コップ2章.md

変数

• val: 変更不可．valueの略．
• var: 変更可．variableの略．

型の宣言

Scalaは型推論してくれる．

型を明示的に宣言したい時は

val msg: String = "Hello, world!"

のようにして宣言できる． 型の宣言は後ろ．

関数

def max(x: Int, y: Int): Int = {
  if (x > y) x
  else y
}

関数のパラメータ型については，型推論を行わないので，すべての関数パラメータにコロンを挟んで型アノテーションを付けなければならない．

Slacaでは，戻り値の型(戻り型)のことを，結果型(result type)という．

関数が１文だけから構成される場合は，中括弧を省略できる．

def max2(x: Int, y: Int) = if (x > y) x else y

また，何も返さない関数の定義は，

def greet() = println("Hello, world")

インタープリターの結果は，

greet: ()Unit

となる．Unitという結果型は，javaのvoid型のようなもの．

Scalaの実行(スクリプト)

hello.scalaというファイルに

println("Hello, world, from a script!")

と書き込み，scala hello.scalaを実行．

引数

stepsというScala配列の先頭要素には，steps(0)としてしてアクセスできる．steps[0]ではない．

println("Hello, " + args(0) + "!")

scala helloarg.scala planetを実行すると，

Hello, planet!

となる．

whileとif

var i = 0
while (i < args.length) {
  println(args(i))
  i += 1
}

scala printargs.scala Scala is funを実行すると，

Scala
is
fun

と表示される．

foreachとfor

コマンド行引数を１つずつ出力するためのコードは，次のようにも書くことができる．

args.foreach(arg => println(arg))

argを関数リテラルという．

型を明示した場合は，

args.foreach((arg: String) => println(arg))

さらに，関数リテラルが１個の引数をとる１文から構成される場合は，

args.foreach(println)

のように略記することもできる．