クラウドファウンディングで「えんとつ町のプペル」を見事国内32万部販売しきった西野の戦略と現代のお金と広告の意味について
- 黄色のハイライト | 位置: 57
- ここからは、〝好きなことを仕事化するしか道が残されていない〟時代だ。 多くの親や先生は、この変化を捉えていない。 彼らは、この大波の乗り越え方を知らないのだ。
- 黄色のハイライト | 位置: 59
- したがって、僕らは自分自身の手や足を使い、僕らの身の回りに起こっている変化を、学び、実践し、思い知り、対応していかなければならない。 この変化から目を背けた人間から脱落していく。 既得権益を守りはじめた人間から終わりが始まる。 頑張れば報われる時代は終わり、変化しなければ生き残れない時代に、僕らは立ち会っている。 面白いじゃないか。
- 黄色のハイライト | 位置: 241
- 先日、とある番組のクラウドファンディングの特集で取材に来られたディレクターさんが「なんで、西野さんはクラウドファンディングで高額が集まるんですか?」と訊いてこられたので、「信用があるからじゃないですか?」とお返ししたら、「そんなに好感度が低いのに?(笑)」と返ってきた。アホをこじらせて来春まで寝込めばいい。 『好感度』と『信用』、『認知』と『人気』は、それぞれまったく別物だ。
- 黄色のハイライト | 位置: 316
- お金を集めるには信用が必要だ。 そして信用を勝ち取る為には、お婆ちゃんみたいなことを言うが、噓をつかないことが大切だ。 その為には 噓をつかなくても良い環境を作ることが大切だ。 人が噓をつく理由は、噓をつかざるをえない環境にいるからだ。 僕らの意思決定の舵は、僕らの「脳」ではなく、「環境」が握っている。 考え方を変えたいなら、環境を変えた方が、てっとり早い。
- 黄色のハイライト | 位置: 349
- 僕は、皆が右に進んでいる時に「左という選択肢もあるよ」と行動でもって提案する人や、具体的に言うと、まもなく定年で、まとまった退職金も貰えるのに、それまで我慢できずに会社を辞めて、喫茶店を始めちゃうオヤジだとか、そういった生き方をしている人を『芸人』と呼んでいる。 つまり、『芸人』というのは、肩書きではなく、生き方の名称だ。
- 黄色のハイライト | 位置: 361
- 朝のワイドショーでテリー伊藤さんが「(収録中にキレて途中退席したことを)ブログに書くのは西野の弱さ。それは西野とディレクター2人の問題だから、そのディレクターに直接言えばいい」とおっしゃった時は、「そんなこと言い出したら、タレントの不倫に関して本人に直接言わずに、欠席裁判でアレやコレやと論じている、テリー伊藤さんをはじめとした世界中のコメンテーターは全滅じゃないですか?」と直接ご本人にぶつけてみた。
- 黄色のハイライト | 位置: 388
- クラウドファンディングや、オンラインサロン、その他もろもろの「信用をお金に両替するツール」の登場により、正直者がバカを見る時代は完全に終わった。 これからは、本音は別の場所にあるのに、生きていく為に周りと意見・足並みを合わせる「空気を読む」という行為が、リスクになってくる時代だ。 噓つきはキチンと痛い目に遭う。信用が離れ、お金が離れていく。 まだ、噓を重ねている(噓を重ねなければならない環境にいる)人は、とっとと鞍替えした方がいい。
- 黄色のハイライト | 位置: 495
- こういった事柄のイチイチに、「絵本は一人で作るものだ!」「スタッフの手柄を独り占めしようとしている!」「絵本に音楽は必要ない!」と突っかかってくる輩が発生するが、そういった批判コメントは、片っ端からリツイート&シェア。批判する人達に、「同じ声を上げている仲間がいますよー」とお知らせして批判派で徒党を組ませ、勢いに乗らせる。 議論ほどコストパフォーマンスの良い宣伝は無いし、こちらはオセロで言うところの角を押さえているので、たくさん取らせるだけ取らせておいて、最後に一つだけ角に石を置けばいい。 感情に任せた下手なツッコミは僕がわざわざ手をくださなくても自然淘汰される。 後ろめたいことを1ミリもしていなければ、反対派のエネルギーほど使えるものはない。 アンチを手放してはいけない。
