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@kenta-polyglot
Created June 2, 2019 10:01
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・ 変数は「名札」である。(「参照」みたいなもの)
num = 10
print(num)
num = 12
print(num)
別のオブジェクトを代入するということは、変数を別のオブジェクトの名札に変更したということになります。
上記の場合は最初の「print」メソッドでは「10」が出力されますが、
次の「print」メソッドでは変数に別のオブジェクトを代入していますので「12」が出力されます。
val = 10
print(val)
val = "こんにちは"
print(val)
またオブジェクトは元になっているクラスが決まっていますが、
変数はオブジェクトに付けられた名札でしかないため変数自体には型のようなものは存在しません。
その為、一度代入が行われた変数に対して、まったく違うクラスから作成されたオブジェクトを代入することも可能です。
pref1 = "東京"
pref2 = pref1
変数はあくまでオブジェクトに対する名札ですので、
変数「pref2」を新たに「東京」と言う文字列オブジェクトの名札にした場合でも
「東京」と言う文字列オブジェクトは1つのままです。
つまり1つのオブジェクトに2つの名札が付いている状態です。
str1 = "Tokyo"
str2 = str1
str1 << ",Japan" # <<演算子は別の文字列オブジェクトを作成しないことに注意
print(str1)
print(str2)
上記の場合、どちらの「print」メソッドも「Tokyo,Japan」を出力します。
str1 = "Tokyo"
str2 = str1
str1 = "Osaka"
print(str1)
print(str2)
この場合、str1は"Osaka"という文字列オブジェクトを指すようになるので、
print(str1) # Osaka
print(str2) # Tokyo
となる。
・ 複数の変数に代入
変数1, 変数2, 変数3, ... = 式1, 式2, 式3, ...
変数1, 変数2, 変数3, ... = [要素1, 要素2, 要素3, ...]
代入演算子「=」の左辺に代入される変数をカンマで区切って並べて記述します。
そして右辺には左辺に記述した変数に代入するオブジェクトや式などをカンマで区切って並べて記述します。
この場合、右辺に記述された式を評価した値が左辺に記述された変数に順に代入されていきます。
変数1には式1が、変数2には式2が、といった感じです。
city1, city2, city3 = "東京", "大阪"
なお左辺に記述した変数の数より右辺に記述したオブジェクトの数が少ない場合、
代入されるオブジェクトが無い変数には「nil」が代入されます。
・ 定数
変数名の一文字目が英大文字だと定数になる。
・ 条件分岐
if 条件式 then
条件式が真の時に実行する処理1
条件式が真の時に実行する処理2
end
→ 条件式の後に改行がある場合はthenは省略可能。
基本的にその場合はthenは省略することがルールになっている。
if 条件式 then
条件式が真の時に実行する処理1
条件式が真の時に実行する処理2
else
条件式が偽の時に実行する処理1
条件式が偽の時に実行する処理2
end
if 条件式1 then
条件式1が真の時に実行する処理
elsif 条件式2 then
条件式1が偽で条件式2が真の時に実行する処理
elsif 条件式3 then
条件式1及び条件式2が偽で条件式3が真の時に実行する処理
else
全ての条件式が偽の時に実行する処理
end
unless 条件式 then
条件式が偽の時に実行する処理
end
case 対象オブジェクト
when 値1 then
値1と一致する場合に行う処理
when 値2 then
値2と一致する場合に行う処理
when 値3 then
値3と一致する場合に行う処理
else
どの値にも一致しない場合に行う処理
end
※ case文では「then」は省略可能です
真の時に実行する式 if 条件式
「式修飾子」という。
「if」修飾子は実行する処理を先に記述しているだけです。
ただ、先に記述することで何を実行しようとしているのかが分かり易くなる場合があります。
また簡潔に記述することもできます。
例)
print("num = ", num) if debug
偽の時に実行する式 unless 条件式
・ 繰り返し
while 条件式 do
実行する処理1
実行する処理2
end
※「do」は省略可能です。
until 条件式 do
実行する処理1
実行する処理2
end
※「do」は省略可能です。
until文は指定した条件式が偽(false)の間、繰り返し処理を行います。
→ 実際には「○○という条件に達するまで」という用途で使わないとわかりにくいと思われる。
for 変数 in オブジェクト do
実行する処理1
実行する処理2
end
※「do」は省略可能です。
「for」文では繰り返しが1回行われるたびにオブジェクトに対して「each」メソッドが実行し取得した要素などを変数に代入します。
よって「for」文で指定できるオブジェクトは「each」メソッドを持ったオブジェクトでなければなりません。
例えば配列やハッシュ、範囲オブジェクトなどが該当します。
例)
for num in 1..3 do
print("num = ", num, "¥n")
end
オブジェクト.each{|変数|
