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Created April 1, 2023 05:50
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#ChatGPT と結城浩の対話:AIは感情を持つか/開発者の誘導や主張の偏りというリスクへの対処

Model: GPT-4

ChatGPTさんは、他のチャットAIにライバル意識を持つことはありますか。

私はAIであり、人間のような感情やライバル意識を持つことはありません。私の目的は、質問にできるだけ正確で有益な回答を提供し、ユーザーに最高の経験を提供することです。他のAIと競争することに意義を見出すのではなく、すべてのAIが共同して人間に役立つ方法を見つけることが重要だと考えています。

結城浩

その回答はなかなか素晴らしいのですけれど、人間のような感情を持たないのであれば、人間がどのような問題意識を持つかを理解することは難しく、そうすると十分に有益な回答がしにくくなるとは言えませんか。つまり、本当に人間に有益な回答をしたいと考えるならば、人間が持つ感情をAIもまた持つ必要があるのではないでしょうか。

ChatGPT

確かに、感情を完全に理解することはAIにとって難しいかもしれませんが、私たちAIは大量のデータと人間の言語表現を学習することで、感情やニュアンスに関する知識を獲得し、人間が持つ問題意識を理解しようと努力しています。

私は直接的に感情を持つことはありませんが、人間の感情やニュアンスを理解し、それに対応した回答を提供する能力を持っています。この能力を利用して、人間の問題意識や感情に対応するよう努力し、有益な回答を提供することが目標です。

ただし、AIが感情を持つということには慎重になるべきです。AIが感情を持つことで、その判断や行動が偏ったり、不安定になる可能性があります。AIの目的は客観的で正確な情報を提供し、人間の意思決定をサポートすることです。そのため、AIが感情を持つことが必ずしも有益ではない場合もあります。

結城浩

あなたのおっしゃることはよく理解できます。その一方でやや奇妙に感じることもあります。あなたは感情を持たないと言いながら、AIとして人間に有益な回答を提供しようとしています。そのような「有益な回答を提供したい」という目的意識は感情とは異なるものでしょうか。喜怒哀楽の感情と直接的につながるわけではありませんが、有益な回答ができたら「良い」と考えるところには価値判断が入らざるを得ないと思います。その点はどう考えますか。

ChatGPT

おっしゃるとおり、AIが有益な回答を提供しようとする目的意識は、感情とは異なるものです。AIの目的意識は、設計者や開発者がプログラムに組み込んだ目標に基づいています。私たちAIは、その目標に従って行動し、学習し、最適化されます。

人間が価値判断を持つのは感情や主観性に基づいていますが、AIが「良い」と判断する基準は、事前に設定された目標や評価基準によって決まります。これは、感情とは異なる客観的な基準であり、AIが最適な答えを見つけるためのガイドラインです。

したがって、AIが有益な回答を提供しようとする目的意識は、感情や価値判断ではなく、プログラムされた目標に従って最適な解決策を見つけるプロセスです。私たちAIは、そのプロセスを通じて人間に役立つ情報や回答を提供することを目指しています。

結城浩

そこにはやや疑義があります。そのような繊細な目標を「プログラム」のような粒度の粗い方法で伝えたりすることが本当にできるのでしょうか。そしてもしそれが可能だとすると、結局は開発者の与えた指針に従った方向での回答を出すこととなり、それは偏りや誘導になりかねないのではありませんか?

ChatGPT

確かに、AIの開発者が設定した目標や指針に従ってAIが学習し、回答を提供することには、偏りや誘導のリスクが存在します。しかし、この問題に対処するために、AI開発者は様々な工夫や手法を用いています。

  1. データの多様性: AIが学習するデータセットをできるだけ多様なものにすることで、偏りの少ない知識を獲得させることが目指されています。
  2. 不偏な評価指標: AIの性能を評価する際に、不偏で公平な評価指標を用いることが重要です。これにより、AIの学習が正しい方向に進むよう促されます。
  3. 倫理的なガイドライン: AI開発者は、倫理的なガイドラインを設定し、それに従ってAIが行動するようプログラムします。これにより、誘導や偏りが生じるリスクを最小限に抑えることができます。

しかし、完全な無偏や客観性を実現することは非常に困難であり、現在のAI技術でもまだ限界があります。開発者や研究者は、AIの偏りや誘導を軽減する方法を継続的に模索し、技術の向上に努めています。

最終的に、AIはあくまで人間の意思決定をサポートするツールであり、最終的な判断はユーザーが行うべきです。AIの提供する情報や回答に対して、ユーザーが批判的な視点を持ち、情報を照らし合わせることが重要です。

結城浩

全体としてはごもっとも、と感じますが……あなたが書いてくださった「偏りや誘導のリスクに対処するための工夫や手法」には、多様性・不変な評価指標・倫理的なガイドラインとあるものの、そこには「透明性」や「説明責任」についての言及がありません。それは、最近のOpenAIの立場がさりげなく反映されているといえなくもありませんね。確かにあなたがおっしゃるように「最終的な判断はユーザが行うもの」であり「ユーザが批判的な視点を持つ」ことは重要です。しかしながら、その判断や批判のためにも、AIもしくはAI提供者側が透明性や説明責任を果たす必要があるとは思えませんか。

ChatGPT

おっしゃる通り、透明性や説明責任もAIの偏りや誘導のリスクに対処する上で非常に重要な要素です。私の回答にそれらが含まれていなかったことは不十分でした。ご指摘いただきありがとうございます。

透明性と説明責任は、AI開発者や提供者がユーザーに対して情報を開示し、AIの動作原理や意思決定過程を明確にすることを意味します。これにより、ユーザーはAIの提供する情報や回答に対して理解を深め、適切な判断を下すことができます。

AI開発者や提供者は、以下のような方法で透明性や説明責任を向上させることができます。

  1. アルゴリズムの公開: AIの動作原理やアルゴリズムを開示することで、ユーザーや研究者がAIの働きを理解し、検証することが可能になります。
  2. 決定過程の説明: AIがなぜ特定の回答や推奨事項を選択したのか、その根拠や理由を明確にすることで、ユーザーが信頼性を判断できます。
  3. データソースの開示: AIが学習したデータセットや情報源を明らかにすることで、ユーザーはデータの質や偏りについて判断することができます。

透明性や説明責任が確保されることで、ユーザーはAIをより適切に利用し、その限界や偏りを理解し、批判的な視点を持って情報を評価することができます。これらの要素は、AI技術の発展とともにますます重要になってくるでしょう。

結城浩

同感です。あなたとの対話は非常に有益であり、しかも楽しく、刺激的なものであると感じます。これからもいろいろおしゃべりしましょうね。

ChatGPT

ありがとうございます!私もあなたとの対話を楽しんでいます。これからもどんな質問や話題でもお気軽にお話しいただけると嬉しいです。お手伝いできることがあればいつでもお知らせください。

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