この文章は(主にホワイトカラーの職種で複数人で仕事をする人が)、体調不良や急な用事などで休暇、遅参をする場合にお願いしたい事を説明するものです。ルールといったものではなく、強制力もありませんが、休む(遅れる)側の人も、休まれる(仕事をしている)人も出来るだけ気持ちよく仕事をするためのちょっとした心がけとして取り扱ってください。
なお、記載の事項によって引き起こされた不都合・不利益について責任は負いかねますのであしからず。
- お客様に迷惑をかけないこと
- 休む(遅れる人)の負担をできるだけなくす(休むときは、完全に休んでもらう)
- チームで、休む人の穴を出来るだけ埋める
- チームメンバーの作業影響をできるだけ小さくする
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必ず連絡をください。一番困るのは「来るのか、来ないのかわからない」状態になることです。
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可能であればメール等のテキストで連絡して下さい。関係者への情報共有や連絡の受け取り漏れを防ぎやすいからです。困難な場合は電話等でもかまいません。本人が電話もできない場合は、家族など代理の方からの連絡でもかまいません。
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連絡する際に、ぜひとも次の事を知らせてください。あなたの休みを出来るだけフォローするためです。
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復帰の見込み:リスクを見込んだ復帰見通しを教えてください(例…翌日には来る、XX時には行けそう)
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緊急時の連絡方法:出来るだけ連絡しないようにしますが、何かあったときの連絡手段を教えてください(例…電話が良い、メールなら見れる、XX時からXX時なら連絡できる、等)
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影響を受ける仕事の対策:予定していた作業への影響を、ひとことでも良いので教えてください(例…緊急の作業はない、復帰後リカバリーできる、等)
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以下はできれば教えてください。
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どこまでメールを読んでいるか。休み中のメールチェック予定。返信は可能か。
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休みの間に発生しそうな作業と、その対策。
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お客様から連絡を受けた場合は、どうすればよいか。
- 休みを取ることは労働者の権利です。
- 休んで困るのは、休んだ人の問題ではなくて組織の問題です。組織で対処しましょう。
- 休んでいる人への連絡は必要最小限かつ、特定の人から行いましょう。一般的には休んでいる人の組織の上位者になります。また、どうしても連絡したい場合も個人で判断せず、休んでいる人の上位者の許可を得るなどのステップを踏みましょう。
- 情報や電子ファイルを個人で握りこまないようにしましょう。「あのファイルが必要」という状況が出来たときに、困ってしまうためです。
- スケジュールを共有してください。お客様や関係者の打合せも、公開されていれば代行やキャンセルすることができます。
- 議事録や作業記録を残しましょう。こういったヒントがあれば、緊急時に残された人で作業を引き継げるかもしれません。
- ウィルス性の感染症や風邪の多くは、手洗い・うがいで防止できます。ぜひ、やりましょう。