この記事は さくらインターネット Advent Calendar 2016 23日目の記事です。
2015年のさくらの聖夜でコンセプトを発表してちょうど一年が経ちました。 おかげさまで、5月にα版、11月にβ版を出荷することができました。
まだまだβ版でも実装できていない機能もいっぱいありますが、これからのロードマップについてかける範囲で少し書こうと思います。
通信モジュールからユーザーのMCUに対して任意のファイルを提供する機能です。 ユーザーのMCUのファームウエアアップデート等にご利用いただけます。
新年明けて、正式版の通信モジュールの提供よりも前にファームウエアアップデートにて提供予定です。
正式版では、以下の2つを利用した省電力機能を提供する予定です。
- 採用しているLTEのモデム自体の省電力対応
- キャリアのeDRX対応
特にeDRXはキャリアの網の対応が必要ですが、大幅な消費電力削減が期待できます。
一方で、eDRXは待ち受け間隔をこれまで以上に伸ばすことを指しますので、利用した場合通信の遅延が大きくなります。 そのため、eDRXの恩恵をどの程度受けられるかどうかは用途次第ということにも注意が必要です。
LTEの基地局情報を利用した、通信モジュールの位置推定を実装できるか検討中です。
現在出荷しているLTEに加えて、2.4GHz帯や920MHz帯を利用したさらに消費電力の低いモデルを提供予定です。
現在すでに検証に入っており、年が明けてすぐ、検証が完了次第ご提供予定です。
すでに、MQTT対応しているため、Milkcocoaと接続することは可能です。 が、もっと簡単に接続するためのコントロールパネルを提供する予定です。
年が明けて早々の対応予定です。
すでに、MQTT対応しているため、Azure IoT Hubと接続することは可能です。 が、もっと簡単に接続するためのコントロールパネルを提供する予定です。
年が明けてからの対応予定です。
すでに、WebsocketやMQTTなど、各種プロトコルに対応しているため、IBM Bluemixと接続することは可能です。 が、もっと簡単に接続するためのコントロールパネルを提供する予定です。
また、Secure Gatewayによる接続にも対応し、さらに安全な経路での接続が簡単になる予定です。
年が明けてからの対応予定です。
すでに提供を開始しております、DataStoreのAPIに、グラフ表示に特化した機能を追加予定です。
新年明けて、正式版の通信モジュールの提供よりも前に提供予定です。
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