Visual Studio Team Services(VSTS)のSprint 138アップデートでは、リリースパイプラインの結果ページが強化され、関連する結果を階層にまとめたテスト結果の要約ビューが表示されます。また、Build and Releaseでは、Microsoftがホストするエージェントプールにインストールされているソフトウェアの詳細を表示する方法を追加しました。
Workでは、作業項目ハブでチームの作業を表示できるようになりました。詳細は以下の機能一覧をご覧ください。
これらの新機能を読んだ後、次のリンクからぜひご自身でVSTSを体験してみてください。
Work:
Build and release:
Test:
Package:
Reporting:
Admin:
ドキュメントにメタデータを追加することで、検索インデックスを作成する読み取り機能が意味のあるコンテンツを拾い上げることができるようになります。今回のアップデートでは、ファイルの先頭にYAMLブロックを含むファイルは、1つのヘッダと1つの行のメタデータテーブルに変換されます。YAMLブロックは、有効なYAMLの形式を3点のマイナス記号で設定する必要があります。すべての基本データ型、リスト、オブジェクトを値としてサポートします。この構文は、Wikiおよびコードファイルプレビューでサポートされています。
YAML タグのサンプル:
JSON
---
tag: post
title: Hello world
---
リスト形式のYAMLタグのサンプル:
JSON
---
tags:
- post
- code
- web
title: Hello world
---
Work Items ハブでMy team(s) ピボットを使用して、チームに割り当てられているすべての作業を検索できるようになりました。このピボットを使用すると、チームに割り当てられた作業をすばやく拾い上げられるようになります。また、チームが担当する作業をよりよく理解することもできます。詳細は、View and add work itemsを参照してください。
Microsoftが提供するエージェントプールは、ビルドエージェントにインストールされているソフトウェアを報告するようになりました。Python 3.6.5またはPython 3.7がインストールされているかどうか、またはビルドエージェントに最新のGitビルドがあるかどうかは悩む必要はなくなりました。Detailsタブをクリックすれば、いつでも表示されます。詳細については、Microsoft-hosted agentsのマニュアルを参照してください。
重要!
この機能はPreview FeaturesでNew release progress viewsを有効にする必要があります。
テストの実行中に、テストでは、全体的な結果に貢献する複数のテストインスタンスが生成されることがあります。いくつかの例には、障害によって再実行されたテスト、他のテストの順序付けられた組み合わせ(例えば、順序付けられたテスト)からなるテスト、または提供された入力パラメータ(データ駆動型テスト)に基づいて異なるインスタンスを有するテストが含まれます。これらのテストは関連しているため、個別のテスト結果に基づいて導出された全体的な結果とともに報告する必要があります。今回のアップデートでは、リリースのTestタブに階層として提示されたテスト結果の改善版を紹介します。例を見てみましょう(訳注:ここLet's look at an exsampleって書いているけど、例がないような?)。
以前、VS Testタスクで失敗したテストを再実行する機能を導入しました。この機能ではテストの最後の試みについてのみ報告しましたが、この機能の有用性は多少限定されていました。今回の強化で、この機能を拡張して、テスト実行の各インスタンスを試行して報告します。さらに、Test Management APIは、階層テスト結果を公開および照会する機能をサポートするようになりました。詳細については、テスト結果のAPIドキュメントを参照してください。
注
テスト要約セクションのメトリック(例:Total tests, Passed)などは、テストの個々の反復ではなく、階層のルートレベルを使用して計算されます。
パッケージがダウンロードされた回数と、パッケージをダウンロードした一意のユーザーの数を追跡できるようになりました。人またはビルドエージェントによるnpm install
またはnuget restore
は、ダウンロードとみなされます。これは、あなたが作成したパッケージの人気と利用状況を測定するために役立ちます。たとえば、パッケージの合計ダウンロード数が2〜3週間一定のままであることがわかると、パッケージが積極的に使用されていないことがわかります。
以前もパッケージの依存関係を見ることができていましたが、手作業でフィードに戻って見つけなければなりませんでした(しかも存在している必要がありました)。今回の強化で、npmパッケージの依存関係(たとえば、下のスクリーンショットの右側の列にある 'buffer-crc32'または 'normalize-path')をクリックして、その依存関係において利用可能なバージョンのリストに直接移動できます。
ダッシュボードに追加できる新しいビルド履歴ウィジェットの提供を開始します。このウィジェットを使用すると、ダッシュボード上の特定のブランチのビルドの履歴を表示し、パブリックプロジェクトにおいて、匿名の訪問者がビルド履歴の閲覧できるようになりました。
重要!
もし、XAMLビルドの使用状況を調査したい場合、引き続き古いウィジェットを使用しつつ、XAMLビルドから新しいビルドへの移行についてを読んでください。それ以外の場合は、新しいウィジェットに移動することをお勧めします。
Project Collection Administrator(PCA)が割り当てられているユーザーは、Azureポータルから組織の課金を直接設定または削除できます。組織のポータルでSetup BillingとRemove Billingを探します。
これらの機能についてどう思っているかお聞きしたいと思います。フィードバックメニューを使用して、優先順位を付けたいと思っていることに関するアイデアがある場合は、問題を報告するか、提案をしてください。
アドバイスや回答が必要な質問がある場合、Stack Overflowコミュニティで聞いてください。
ありがとうございました。
Aaron Bjork