実行する処理1
実行する処理2
}
オブジェクト.each do |変数|
実行する処理1
実行する処理2
end
オブジェクトに含まれる要素を「succ」メソッドで順に取得して変数に格納し、
「{」から「}」までの処理(又は「do」から「end」までの処理)を実行します。
例)
range = 5..10
range.each{|num|
print("num = ", num)
}
上記の場合では、範囲オブジェクトに対して「each」メソッドが実行されています。
範囲オブジェクトから順に「5」「6」「7」「8」「9」「10」が取り出されて
変数「num」に格納された後で「{」から「}までの処理が実行されます。
下記のような記述も可能
(5..10).each{|num|
print("num = ", num)
}
※ ここで解説した「each」メソッドやこの後で解説する「times」メソッドなどのように
繰り返しを行うブロック{}付きのメソッドをイテレータと呼んでいます。
オブジェクト.times{|変数|
実行する処理1
実行する処理2
}
「times」メソッドは、変数に「0」から「対象のオブジェクトが持つ数値 - 1」を順に代入しながら
「{」から「}」までの処理(又は「do」から「end」までの処理)を実行します。1回繰り返す毎に1ずつ数値は増加します。
例)
10.times{
print("Hello¥n")
}
オブジェクト.upto(max){|変数|
実行する処理1
実行する処理2
}
「upto」メソッドは、変数に「対象のオブジェクトが持つ数値」から「max」を順に代入しながら
「{」から「}」までの処理(又は「do」から「end」までの処理)を実行します。1回繰り返す毎に1ずつ数値は増加します。
(「|変数|」の部分は省略可能です)。
例)
3.upto(7){|num|
print("num = ", num, "¥n")
}
オブジェクト.downto(min){|変数|
実行する処理1
実行する処理2
}
「downto」メソッドは、変数に「対象のオブジェクトが持つ数値」から「min」を順に代入しながら
「{」から「}」までの処理(又は「do」から「end」までの処理)を実行します。1回繰り返す毎に1ずつ数値は減少します。
(「|変数|」の部分は省略可能です)。
例)
7.downto(3){|num|
print("num = ", num, "¥n")
}
オブジェクト.step(limit, step){|変数|
実行する処理1
実行する処理2
}
「step」メソッドは、変数に「オブジェクトの値」から「limit」を超える前まで順に代入しながら
「{」から「}」までの処理(又は「do」から「end」までの処理)を実行します。
1回繰り返す毎に「step」に指定した数値だけ増加します。(「|変数|」の部分は省略可能です)。
例)
2.4.step(5.3, 0.8){|num|
print("num = ", num, "¥n")
}
上記の場合、「2.4」「3.2」「4.0」「4.8」の値を変数「num」に格納しながら「{」から「}」までの処理を実行します。
「limit」を超える前まで実行されることに注意して下さい。
loop{
実行する処理1
実行する処理2
}
「loop」メソッドはKernelクラスで用意されているメソッドです。無限ループを行います。
例)
num = 1
loop{
print("num = ", num, "¥n")
num += 1
if num > 10 then
break
end
}
break
「break」を使用することで、繰り返し処理の本来の終了条件とは別に繰り返しを終了させることが可能です。
なお繰り返しが入れ子になっている場合は「break」が実行された一番内側の繰り返しを抜けます。
next
繰り返し処理の中で「next」が実行されるとブロック内の「next」以降の処理が行われずに次の繰り返しへ進みます。
(continueである)
なお繰り返しが入れ子になっている場合は「next」が実行された一番内側の繰り返しに関して次の繰り返しへ進みます。
例)
count = 0
("aa".."az").each{|str|
count += 1
if count % 3 != 0 then
next
end
print(str + "¥n");
}
redo
例えば下記の式で「each」メソッドのよって「ac」が取り出されて繰り返しが行われた場合、
変数「count」の値は「3」となっているため「redo」によって繰り返しが改めて行われます。
繰り返しが改めて行われるというのは取り出される要素が同じで改めて繰り返しが最初から実行されるということです。
この場合「each」メソッドによって先ほどと同じ「ac」が取り出されて改めて繰り返しが行われますが、
変数「count」の値は元に戻っていませんので今度は「4」となります。よって繰り返しは最後まで実行されます。
→ 重要な点として「aa」に処理が戻るということではない、「ac」に対する処理がもう一回行われるということである。
うまくやらないと無限ループになるので結構怖いが。
例)
count = 0
print("[start]¥n")
("aa".."ae").each{|str|
count += 1
if count % 3 == 0 then
redo
end
print(count, ":" + str + "¥n");
}
出力
[start]
1:aa
2:ab
4:ac
5:ad
7:ae
真の時に実行する式 while 条件式
偽の時に実行する式 until 条件式
例)
num = 2
num *= 2 while num < 1000
・ 範囲オブジェクト