- 黄色のハイライト | 位置: 609
- 主だった批判は、以下のとおり。 ・「価値があるものを無料にしたら、今後、同じようなものにお金を払ってもらえなくなるじゃないか!」 ・「無料が当たり前になってしまったら、業界にお金が落ちなくなって、業界が疲弊する!」 ・「労働に対してお金を支払ってもらうのは当然の権利だ! 無料はおかしい!」 ・「お金を貰って働いている我々は、お金の奴隷なのか!」 いずれも、なんだか正論っぽい。こうした意見が続々〝無料アプリ〟のツイッターで届いた。 言うまでもないが、「無料許すまじ!」の声を上げられたこれらの方々は、ツイッター社には1円も払っていない。 当然、そのニュースを仕入れる際に利用したグーグル社やヤフー社にも1円も払っておらず、彼らの言う「労働に対してお金を支払うべき」というルールを、彼ら自身が盛大に破っている。
- 黄色のハイライト | 位置: 668
- なぜ、絵本を無料公開したら、売り上げが伸びるのか? 理由は「インターネットが物理的制約を破壊したから」に尽きる。 『えんとつ町のプペル』で僕がとったのは「フリーミアム戦略」だ。 「フリーミアム」というのは、ウィキペディア先生によると、「基本的なサービスや製品は無料で提供し、さらに高度な機能や特別な機能については料金を課金する仕組みのビジネスモデルである」とのこと。
- 黄色のハイライト | 位置: 690
- ちなみに、ニュース記事には、普段のニュース同様、広告を貼り付けて、そこで入ってきた広告費は全額被災地支援に回した。何か文句があれば、どうぞ。
- 黄色のハイライト | 位置: 726
- 無料で公開したら、お金を出して買ってもらえない!」という指摘は、こと絵本に関しては大ハズレで、絵本を買う決定権を持つお母さん方は、 そもそも十分にネタバレしている作品にしか反応していない。 絵本というものは、ネタバレをしてようやく「買う・買わない」を判断してもらうスタートラインに立てるのだ。
- 黄色のハイライト | 位置: 851
- 結論、やるしかない。 何があろうと、自分に時間を使うしかない。 指が変形するまでペンを握るしかない。 無料公開が常識となった今、実力が可視化されるようになった今、一番の広告は『作品のクオリティーを上げること』だ。
- 黄色のハイライト | 位置: 1,038
- テレビでも大きく取り上げられ、スタジオにいたコメンテーターの方々は、「本当に5600万円も使うのぉ~? 懐に入れたりしない?」と冗談交じりに突っ込んだ。 クラウドファンディングの認識を盛大に間違っている。 アホをこじらせて、来夏まで寝込めばいい。
- 黄色のハイライト | 位置: 1,070
- クラウドファンディングは、資金調達のツールではなく、共犯者作りのツールである。
- 黄色のハイライト | 位置: 1,149
- ちなみに僕は芸人をやって、 25 歳で車2台を乗り回して、モデルやアイドルとエッチをして、都内に大きな家を買った。芸人ってイイぞ。
- 黄色のハイライト | 位置: 1,297
- 確実にヒットを生むには、数十、数百の仕掛けが必要だ。 そして、これらの仕掛けは全て、 自分の時間を使った宣伝ではなく、他人の時間を使った宣伝だ。 ヒットを連発している人の恐ろしさは、こういった仕掛け作りが日常になっており、当初は仕掛けだと思っていたことが、呼吸をするように当たり前にできているところにある。
