こちらも 2011 - 4 年の話になります。正確な数値を調べたわけではありませんが、相部屋住人は留年率が高く、成績も低かったと思います。総合理系から進める学科・専攻を移行点順に並べたとき、その下位 10 個の学科・専攻に相部屋・総合理系の学生が集中していました。
相部屋の寮生のなかで、放校処分になる人もいました。本人に確認したわけではありませんが、放校処分になったと言われている人が 2 人いました。私の知っている相部屋の寮生約 300 人のなかの 2 人ですので、これは北大の平均よりかなり多いだろうと思います。
これは完全に私の印象ですが、相部屋の上級生のなかには、下級生の脚を引っぱることに情熱を燃やす人もいました。自分のコンプレックスを肥大させて、下級生が努力して自身より優れた人物になろうとすることを阻止しようとしているという印象、下級生が自分とは違う生き方をするのが許せないという印象を受けました。「北海道」「クラーク博士」「旧制高校」「バンカラ」といったキーワードから連想される雄大さ、器の大きさにはほとんど出会うことのない寮生活でした。