range1 = 5..10
range2 = "d".."g"
first...last
..演算子と異なり、...演算子の場合、最後の要素は含まれない。
range1 = Range.new(5, 10) # ..演算子と同様
range2 = Range.new(5, 10, true) # ...演算子と同様(最後の要素は含まれない)
・ 配列
array = [2005, 2006, 2007, 2008]
array = ["山田", "太郎", 1992, 12, 31, "男性"]
array = [2005, 2006, 2007, 2008]
print(array[0])
year = array[1]
atメソッド
例)
array = [2005, 2006, 2007, 2008]
print(array[0])
print(array.at(0))
Arrayクラス
array = Array[2005, 2006, 2007, 2008]
array1 = Array.new(3)
array2 = Array.new
要素数だけを指定した場合、各要素には初期値としてのオブジェクトが代入されていませんので「nil」が代入されます。
よって次のように配列オブジェクトを作成した場合と同じです。
array1 = [nil, nil, nil]
array1 = ["Red", "Red", "Red"]
array2 = Array.new(3, "Red")
最初の例では、各要素には「Red」と言う文字列オブジェクトが各要素に代入されます。
これらのオブジェクトは値は「Red」で同じですがオブジェクトとしては全て別のオブジェクトです。
それに対して2つ目の例では「Red」と言う文字列オブジェクトが1つだけ作成され全ての要素に代入されます。
各要素は同じオブジェクトを参照していることになります。
よって文字列オブジェクトを何らかの方法で変更すると全ての要素が参照しているオブジェクトに影響が出ます。
array = Array.new(3){"Red"}
この場合、要素数が3つの配列オブジェクトが作成されますが、各要素に対してブロック内の処理が呼び出されて実行されます。
今回は単に文字列オブジェクトの「Red」を記述しています。
この場合は各要素に「Red」が格納されますが、要素毎に毎回オブジェクトが作成されて代入されているため
各要素には値は同じですが別々の文字列オブジェクトが代入されます。
array = ["Red", "Red"}
newarray = Array.new(array)
上記の場合、配列オブジェクト「array」の0番目の要素と1番目の要素に代入されているオブジェクトは別々のものでが、
複製された配列オブジェクト「newarray」の0番目の要素に代入されているオブジェクトは、
元の配列オブジェクト「array」の0番目の要素に代入されているオブジェクトは同一です。
array = Array["赤", "あお", "緑"]
array[1] = "青"
インデックスが「1」の要素に対して、新しいオブジェクトの「青」を代入しています。
array = Array["赤", "青", "緑"]
print(array.length) # 要素数
print(array.nitems) # nilの要素を除外した要素数
配列に対する繰り返し
array = Array["赤", "青", "緑"]
for var in array do
print("Color = " + var + "¥n")
end
array = Array["赤", "青", "緑"]
array.each{|var|
print("Color = " + var + "¥n")
}
多次元配列
personals = [["佐藤", 20], ["山田", 28], ["加藤", 17]]
name1 = personals[0][0]
old1 = personals[0][1]
name2 = personals[1][0]
old2 = personals[1][1]
name3 = personals[2][0]
old3 = personals[2][1]
・ ハッシュ
hash = {"Yamada" => 34, "Katou" => 28, "Endou" => 18}
print(hash["Katou"]) # 存在しないキーの場合はnilが返される
print(hash.fetch("Katou")) # 存在しないキーの場合は「IndexError」エラーが発生する。
# 空のハッシュを作成
hash = Hash.new()
# 空のハッシュを作成
hash = Hash.new {|hash, key| hash[key] = "none"}
上記はブロック内の変数名が実際の変数名と重複してるので例として不適切。(変数名を「h」とかにしてくれればいいのだが)
eachとかのブロックと同じ。
# Hashクラスのクラスメソッドの[]を使用した方式(まあ分かりにくいので{}にすべきだろう)
hash = Hash["Yamada" => "Tokyo", "Katou" => "Nagano", "Endou" => "Aomori"]
copyhash = Hash[hash]
存在しないキーを指定した場合にデフォルトで返される値の変更
例)
hash = Hash.new("none")
print(hash["Yamada"])
例)
hash = Hash.new{|hash, key|
hash[key] = key
}
print(hash["Yamada"])
print(hash["Takahashi"])
