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@gh640
Created November 18, 2013 10:52
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百人一首をおさめた yaml ファイルです。 kami に上の句、simo に下の句、 yomite に詠み手を格納したオブジェクトの配列となっています。たとえば、Rubyなら「require "yaml"; hyakushu = YAML.load(open("hyakuninisshu.yaml"))」で、Pythonなら「import yaml; hyakushu = yaml.load(open("hyakuninisshu.yaml"))」で読み込むことができます。
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- kami: 百敷や古き軒端のしのぶにも
shimo: なほ余りある昔なりけり
yomite: 順徳院
- kami: 人も愛し人も恨めしあじきなく
shimo: 世を思ふゆゑにもの思ふ身は
yomite: 後鳥羽院
- kami: 風そよぐ楢の小川の夕暮は
shimo: 御禊ぞ夏のしるしなりける
yomite: 従二位家隆
- kami: 来ぬ人を松帆の浦の夕なぎに
shimo: 焼くや藻塩の身もこがれつつ
yomite: 権中納言定家
- kami: 花さそふ嵐の庭の雪ならで
shimo: ふりゆくものはわが身なりけり
yomite: 入道前太政大臣
- kami: おほけなく憂き世の民におほふかな
shimo: わが立つ杣にすみ染の袖
yomite: 前大僧正慈円
- kami: み吉野の山の秋風さよ更けて
shimo: ふるさと寒く衣打つなり
yomite: 参議雅経
- kami: 世の中は常にもがもな渚漕ぐ
shimo: 海人の小舟の綱手かなしも
yomite: 鎌倉右大臣
- kami: わが袖は潮干に見えぬ沖の石の
shimo: 人こそ知らねかわく間もなし
yomite: 二条院讃岐
- kami: きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに
shimo: 衣かたしきひとりかも寝む
yomite: 後京極摂政前太政大臣
- kami: 見せばやな雄島の海人の袖だにも
shimo: 濡れにぞ濡れし色は変はらず
yomite: 殷富門院大輔
- kami: 玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば
shimo: 忍ぶることの弱りもぞする
yomite: 式子内親王
- kami: 難波江の蘆のかりねのひとよゆゑ
shimo: 身を尽くしてや恋ひわたるべき
yomite: 皇嘉門院別当
- kami: 村雨の露もまだ干ぬまきの葉に
shimo: 霧立ちのぼる秋の夕暮
yomite: 寂蓮法師
- kami: 嘆けとて月やはものを思はする
shimo: かこちがほなるわが涙かな
yomite: 西行法師
- kami: 夜もすがらもの思ふころは明けやらぬ
shimo: ねやのひまさへつれなかりけり
yomite: 俊恵法師
- kami: 長らへばまたこのごろやしのばれむ
shimo: 憂しと見し世ぞ今は恋しき
yomite: 藤原清輔朝臣
- kami: 世の中よ道こそなけれ思ひ入る
shimo: 山の奥にも鹿ぞ鳴くなる
yomite: 皇太后宮大夫俊成
- kami: 思ひわびさても命はあるものを
shimo: 憂きに堪へぬは涙なりけり
yomite: 道因法師
- kami: ほととぎす鳴きつる方をながむれば
shimo: ただ有明の月ぞ残れる
yomite: 後徳大寺左大臣
- kami: ながからむ心も知らず黒髪の
shimo: 乱れてけさはものをこそ思へ
yomite: 待賢門院堀河
- kami: 秋風にたなびく雲のたえ間より
shimo: 漏れ出づる月の影のさやけさ
yomite: 左京大夫顕輔
- kami: 淡路島通ふ千鳥の鳴く声に
shimo: いく夜寝覚めぬ須磨の関守
yomite: 源兼昌
- kami: 瀬をはやみ岩にせかるる滝川の
shimo: われても末に逢はむとぞ思ふ
yomite: 崇徳院
- kami: わたの原漕ぎ出でて見ればひさかたの
shimo: 雲居にまがふ沖つ白波
yomite: 法性寺入道前関白太政大臣
- kami: 契りおきしさせもが露を命にて
shimo: あはれ今年の秋もいぬめり
yomite: 藤原基俊
- kami: 憂かりける人を初瀬の山おろしよ
shimo: 激しかれとは祈らぬものを
yomite: 源俊頼朝臣
- kami: 高砂の尾の上の桜咲きにけり
shimo: 外山のかすみ立たずもあらなむ
