TODO: 全体的に画質が荒いです
ギガンティック☆整地鯖(以下、当鯖)のプラグイン開発をしてみたいけど、Java難しい!助けて!という方に向けての簡単なチュートリアルページです。
本内容は読者が以下を心得ている前提で記述しています。
* Java入門書で学べる最低限の知識
** プログラミング言語自体初めてという方には「スッキリわかるJava入門 第2版 (スッキリシリーズ)」をおすすめします。
* Minecraft Java Editionのゲーム内容
* 問題発生時におけるある程度の自己解決能力
* 基礎的な英文読解能力
本稿では以下の前提で説明しています。更新され古くなった場合は適宜読み替えてください。
- Windows 10 (64bit)
- JDK 8 update 144
- git for windows 2.14.1
- Spigot 1.12.2
- XAMPP 7.1.8
- IntelliJ IDEA 2017.2.3
- Kotlin 1.2.10
当鯖のプラグインはGitHubを活用して、開発状況の確認や、開発工程の視覚化,効率化を図っています。アカウントをお持ちでない方にはここからアカウントを登録してください。
デバッグをするために購入します。minecraft.netから購入
実行環境とコンパイラ、デバッガーを含んだ開発キット、JDK(Java Development Kit)を導入します。
- Oracleにアクセスして、DOWNLOADをクリックしてください。
- 下図の赤丸のチェックを付けて、License Agreementを承認してください。その後、OSにあった実行ファイルをダウンロードしてください。
- ダウンロードした実行ファイルを実行し、インストールウィザードの表示に従いつつインストールを完了してください。
- コマンドプロンプトを出してください。
- Windows 7, 8, 8.1の場合
** WindowsキーとRキーを同時押しして、出てきたウィンドウに
cmd
と打ってください。 - Windows 10の場合 ** コルタナさんに「こま」まで話すと「コマンドプロンプト」が出ますので開いてください。
- 開いたら、
java -version
と入力してください。
インストールを正常に完了しているにもかかわらず警告される場合には、環境変数PATH
にJDKのディレクトリが登録されていない可能性があります。詳細はPATH 通す
などで検索していただき、JDKのインストールディレクトリ/bin
がPATH
に登録されているかをご確認ください。
プログラムはメモ帳やvimを使っても書くことはできますが、複数のプログラムファイルの管理や、コンパイルなどを補助してくれる統合開発環境を使うことでより効率的に開発できます。 本稿では、IntelliJ IDEAをインストールするものとして話を進めます。
- JetbrainsのサイトよりIntelliJ IDEAのページへアクセスします。
- DOWNLOADを選択し、COMMUNITY版のDOWNLOADを選択してください。 (編注: ULTIMATE版の条件を満たしている場合はそちらをダウンロードすることをおすすめします。)
- ダウンロードした実行ファイルを実行し、インストールウィザードに従ってインストールしてください。 (編注: 環境に合わせて適宜変更することをおすすめします。)
- 本体を起動してください。
- 下の
Do not import settings
をクリックして、OK
を押します。(編注: もしも古いバージョンのIDEAを使っている場合は、上のラジオボタンをクリックして古いバージョンのディレクトリを選択し、設定をインポートすることもできます。) - ライセンスに同意します。
- UIのテーマを決めます。 (編注: あとで変えることができます。)
- TODO: もっと具体的に *
- 最終的にIntelliJ IDEAと中央揃えに表示される画面になるまで、
Next
をクリックします。
当鯖のプラグインは、各プレイヤーの膨大なデータをデータベースにまとめているため、データベースのサーバーなしでは一部の機能がデバッグできなくなってしまいます。本稿では、ウェブアプリケーションの実行に必要なフリーソフトウェアをパッケージとしてまとめた、apachefriends.orgから提供されているXAMPP (ザンプ)をインストールします。
- apachefriends.orgからダウンロードします。
- 実行ファイルを実行し、インストールウィザードに従ってインストールしてください。
- XAMPPを起動してください。
Apache
とMySQL
の欄にあるStart
をクリックしてください。 これでデータベースサーバーが起動しました。停止させるときにはStop
をクリックしてください。
一口にMinecraftのサーバーと言ってもいくつかありますが、本稿ではSpigot (スピゴット)をインストールします。
- はじめに、Git for Windowsをgit-for-windows.github.ioよりダウンロードします。
- Git for
- 次に、以下のコマンドをGit for Windowsで上から順番に送信します
mkdir spigot
cd spigot
curl -L -O https://hub.spigotmc.org/jenkins/job/BuildTools/lastSuccessfulBuild/artifact/target/BuildTools.jar
java -jar BuildTools.jar --rev 1.12.2
[ -e ./spigot ] && echo Hi Spigot! || echo Not Spigot :\(
pwd #絶対パスの確認
- 次に、以下のバッチファイルを作成し、適当な名前でわかりやすいところに保存しておきます。
@ECHO OFF
java -Xmx1024M -Xms1024M -jar spigot-1.12.2.jar
PAUSE
- 作成したバッチファイルを実行します。そうすると、
You need to agree to the EULA in order to run the server. Go to eula.txt for more info.
