ソースをgitにコミットする際は、原則としてチケットIDを1つ以上紐付ける、いわゆる「No Ticket, No Commit」のプラクティスに従う。 理由は、ソースコードの追加や変更が何を根拠として行われたのか、追跡できるようにしておくため(トレーサビリティの確保)。
JIRAとBitbucketの組み合わせで「No Ticket, No Commit」を行うには、以下のように設定・実施する。
まず、Bitbucketで連動用のOAuthキーを作成しておく
- Bitbucketで「Settings」を開く
- サイドメニューから「OAuth」を選択
- 「コンシューマキーを追加」ボタンを実行し必要な入力情報と権限を設定する
- 「鍵」と「Secret」が発行されたことを確認する(後で使う)
次にJIRA管理画面で設定を続ける
- JIRAの管理メニューから「アドオン」タブを選択
- サイドメニューから「DVCS Accounts」を選択
- 「Link Bitbucket or GitHub account」ボタンを実行
- アカウント設定モーダルにて「アカウント(Bitbucketのチーム名)」「OAuth Key」「OAuth Secret」をBitbuketから転記する
SourceTreeやコマンドラインからgitにコミットする際のコミットメッセージに、以下のようにチケットIDからなる接頭辞を付与する。(例: チケットID「ZEN-0123」、コマンドライン利用)
git commit -m "ZEN-0123 コントローラを実装"
上記のように紐付けてコミットを行うと、JIRA Softwareチケット詳細欄の「開発」セクションにコミットへのリンクが自動で追加される