- 黄色のハイライト | 位置: 1,304
- 努力量が足りていない努力は努力ではないし、「この努力は本当に正しいのか?」と疑うことをサボり、時代にそぐわない誤った努力を続けていたら、それもまた努力ではない。 常識を疑い、実践し、修正点をあぶり出し、伸ばすべきポイントを徹底的に伸ばす。その繰り返しだ。その先にしか、未来はない。
- 黄色のハイライト | 位置: 1,342
- キングコング西野ときたら、不倫も覚醒剤も、吉本芸人のお家芸である「当て逃げ」も「飲酒運転」も「意識 朦朧 運転」もしていないのに、世間的な人気は地に堕ちている。 が、しかし、講演会主催者さんの人気だけはあるようだ。 ちなみに不倫はコッソリしている。どうか、内緒にしておいてほしい。
- 黄色のハイライト | 位置: 1,501
- どうやら、 お客さんを動かす(モノを買わせる)には、《後悔の可能性》を取り除いてあげることが重要だ。
- 黄色のハイライト | 位置: 1,545
- 若い人間にはない「老人のアドバンテージ」をキチンと提示できていないと、人生の後半戦において仕事にありつけない。 若い人間にはない、ロボットにもない、老人しか持ち合わせていない能力(老人力)を見つけ、それを仕事化していかなくてはならない。 僕らの父ちゃん母ちゃん世代はギリギリ逃げ切れるが、僕ら世代はこの問題から逃げ切ることはできない。確実にやってくる未来だ。
- 黄色のハイライト | 位置: 1,727
- そうではなく、 負けない(負けようがない)下地を作って、頃合いを見計らって勝負に出る。 これに限った話ではないけれど、基本的に、「まず考えてしまう」という行為は総じておこがましい。 そこには「考えれば答えが出る」という前提がある。自分の能力を高く見積もりすぎだ。 本の売り上げ部数なんて、過去の実績から予測したところで正確には出てこない。 答えはいつも「行動」が教えてくれる。
- 黄色のハイライト | 位置: 1,817
- 多かれ少なかれ、皆、家族や友人やテレビやネットから吸い上げた情報を編集し、自分なりの答えを出している。 自分の個性というのは編集結果だ。 そう考えると、編集素材たるアイデア(他人の脳ミソ)の待ち合わせ場所になった者勝ちで、では、 どういう人間が待ち合わせ場所として重宝されるかというと、とにかく行動する人間だ。 アイデアの〝良い実験台〟になってくれる人間だ。
- 黄色のハイライト | 位置: 1,848
- 情報は、行動する人間に集まり、更なる行動を生み、また情報が集まってくる。 行動の連鎖だ。 勇気のせいにしてはいけない。
- 黄色のハイライト | 位置: 1,856
- 行動しよう。 失敗したら、取り返せばいい。 大丈夫。
- 黄色のハイライト | 位置: 1,860
- 「許可を取りにいくのはやめよう、途中で必ず止められる。謝るのなら、怒られてから謝ろう。やろう」
- 黄色のハイライト | 位置: 1,883
- キミの人生の決定を、他人や環境や時代に委ねるな。 キミの人生はキミが決定しろ。 常識に屈するな。屈しないだけの裏付けを持て。 それは行動力だ。 それは情報量だ。
- 黄色のハイライト | 位置: 1,887
- さあ、何をする? キミの革命のファンファーレを鳴らすのは、キミしかいない。
- 旧来のビジネスモデルを疑い、徹底的に考え、根拠をもった上で、さらにそれを実現できるところがシンプルに強いし、他の人がなかなかできないことだと思う
- 芸能界という旧態以前の勢力が強い業界で、「(信頼を稼ぐために)嘘をつかなくていい環境を作る」ことは自分の食い扶持が自分自身で取れてないとなかなかできないことだと思う
- 「常識を疑え」「自分自身で意思決定しろ」「行動しろ」がメインメッセージだと思う