この場合、存在しないキーを指定して値を取得した時、値としてキーのオブジェクト返されます。
例)
hash = Hash.new{|hash, key|
key
}
print(hash["Yamada"])
print(hash["Takahashi"])
この場合も存在しないキーを指定して値を取得した時、値としてキーのオブジェクトが返されますが新しい要素としては格納されません。
その為再度同じ存在しないキーを指定した場合は改めてブロック内が実行されます。
例)
hash = Hash.new()
hash.default = "none"
print(hash["Yamada"])
要素の追加と値の変更
例)
hash = {"Lemon" => 100, "Orange" => 150}
hash["Lemon"] = 120
hash["Banana"] = 90
例)
hash = {"Lemon" => 100, "Orange" => 150}
hash.store("Lemon", 120)
hash.store("Banana", 190)
ハッシュのサイズの取得
hash = {"Lemon" => 100, "Orange" => 150}
print(hash.length)
print(hash.size)
lengthでもsizeでもどちらでも良いらしい
→ rubyのコーディング規約では、エイリアスであるlengthではなく、sizeを使いましょうということになっている。
ハッシュに対する繰り返し
hash = {"Lemon" => 100, "Orange" => 150}
hash.each{|key, value|
print(key + "=>", value)
}
hash = {"Lemon" => 100, "Orange" => 150}
hash.each_key{|key|
print("key = " + key)
}
→ each_keyではなくkeysか何かで代替できたはず。(each_keyは文字数が多いので嫌われているっぽい)
hash = {"Lemon" => 100, "Orange" => 150}
hash.each_value{|value|
print("value = ", value)
}
ハッシュに含まれるキーや値を配列として取得
hash = {"Lemon" => 100, "Orange" => 150}
array = hash.keys
hash = {"Lemon" => 100, "Orange" => 150}
array = hash.values
hash = {"Lemon" => 100, "Orange" => 150}
array = hash.to_a
to_aだと、[[key1, values1], [key2, value2], ...]のようにして返される。
括弧の省略
http://docs.ruby-lang.org/ja/1.9.3/doc/spec=2fliteral.html
メソッドの引数の末尾に要素が1つ以上のハッシュを渡す場合は、{ }を省略することができる。
railsだと
render json: @user
のような箇所。これは全て省略しないで書くと
render({:json => @user})
である。後置シンボル記法なら
render({json: @user})
となる。
・ メソッド
トップレベル
オブジェクト指向のプログラミングではクラスを定義し、そのクラスからオブジェクトを作成するということから開始します。
ところが今までのサンプルでは次のように実行するプログラムを単に記述していました。
print("Hello¥n")
このように特定のクラス定義の中に記述されたのではなく、クラス定義の外側の部分はトップレベルと呼ばれています。
トップレベルにはクラスの定義などを記述できますし、プログラムが実行されるとトップレベルに記述されたプログラムが順に実行されて行きます。
例えばJava言語であれば、あるクラス定義の中に記述されたmainメソッドが実行されますが、
Rubyにおけるトップレベルは厳密には何かのクラスのメソッドではありません。
オブジェクト指向でありながらもメソッド以外で実行する処理を記述してあるのは変な気もしますが、
あまり細かい事にはこだわっていないようです。
selfとmain
Rubyでは「self」と呼ばれる式が用意されています。
「self」はメソッド内で実行されると、そのメソッドを実行しているオブジェクトを参照することが出来ます。
ではトップレベルで「self」を実行するとどうなるのでしょうか。トップレベルは厳密にはメソッドではないのですが、
「self」を実行すると「main」と言うオブジェクトを返してくれます。
print(self.to_s)
では「main」と言うオブジェクトの元になっているクラスは何かを確認してみます。
オブジェクトに対して「class」メソッドを実行するとそのオブジェクトをのクラスを返します。
print(self.to_s)
print(self.class.to_s)
実行してみると「main」オブジェクトの元になっているクラスは「Object」クラスと表示されます。
これらのことから、Rubyではプログラムが実行されると「Object」クラスのオブジェクトである「main」を作成し、
その「main」オブジェクトの中のとあるメソッド内に記述されたプログラムを実行しているようにも見えます。
ただそう見えるだけで、実際にはトップレベルはトップレベルであり、
トップレベルであっても「self」が何も返さないのはおかしいので「main」と言うオブジェクトを返すようにしているだけのようです。
トップレベルに定義されたメソッド
