アジャイルひよこクラブの兼任を乗り越えるイベントに参加しました。OSTの内容は、公開許可をもらえなかったため、発表の中から、兼任と親しい部分を紹介します。
動画のコンテンツとして、残しておくことでワークに参加できなかった人が後からキャッチアップできる仕組みを作っている。
兼任を乗り越えるためにチーム内のプラクティスである「実験」の紹介。最初にいくつかの、乗り越えた課題について紹介して、課題を解決する仕組みである「実験」の紹介であった。
モブワークで複数人での作業にすることで、1人抜けても問題なくする。
チーム作業時間をスケジュールを入れておく。 緊急の対応をするために、相談することは可にしている。
これまで紹介されたのは、課題と解決のセットだが、 課題を解決するプロセスとして、「実験」こそが推しポイントとして紹介されていた。 新しいプラクティスを試す仕組みを作っている、と。 言葉にすると、スクラムの仕組みから、物珍しいものではないように感じるが、頻度を多くしていること、形骸化せずに続けていること、が重要なポイントだと受け取った。
「実験」の4つのステップは、案だし、実行、チェック・ふりかえり、見直し。
チームは、他のプロジェクトと兼任だから、最大半分の人が兼任先のチームに抜けてしまう。
すると、仕掛中や属人化したタスクが終わらない。 不在にしている人への依存でタスクが消化しづらい。
だから、ランダムペアといった方法使います。 ペアをランダムに決めて、 できる人にできるタスクを割り当てるのではなく、 優先順位順にタスクを取るようにする。
普通なら、緊急時だから得意じゃないことをやることになるが、ランダムペアなら緊急時には得意なことをやって、通常時には苦手なタスクをやるようにする。
半年間やったらスウォーミングが起きるし、苦手なものを割り当てられるので人に相談するようになる。
兼任していても、チームでどうにか解決しようという思いで、乗り越えるための工夫をしているように感じた。 そう考えると、Stableチームでチームの関係性や目的意識を維持したり育てながら、兼任に立ち向かうのが良いのではないか。
ということで、ここで得られた方法をそのままチームに持ち帰って「やろう!」といっても、人によってはやらされ感を感じたりすることになるので難しいだろう。
チームが兼任問題を解決する動機づけをし、必要であればこちらの発表を紹介するくらいの使い方がよいと感じた。