yomite: 前権中納言匡房
- kami: 音に聞く高師の浜のあだ波は
shimo: かけじや袖のぬれもこそすれ
yomite: 祐子内親王家紀伊
- kami: 夕されば門田の稲葉訪れて
shimo: 蘆のまろ屋に秋風ぞ吹く
yomite: 大納言経信
- kami: 寂しさに宿を立ち出でてながむれば
shimo: いづくも同じ秋の夕暮れ
yomite: 良暹法師
- kami: 嵐吹く三室の山のもみぢ葉は
shimo: 竜田の川の錦なりけり
yomite: 能因法師
- kami: 心にもあらで憂き夜に長らへば
shimo: 恋しかるべき夜半の月かな
yomite: 三条院
- kami: 春の夜の夢ばかりなる手枕に
shimo: かひなく立たむ名こそをしけれ
yomite: 周防内侍
- kami: もろともにあはれと思え山桜
shimo: 花よりほかに知る人もなし
yomite: 前大僧正行尊
- kami: 恨みわび干さぬ袖だにあるものを
shimo: 恋に朽ちなむ名こそ惜しけれ
yomite: 相模
- kami: 朝ぼらけ宇治の川霧たえだえに
shimo: あらはれわたる瀬々の網代木
yomite: 権中納言定頼
- kami: 今はただ思ひ絶えなむとばかりを
shimo: 人づてならでいふよしもがな
yomite: 左京大夫道雅
- kami: 夜をこめて鳥のそら音ははかるとも
shimo: よに逢坂の関は許さじ
yomite: 清少納言
- kami: いにしへの奈良の都の八重桜
shimo: けふ九重に匂ひぬるかな
yomite: 伊勢大輔
- kami: 大江山いく野の道の遠ければ
shimo: まだふみも見ず天の橋立
yomite: 小式部内侍
- kami: やすらはで寝なましものをさ夜更けて
shimo: かたぶくまでの月を見しかな
yomite: 赤染衛門
- kami: 有馬山猪名の篠原風吹けば
shimo: いでそよ人を忘れやはする
yomite: 大弐三位
- kami: めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に
shimo: 雲隠れにし夜半の月影
yomite: 紫式部
- kami: あらざらむこの世のほかの思ひ出に
shimo: いまひとたびの逢ふこともがな
yomite: 和泉式部
- kami: 滝の音は絶えて久しくなりぬれど
shimo: 名こそ流れてなほ聞こえけれ
yomite: 大納言公任
- kami: 忘れじのゆく末まではかたければ
shimo: 今日を限りの命ともがな
yomite: 儀同三司母
- kami: 嘆きつつひとり寝る夜の明くる間は
shimo: いかに久しきものとかは知る
yomite: 右大将道綱母
- kami: 明けぬれば暮るるものとは知りながら
shimo: なほ恨めしき朝ぼらけかな
yomite: 藤原道信朝臣
- kami: かくとだにえやは伊吹のさしも草
shimo: さしも知らじな燃ゆる思ひを
yomite: 藤原実方朝臣
- kami: 君がため惜しからざりし命さへ
shimo: 長くもがなと思ひけるかな
yomite: 藤原義孝
- kami: 御垣守衛士のたく火の夜は燃え
shimo: 昼は消えつつものをこそ思へ
yomite: 大中臣能宣朝臣
- kami: 風をいたみ岩打つ波のおのれのみ
shimo: くだけてものを思ふころかな
yomite: 源重之
- kami: 八重むぐら茂れる宿の寂しきに
shimo: 人こそ見えね秋は来にけり
yomite: 恵慶法師
- kami: 由良の門を渡る舟人かぢを絶え
shimo: ゆくへも知らぬ恋のみちかな
yomite: 曾禰好忠
- kami: あはれともいふべき人は思ほえで
shimo: 身のいたずらになりぬべきかな
yomite: 謙徳公
- kami: 逢ふことの絶えてしなくはなかなかに
shimo: 人をも身をも恨みざらまし
yomite: 中納言朝忠
- kami: 逢ひ見てののちの心にくらぶれば
shimo: 昔はものを思はざりけり
yomite: 権中納言敦忠
- kami: 契りきなかたみに袖をしぼりつつ
shimo: 末の松山波越さじとは
yomite: 清原元輔
- kami: 恋すてふわが名はまだき立ちにけり
shimo: 人知れずこそ思ひそめしか
yomite: 壬生忠見
- kami: 忍ぶれど色に出でにけりわが恋は
shimo: ものや思ふと人の問ふまで
yomite: 平兼盛
- kami: 浅茅生の小野の篠原忍ぶれど
shimo: あまりてなどか人の恋しき
yomite: 参議等
- kami: 忘らるる身をば思はず誓ひてし
shimo: 人の命の惜しくもあるかな
yomite: 右近
- kami: 白露に風の吹きしく秋の野は
shimo: つらぬきとめぬ玉ぞ散りける
yomite: 文屋朝康
