hydrachainのインストールに関するメモ

hydrachain_install.md

Ubuntu14.04環境にhydrachainをインストール

hydrachain http://hydrachain.com/

• Permissioned版のEthereum。
• ただしコンセンサス部分はHCコンセンサスという方法を使っている。 https://github.com/HydraChain/hydrachain/blob/develop/hc_consensus_explained.md
• 内部的にはpyethapp（ https://github.com/ethereum/pyethapp ）を利用しているので、pyethappで対応しているAPIを利用することが出来る。

以下hydrachainのインストール手順。

実施した環境

この手順を実施したOS環境は以下の通り。

$ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID:	Ubuntu
Description:	Ubuntu 14.04.4 LTS
Release:	14.04
Codename:	trusty

Python仮想環境を作成する

Anacondaを利用してPythonの仮想環境を作成する。"hydrachain"という名前の仮想環境を作成する。

$ conda create -n hydrachain anaconda
$ source activate hydrachain

2016/4/20時点でのPythonのバージョンは以下の通り。

$ python --version
Python 2.7.11 :: Anaconda custom (64-bit)

pydevp2pのインストール

pydevp2p（ https://pydevp2p.readthedocs.org/en/latest/ ）をインストールする。 pydevp2pはEthereumのP2PスタックのPython実装である。 インストールはpipで可能である。

$ pip install devp2p

hydrachainをインストールする

本体以外で必要なモジュールをインストールする。

$ sudo apt-get install libssl-dev libffi-dev libtool python-dev autoconf automake

hydrachain本体のインストールは最新のソースコードをチェックアウトすることにより行う（gitが入ってなければ入れる）。

$ git clone https://github.com/HydraChain/hydrachain
$ cd hydrachain
$ python setup.py develop

hydrachainを起動する

シングルプロセスで複数ノードを起動

$ hydrachain -d datadir runmultiple --num_validators=3 --seed=42

同じマシン上に複数プロセスで複数ノードを起動

$ hydrachain -d <datadir> rundummy --num_validators=3 --seed=42 --node_num=0

3つのターミナルで3つのノードを立ち上げるような場合は下記の通り。

$ hydrachain -d datadir0 rundummy --node_num=0
$ hydrachain -d datadir1 rundummy --node_num=1
$ hydrachain -d datadir2 rundummy --node_num=2

rundummyコマンドは、同じマシンで動作するnum_validatorノード（アプリケーションのインスタンス）を自動的にセットアップする。 それぞれのインスタンスのノードは--node_num=<int>で定義され、また--seed=<int>ですべてのノードで利用される鍵の数を定義することができる。

なお5つ以下のノードで運用を行った場合、1台ストップしただけで、ネットワーク全体がストップする（コンセンサスが動かない状態）らしい。 実運用では6ノード以上の起動が必要。

参考）　https://gitter.im/HydraChain/hydrachain/archives/2016/01/09