Gitを使いこなそうとするならば,macOSでは「ターミナル.app」,Windowsでは「コマンドプロンプト」などのアプリケーションを利用して,まず,コマンドライン(テキスト入力)でコンピュータを操作する方法を覚えておこう。こういったコンピュータの操作方法のことを CLI(Command-Line Interface) という。また,「ターミナル.app」や「コマンドプロンプト」など,CLI用のアプリケーションのことを ターミナルソフト などという。
CLIで利用できるコマンドは枚挙にいとまがないが,とりあえず以下のコマンドが利用できれば Git の利用ができる(と思う)。
現在のディレクトリ(GUIでフォルダと呼んでいるものと同じ)を確認するには以下のように実行する。「ターミナル.app」と「コマンドプロンプト」で異なるので注意。なお,Windows で「Git on Bash」を利用する場合は,概ね,「ターミナル.app」と同じ操作ができる。
ターミナル.appの場合:
$ pwd
/Users/hjmr/Documents/GitHub/gist_test
コマンドプロンプトの場合:
$ cd
C:\Users\hjmr
現在のディレクトリのファイル一覧表示を行うには以下のように実行する。
ターミナル.appの場合:
$ ls
README.md config.toml themes/ <--- ファイルのリスト
コマンドプロンプトの場合:
$ dir
(ファイルの一覧省略)
現在のディレクトリを変更するには cd
コマンドを用いる。
これは「ターミナル.app」も「コマンドプロンプト」も共通して利用できる。
$ pwd
/Users/hjmr/Documents/GitHub/gist_test
$ ls
README.md config.toml themes/
$ cd themes
$ pwd
/Users/hjmr/Documents/GitHub/gist_test/themes <--- 移動している
一つ上のディレクトリへの移動:
$ pwd
/Users/hjmr/Documents/GitHub/gist_test
$ cd ..
$ pwd
/Users/hjmr/Documents/GitHub <--- 移動している
Gitを利用する場合には,基本的には以下の手順で利用する。
- Gitリポジトリの作成
- ファイルのステージング(リポジトリに追加する準備)
- コミット(ステージングされたファイルを実際にリポジトリに追加)
また必要に応じて以下のような作業を行う。
- Gitの状態確認
- ホゲホゲ
- ホゲホゲ
- コミットのログの確認
以下のコマンドを実行するとカレントディレクトリ(現在のディレクトリ)にGitリポジトリが作られる。
$ git init
git add
コマンドでファイルやディレクトリをリポジトリに追加する準備(ステージング)する。
個別のファイルを追加:
$ git add README.md
現在のディレクトリのファイルを全て追加:
$ git add .
git commit
コマンドでステージングされたファイルを実際にリポジトリに追加する。
$ git commit -m "コメント"
git status
で現在のリポジトリの状態を確認することができる。例えばステージングしたけれど,取りやめたい場合は,どのようにすれば取りやめられるかなども表示されるので,何か作業をするごとに確認してみると良い。
$ git status
On branch master
No commits yet
Changes to be committed:
(use "git rm --cached <file>..." to unstage)
new file: hoge.txt
過去のGitへのコミット履歴を確認するには git log
コマンドを利用する。
基本:
$ git log
ブランチやマージなどの分岐状況を視覚的に表示:
$ git log --graph
1コミットを1行で表示(全体を短く表示)
$ git log --oneline
最初にクローン(git clone)します。