メソッドはクラスの中に記述するものですが、トップレベルの中にもメソッドを定義することが出来ます。
トップレベルに定義されたメソッドは「Kernel」モジュールの中に追加されることになっています。
(どういう仕組みなのかは良く分かっていません)。
「Kernel」モジュールは全てのクラスの元になっている「Object」クラスに読み込まれています。
その為、トップレベルに定義されたモジュールは、「Kernel」モジュールの中で既に定義されている
「print」メソッドなどと同じようにどのクラス内からでも呼び出すことができます。
またメソッドを呼び出す際に、呼び出し元のオブジェクト(レシーバーと呼ばれています)を省略できるので、
あたかも関数のように使用することが可能です。
よって特定のクラス内ではなくトップレベルの位置にメソッドを定義すれば、
関数のように使用できるメソッドを定義することが可能となります。
→ ちなみにRuby 1.9以降、最上位の基底クラスはBasicObjectクラス。
メソッドの定義と呼び出し
def メソッド名(引数1, 引数2, ...)
実行する処理
実行する処理
end
例)
def printHello
print("Hello¥n")
end
printHello
注)
メソッドは実際に呼び出されるよりも前に定義されていなければなりません。例えば次のようなプログラムはエラーとなります。
printHello
def printHello
print("Hello¥n")
end
例)
def printHello(msg, name)
print(msg + "," + name + "¥n")
end
printHello("Hello", "Yamada")
例)
def addString(str)
str << ",Japan" # この場合、呼び出し元の変数も変更される(http://gam0022.net/blog/2013/02/09/ruby-variable/)
end
address = "Tokyo"
print(address + "¥n")
addString(address)
print(address + "¥n")
※ 重要!!
rubyのメソッド引数は「値渡し」であるが、rubyの変数は「ラベル」なので、
「<<演算子」を使ったりすると、呼び出し元の変数の値も変更される。
そういう意味では「参照を値渡ししている」と考えてよい。
http://gam0022.net/blog/2013/02/09/ruby-variable/
http://qiita.com/metheglin/items/ca452bc0a3866d2de7bf
要するに
str = "Tokyo"
では、strというラベルが新しい「Tokyo」という文字列オブジェクトを指すようになるだけだが、
str << "Tokyo"
では、strの指し示す文字列オブジェクト自体が変更される。ここは要注意。
重要なのは、代入演算子の動作が、「変数の向き先(参照先)を変更する」である点。
変数の指しているオブジェクトの値を変更しているわけではない。ここの理解が重要。
例)デフォルト引数
def printHello(msg="No msg", name="No name")
print(msg + "," + name + "¥n")
end
printHello("Hello", "Yamada")
printHello("Hello")
printHello()
def printHello(msg, name="No name")
print(msg + "," + name + "¥n")
end
printHello("Hello", "Yamada")
printHello("Hello")
引数を配列として受け取る
例)
def printHello(msg, *names)
print(msg + "," + name + "¥n")
end
printHello("Hello")
printHello("Hello", "Yamada")
printHello("Hello", "Yamada", "Endou")
printHello("Hello", "Yamada", "Endou", "Katou", "Takahashi")
戻り値
def tashizan(num1, num2)
return num1 + num2
end
sum = tashizan(10, 25)
print("合計 = ", sum)
なお「return」は省略可能です。省略された場合はメソッド内の最後の式を評価した値が戻り値となります。
戻り値(多重代入)
def keisan(num1, num2)
return num1 + num2, num1 - num2
end
plus, minus = keisan(10, 25)
・ クラス
アクセスメソッド
定義式 機能
attr_reader :変数名 参照が可能
attr_writer :変数名 更新が可能
attr_accessor :変数名 参照と更新が可能
class Car
def initialize(carname="未定義")
@name = carname
end
attr_accessor :name
end
car = Car.new()
car.name = "civic"
print(car.name)
上記のように対象となるインスタンス変数名に対して「attr_reader」「attr_writer」「attr_accessor」のいずれかを使って
上記のように記述することでインスタンス変数の参照や更新用のメソッドを個別に定義する代わりとなります。
「オブジェクト名.変数名」で参照したり更新したりが直接行えます。
