「詳細設定」の各項目の表示設定を変更する場合は以下のレジストリを書き換える。
場所:HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Power\PowerSettings\<Sub_GUID>\<Setting_GUID>
キー:Attributes
- 1: 非表示
- 2: 表示
ただし、<Sub_GUID>
と <Setting_GUID>
はそれぞれサブグループと設定の GUID。
電源設定の構成
に各設定項目の GUID が記載されているため、それを参考に変更したい項目を見つける。
デフォルトではカバーを開いたときにスリープが解除される。 しかし、意図しないスリープ解除になってしまうこともあるため、設定で無効にしたい。
「詳細設定」上の設定項目は非表示になっているため、上記の方法で表示設定を行う。
カバーを開いたときのスリープ解除操作 | Microsoft Learn
Sub_GUID
:4f971e89-eebd-4455-a8de-9e59040e7347
Setting_GUID
:99ff10e7-23b1-4c07-a9d1-5c3206d741b4
「詳細設定」上での表記は
「電源ボタンとカバー > カバーを開いたときのアクション」
「詳細設定」上での表記は
「ハードディスク > 次の時間が経過後ハードディスクの電源を切る」
デフォルト値は30秒だが、「詳細設定」上では1分単位でしか指定できないため、「OK」や「適用」をしてしまうと意図せず値が1分に上書きされてしまう。
そのため、上書きされてしまった場合は powercfg
コマンドで修正する。
powercfg /list # 電源プランの Scheme_GUID を確認
powercfg /query <Scheme_GUID> # 電源プランの設定を確認
# ディスクのアイドルタイムアウトを30秒に修正
powercfg /setacvalueindex <Scheme_GUID> 0012ee47-9041-4b5d-9b77-535fba8b1442 6738e2c4-e8a5-4a42-b16a-e040e769756e 0x1e
powercfg /setdcvalueindex <Scheme_GUID> 0012ee47-9041-4b5d-9b77-535fba8b1442 6738e2c4-e8a5-4a42-b16a-e040e769756e 0x1e
ディスクのアイドル タイムアウト | Microsoft Learn
Sub_GUID
:0012ee47-9041-4b5d-9b77-535fba8b1442
Setting_GUID
:6738e2c4-e8a5-4a42-b16a-e040e769756e
デフォルト値から変更する必要がないなら、「詳細設定」上の項目を非表示にしてしまってもいいかもしれない。
モダンスタンバイでは 休止状態までのアイドルタイムアウト は設定しないほうが良い。
アイドル タイマーの表示、スリープ、休止状態 | Microsoft Learn
次の時間が経過後コンピューターを休止状態にする
- このタイムアウトは、モダン スタンバイ システムには推奨されません。
- モダン スタンバイには、休止状態を内部で管理するインテリジェンスがあります。また、休止状態タイムアウトを個別に設定すると、一部の機能が失われる可能性があります。