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Drink Driven Documentize 怪文書
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date: 2023-04-15 | |
author: hidaruma | |
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# 編集者が知っているべきIT技術 | |
## Preface | |
> 「原稿はソフトウェアである。」 | |
> -- @golden_lucky 2023-04-14 | |
原稿はソフトウェアである。この書き出しの続きをChatGPT[^chatgpt]に依頼してどのような結果が返ってくるかは当然プロンプトや内部状態によりけりであろう。 | |
とまれ、『編集者が知っているべきIT技術』という題を持つ本書の文脈で語られるべきは、このようなものであろうか。 | |
原稿はソフトウェアである。調査し、改善し、——管理せよ。 | |
[^chatgpt]: 無論、4以降である | |
さて、Degital Transformations(DX)の題目が掲げられ暫くの年月が経つ。 | |
未曾有の社会情勢変動に背を押されたリモートワーク推進のテスト結果もぼちぼち答え合わせが行われている。 | |
ここに来てAI、愈々『AI』という呼称も胡乱なバズワードから解き放たれるときが来たのかまでは定かではないが——その成果の一端が | |
社会一般に試されるときも来たところで、最早、情報技術と社会は分かり難く、凡職種でその活用如何によってパフォーマンスに差異を及ぼすものとなった。 | |
編集者も当然に例外ではない。 | |
本書で語ることは次のものである。 | |
* 情報技術活用のための既存業務の再定義 | |
* 編集者と執筆者間で共有すべき価値観と技術 | |
情報技術の具体的内容としては、バージョン管理システム、軽量マークアップ言語、正規表現といったことである。 | |
とはいえ、「それは編集者の責務に関係があるのか」という疑問に答えないことには、これらの知識を頭に入れようという気も起き辛いものと愚考する。 | |
ここで話題を冒頭に戻そう。原稿を扱うにあたって、「何を原稿とするか」という問い掛けをしたことはあるだろうか。 | |
冒頭の文言はその答えに近しいものであるが、やはり文脈が足りていない。 | |
* 執筆者が記したもの | |
* 編集者によって調整されたもの | |
* 執筆者による再調整もの | |
* 編集者によって再調整されたもの | |
* ... | |
* 校正者による指摘内容を反映したもの | |
* 組版担当者により修正されたもの | |
先ず、これらの捉え方は適当ではない。プレゼンテーション[^presen]とコンテンツの責務の分離が適切であり、 | |
データ・バージョン管理が適切に行われたとき、次のような区分で扱っているだろう。 | |
* 内容の書き出しがされたものコンテンツ | |
* 修正中のコンテンツ | |
* 修正後のコンテンツ | |
* 出力用のプレゼンテーションを適用したもの | |
ここで「版」として扱うことになるのは「修正後のコンテンツ」となる。 | |
この詳細についてはマークアップや交換用フォーマットといった細部を交えて紹介する。 | |
補足として、本書で語らないことは次のようなことである。 | |
* SNSを活用したマーケティング | |
* 既存業務をDXで実現する技術 | |
[^presen]: ここでは最終出力におけるレイアウトや装飾を指す |
Simple is not Easy.
- SGML・XMLは半構造言語
- これらの基盤の上で文書のルールを決める(文書型)
- 書き方(SGML・XML記法)とルールがセットであることで、交換形式が成立する
プレーンテキスト(非マークアップ言語)にも書き方とルールはある。句読点・括弧類、改行(ハードブレイク)...。
これらがあることで、テキストをまるっと読まなくてもある程度把握できる。皆が書き方を知っているから使える。
どう使うかのルールは、割とローカル。。。←こんな使われ方もある。
マークアップはこれを極度に進めたものと考えられる。
見出しとか、箇条書きとか、強調など、よく使いたい表現に対しては様々に再発明されてきた。
ある程度収束をみた記法をまとめて、みんながそれを使うようになればよい。よくある内容のために記法を増やしたい。これがMarkdown。
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現在の課題の確認
「プレスレディのデータは(これからの)マスターデータではない」
ここでは、他の出力媒体への対応や改版に利用できるデータとしてのマスターを指す。