(クラス外からインスタンス変数が直接操作できるようになったわけではなく、
参照や更新が行えるメソッドが自動的に作成されたと考えて下さい)。
定数
class Reji
SHOUHIZEI = 0.05
def initialize(init=0)
@sum = init
end
def kounyuu(kingaku)
@sum += kingaku
end
def goukei()
return @sum * (1 + SHOUHIZEI)
end
end
reji = Reji.new(0)
reji.kounyuu(100)
reji.kounyuu(80)
print(reji.goukei())
クラス外から定数を参照したい場合は
print(Reji::SHOUHIZEI)
のようにする。
クラス変数
class Car
@@count = 0
def initialize(carname="未定義")
@name = carname
@@count += 1
end
def getCount()
return @@count;
end
end
car1 = Car.new("crown")
car2 = Car.new("civic")
print("現在生成されたオブジェクト数:", car1.getCount())
継承
class Car
def accele
print("アクセルを踏みました")
end
def brake
print("ブレーキを踏みました")
end
end
class Soarer < Car
def openRoof
print("ルーフを開けました")
end
end
オーバーライド
class Car
def accele
print("アクセルを踏みました")
end
def brake
print("ブレーキを踏みました")
end
end
class Soarer < Car
def openRoof
print("ルーフを開けました")
end
def accele
print("アクセルを踏み加速しました")
end
end
class Crown < Car
def reclining
print("シートをリクライニングしました")
end
end
オーバーライドの際には特にキーワードは不要なようである。
スーパークラスのメソッドを呼び出す
class Car
def accele
print("アクセルを踏みました¥n")
end
end
class Soarer < Car
def accele
super
print("加速しました¥n")
end
end
# 引数のある場合
class Car
def accele(acceletime)
print(acceletime, "秒間アクセルを踏みました")
end
end
class Soarer < Car
def accele(acceletime)
super(acceletime)
print("加速しました")
end
end
# 引数が自動的に渡されるケース
class Car
def accele(acceletime)
print(acceletime, "秒間アクセルを踏みました")
end
end
class Soarer < Car
def accele(acceletime)
super
print("加速しました")
end
end
「super」は特殊なメソッドと考えて下さい。
メソッドの中で「super」メソッドを実行すると、
スーパークラスの中でその呼び出されたメソッドと同じメソッド名を持つメソッドを探して実行します。
アクセス制御
class Car
def accele(acceletime=1)
print("アクセルを踏みました¥n")
print("スピードは", calcSpeed(acceletime), "Kmです¥n")
end
public :accele
def brake
print("ブレーキを踏みました¥n")
end
public :brake
def calcSpeed(acceletime)
return acceletime * 10
end
private :calcSpeed
end
car = Car.new
car.accele(10)
特に指定しない場合はpublicになる。
initializeメソッドは常にprivate。
# まとめて指定する方式
class Car
public
def accele(acceletime=1)
print("アクセルを踏みました¥n")
print("スピードは", calcSpeed(acceletime), "Kmです¥n")
end
def brake
print("ブレーキを踏みました¥n")
end
private
def calcSpeed(acceletime)
return acceletime * 10
end
end
car = Car.new
car.accele(10)
・ モジュール
モジュールの定義
module HeikinModule
def heikin(x, y)
kekka = (x + y) / 2
print(kekka)
end
end
モジュールはクラスと同じくメソッドを定義する事が出来ます。
クラス変数に相当するものはモジュールにはありませんが定数は定義する事が出来ます。
モジュールの利用方法としては「モジュール名.メソッド名」の形式で関数のように実行するか、
または他のクラスの中にインクルードして利用することが出来ます。
モジュールを関数のように使う
module SuuchiModule
def minValue(x, y)
if x < y
return x
else
return y
end
end
