて基本は気になる特集中心で、たまに木金のオープニングと振り返りをというスタンスに落ち着いた。
今年面白かった特集はこんな感じ。
- ゲームのローカライズ特集特集
- ダブって何だ特集
- 千葉真一特集
- 目の見えない人のゲームプレイを聴きながらゲームの「音」について考える特集
- 少年役を女性声優が演じるのはなぜなのか特集
- 古畑任三郎一人総選挙
- TR-808 特集
- オススメのファッション関係映画
- 偽りの歴史「偽史」特集
- スチームパンク特集
- 安彦良和特集
- 人間 vs AI 将棋特集
大枠ジャンルで 「A の特集」じゃなくて「A の B についての特集」みたいに細分化が進んできてるので、刺さる率が下がって聴く頻度は減ったかもしれない。ただ刺さると深いので、きっとそれで良いとは思う。
この組み合わせズルすぎるだろ。案の定面白い。
次世代の「足りないふたり」というか、「外れたふたり」という感じ。
Podcast っていう場所も、ちょうどいいのかもしれない。
始まったばかりだけど、誰にも邪魔されず、誰にも見つからず、半年と言わず末永くやってほしい。
酒井はいくつラジオやれば気が済むんだ。
これを見るために一週間頑張ってる。
毎週がスペシャルウィークで、配信がミクチャじゃなくテレ東地上波になっただけという感じ。ついには冒頭ではがきを読み始めたし、 ANN みたいな芸人インフォマも入るし。
やっぱり、人の話をじっくり聞けるってメディアが、媒体を問わず面白くて、その場をうまく作れる人と、話をうまく引き出せる人ってのが意外と少ないってことがよくわかる。
俺がラジオが好きな理由の 1 つで、それがテレビでもやろうと思えば「台本なし」「過度な編集なし」「邪魔なコーナーなし」でできるんだってことを示してくれた。
こういう番組増えてほしい。あと、ホントは生放送でやってほしい。
素人ゲストラジオ、っぽいけど、いややっぱこれはテレビかなぁ。
素人なんでハズレも多いけど、当たったときの振り幅に期待してる。
これもうラジオだろ。組み合わせが秀逸。
それぞれがちゃんと格をあげてくし、佐久間さんもグイグイ引っ張っていくし、岡部も本性出し始めたし、祖父江というキラーコンテンツがあるので、Paravi 番組紹介と思えないくらい盤石な布陣。
本来のコンテンツ紹介はおまけ感がすごいけど、結果面白ければ誰も文句言えないってことをよくわかってる策士な佐久間さんのでまかせ勝ちだった。
末永く続いてほしい。
それなりにラジオを聞いてきて、最近は家にいて聞く時間が長いのに、今年は特に「聞くのに忙しい」と感じた一年だった。盛り上がりを感じるのは嬉しいが、乱立してるので取捨選択が難しい。
来年も引き続き、オードリーと佐久間さんの躍進を中心に楽しみたい。
- ちょこなな(まさかあんなことになってるとは思ってなかった、聞かくなってたの後悔してる...)
- D.C Garage
- 沈黙の金曜日
- ラランド月の兎
- サーヤの虎視眈々
- かが屋の鶴の間
- ニューヨークニューラジオ
- 蛙亭トノサマラジオ
- 四千ミルク
- ハライチのターン
- 空気階段の踊り場
- G パンパンダの ANN Podcast
- 営農とサブカル
- ゆる言語学ラジオ
- etc, etc, etc