のようなメッセージが出てくるのでMinecraftサーバーを終了します。 6. 必ずEULA(MINECRAFT エンド ユーザー ライセンス条項)に同意してください. 7. 同意する場合、eula.txtを開いて
eula=false
を
eula=true
に書き換えて、保存してください。
8. 再度バッチファイルを実行すると、今度はきちんとサーバーが起動するはずです。
9. Minecraftのクライアントを起動し、マルチプレイヤーのダイレクト接続からアドレスにlocalhost
と入力してください。
10. 接続できたならあなたの勝ちです。お疲れ様でした。
またサーバーを起動したくなったときには再度作成したbatファイルを実行して起動することができます。
開発環境が整ったら実際にプラグインをデバッグサーバーで動かしてみます。
- GiganticMinecraft/SeichiAssistにアクセスしてください。
clone or download
と書かれたボタンを探してクリックしてください。 GitHub Desktopを利用している場合- GitHubにログインしていることを確認し、
Open in Desktop
を選択します。 clone
を選択します。- 下図のような画面になったら、cloneが成功している証拠です。お疲れ様でした。
詳細はGiganticMinecraft/SeichiAssistを参照してください。
- IDEAを起動します。
- Import Projectを選択します。
- Import project from external model -> Gradle -> Nextの順で選択します。
- 以下の項目にチェックを付けて
Finish
を選択します。 - Project Structure (Ctrl+Alt+Shift+Sを同時押し)を開きます。
- SDKで、JDKを設定します。
- インストールしたJDKディレクトリを選択します。
- Importが完了しました。お疲れ様でした。
このままではただの変な拡張子がついたテキストファイルの集合なので、JDKに頑張ってもらってjarファイルにします。
- 右上の
Edit Configurations
を選択します。 - 別ウィンドウが開くので
+
を押して、Gradle
を選択します。 - Nameはわかり易い名前をつけてください。
- OKを押して閉じたあと、右上にある右三角を押すとJDKが頑張ってjarファイルにしてくれます。
- 完了です。お疲れ様でした。
本プロジェクトでは、develop
ブランチから、実装している機能や対処している問題ごとにブランチを生やし、そこに対してコミットし、最終的にdevelop
にPull Requestして合流するというフローになっています。
(編注: Gitの導入は本稿では取り扱いません。)
それでは新しいブランチの生やし方を。
- 右下に
git: develop
とあるはずなので、そこをクリックしてください。 - 一番上の
checkout
と書いてあるラベルをクリックしてください。 - ブランチに好きな名前をつけます。 (編注: 実際の例では
feature
で始まることが多いです) - 右下に
git: <入力された名前>
と表示されていれば新しいブランスを生やすことができたという証拠です。お疲れ様でした。
とはいえ、変更は「コミット」といった形で保存しないと(Git上では)永遠に無のままです。 そこで、コミットのやり方を説明します。
- 右上のチェックマーク(✓)を押します。
- 新しいウィンドウが出てくるので、Commit Messageに後で見てもわかりやすいメッセージを入力して、右下の
Commit
を押します。 - 左下に
x files commited
とバルーンが出てきたらコミットができたという証拠です。お疲れ様でした。
そして、機能追加や問題対処に一段落ついたと思ったら、Pull RequestをGitHubで送ります。 ですが、いまあなたがいるそのブランチは「ローカル」なもので、GitHubで「パブリック」になってはいません。つまり、一旦自分のレポジトリに反映させる必要があるのです。 そこで、Pull Requestを送るまでの手順を説明します。
- 上のメニューバーのCVSをクリックします。
- Git > Push (Ctrl + Shift+ Kの同時押し)を選択します。
- 新しいウィンドウが出るので、
origin
となっているところを自分のユーザーネームになおして、その後Pushしてください。 Push successfully
とバルーンが下の方に出てきたら、プッシュが成功したという証拠です。お疲れ様でした。
オリジナルの文書は整地鯖・アーカイブ を参照してください。