- kami: 夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを
shimo: 雲のいずこに月宿るらむ
yomite: 清原深養父
- kami: 人はいさ心も知らずふるさとは
shimo: 花ぞ昔の香に匂ひける
yomite: 紀貫之
- kami: 誰をかも知る人にせむ高砂の
shimo: 松も昔の友ならなくに
yomite: 藤原興風
- kami: ひさかたの光のどけき春の日に
shimo: しづ心なく花の散るらむ
yomite: 紀友則
- kami: 山川に風のかけたるしがらみは
shimo: 流れもあへぬ紅葉なりけり
yomite: 春道列樹
- kami: 朝ぼらけ有明の月と見るまでに
shimo: 吉野の里に降れる白雪
yomite: 坂上是則
- kami: 有明のつれなく見えし別れより
shimo: 暁ばかり憂きものはなし
yomite: 壬生忠岑
- kami: 心あてに折らばや折らむ初霜の
shimo: 置きまどはせる白菊の花
yomite: 凡河内躬恒
- kami: 山里は冬ぞ寂しさまさりける
shimo: 人目も草もかれぬと思へば
yomite: 源宗于朝臣
- kami: みかの原わきて流るるいづみ川
shimo: いつ見きとてか恋しかるらむ
yomite: 中納言兼輔
- kami: 小倉山峰の紅葉葉心あらば
shimo: いまひとたびのみゆき待たなむ
yomite: 貞信公
- kami: 名にし負はば逢う坂山のさねかずら
shimo: 人に知られで来るよしもがな
yomite: 三条右大臣
- kami: このたびは幣も取りあへず手向山
shimo: 紅葉の錦神のまにまに
yomite: 菅家
- kami: 月見ればちぢにものこそ悲しけれ
shimo: わが身ひとつの秋にはあらねど
yomite: 大江千里
- kami: 吹くからに秋の草木のしをるれば
shimo: むべ山風をあらしといふらむ
yomite: 文屋康秀
- kami: 今来むといひしばかりに長月の
shimo: 有明の月を待ち出でつるかな
yomite: 素性法師
- kami: わびぬれば今はたおなじ難波なる
shimo: みをつくしても逢はむとぞ思ふ
yomite: 元良親王
- kami: 難波潟短き蘆のふしの間も
shimo: 逢はでこの世を過ぐしてよとや
yomite: 伊勢
- kami: 住の江の岸に寄る波よるさへや
shimo: 夢の通ひ路人目よくらむ
yomite: 藤原敏行朝臣
- kami: ちはやぶる神代も聞かず竜田川
shimo: からくれなゐに水くくるとは
yomite: 在原業平朝臣
- kami: 立ち別れいなばの山の峰に生ふる
shimo: まつとし聞かば今帰り来む
yomite: 中納言行平
- kami: 君がため春の野に出でて若菜摘む
shimo: わが衣手に雪は降りつつ
yomite: 光孝天皇
- kami: 陸奥のしのぶもぢずりたれゆえに
shimo: 乱れそめにしわれならなくに
yomite: 河原左大臣
- kami: 筑波嶺の峰より落つるみなの川
shimo: 恋ぞ積もりて淵となりぬる
yomite: 陽成院
- kami: 天つ風雲の通ひ路吹きとぢよ
shimo: 乙女の姿しばしとどめむ
yomite: 僧正遍昭
- kami: わたの原八十島かけて漕ぎ出でぬと
shimo: 人には告げよ海人の釣船
yomite: 参議篁
- kami: これやこの行くも帰るも別れては
shimo: 知るも知らぬもあふ坂の関
yomite: 蝉丸
- kami: 花の色は移りにけりないたづらに
shimo: わが身世にふるながめせしまに
yomite: 小野小町
- kami: わが庵は都の辰巳しかぞ住む
shimo: 世をうぢ山と人はいふなり
yomite: 喜撰法師
- kami: 天の原ふりさけ見れば春日なる
shimo: 三笠の山に出でし月かも
yomite: 安倍仲麿
- kami: 鵲の渡せる橋に置く霜の
shimo: 白きを見れば夜ぞ更けにける
yomite: 中納言家持
- kami: 奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の
shimo: 声聞く時ぞ秋は悲しき
yomite: 猿丸大夫
- kami: 田子の浦にうち出でて見れば白妙の
shimo: 富士の高嶺に雪は降りつつ
yomite: 山辺赤人
- kami: あしびきの山鳥の尾のしだり尾の
shimo: ながながし夜をひとりかも寝む
yomite: 柿本人麻呂
- kami: 春過ぎて夏来にけらし白妙の
shimo: 衣干すてふ天の香具山
yomite: 持統天皇
- kami: 秋の田のかりほの庵の苫をあらみ
shimo: わが衣手は露にぬれつつ
yomite: 天智天皇
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