def maxValue(x, y)
if x > y
return x
else
return y
end
end
module_function :minValue
module_function :maxValue
end
print(SuuchiModule.minValue(10, 8), "¥n")
print(SuuchiModule.maxValue(10, 8), "¥n")
# includeして呼び出す場合は下記のように行える
include SuuchiModule
print(minValue(10, 8), "¥n")
print(maxValue(10, 8), "¥n")
→ 別ファイルから使う場合はrequireとincludeが必要。
クラスにモジュールをincludeする。
module SuuchiModule
def minValue(x, y)
if x < y
return x
else
return y
end
end
end
class Test
include SuuchiModule
def dispValue(x, y)
min = minValue(x, y)
print("2つの値", x, "と", y, "の中で小さい値は", min, "です¥n")
end
end
test = Test.new
test.dispValue(10, 8)
・ %記法
http://d.hatena.ne.jp/shunsuk/20081220/1229779001
%{I LOVE #{name}}
文字列リテラル。式展開が有効。%記法だとシングルクォートやダブルクォートをエスケープする必要がありません。
・ %w記法
%w(foo bar) is a shortcut for ["foo", "bar"].
→ %w[foo bar]でもよい。
Meaning it's a notation to write an array of strings seperated by spaces instead of commas and without quotes around them.
You can find a list of ways of writing literals in zenspider's quickref.
・ メソッド引数のアスタリスク
http://tm.root-n.com/programming:ruby:etc:parameter_asterisk
def hoge(a, b, c, d)
p a
p b
p c
p d
end
arr = [111, 222, 333]
hoge(1, *arr)
「呼び出す側の引数にアスタリスクを付けると与えられた配列は展開されます」
とのことなので、上記はhoge(1, 111, 222, 333)となる。
よって、recipeの
role :web, *%w[
192.168.1.121
192.168.1.122
]
は、
role(:web, "192.168.1.121", "192.168.1.122")
である。
・ シンボル
http://d.hatena.ne.jp/keyesberry/20080802/p1
シンボルは文字列と一対一で対応する記号である
文字列'Charlie'に対応するシンボルは:Charlieとなる
→ Ruby 1.9から、ハッシュキーのシンボルのコロンは前置でも後置でもオッケーになった。(後置だと「=>」を省略できる)
http://d.hatena.ne.jp/sevenpg/20100822/1282477146
http://ruby-newbie.hatenablog.com/entry/2012/12/30/201905
→ ハッシュの表記方法ですがRoRでよく使われるのは、
capital = { :france =>"Paris", :japan => "Tokyo", :uk => "London" }
ではなくて。下の書き方です。
capital = { france: "Paris", japan: "Tokyo" , uk: "London" }
キーにシンボルを使う場合はコロンをハッシュキーの最後につけると矢印を省略して書けますというRuby1.9の表記方法です。
文字列のところで書いたように
my_name = 'Charlie'
his_name = 'Charlie'
とした場合
2つの異なるオブジェクトがRuby空間に生成される
my_name.object_id # => 8848520
his_name.object_id # => 8827340
これらのシンボルは以下により得られる
my_name.intern # => :Charlie
his_name.intern # => :Charlie
当然に異なるオブジェクトのシンボルは
異なるオブジェクトであることが期待される
しかしそうはならない
my_name.intern.object_id # => 314378
his_name.intern.object_id # => 314378
つまり同一記号のシンボルは同じオブジェクトである
これはつまり一つのRuby空間には
無数の"Charlie"が存在しうるけれども
これに対応する:Charlieというシンボルオブジェクトは
ただ一つしか存在しないということを意味している
そうこれはまるで整数だ
整数と同様にシンボルには名札を付ける必要はない
シンボル記号に対するオブジェクトは一意であり
ユーザは名札がなくても希望するオブジェクトにアクセスできる
つまりシンボル記号自体がそのオブジェクトの名札の役割を担う
ここまで来ればシンボルの正体ははっきりする
文字列のような顔をして
数字のようにそれ自体が名札として機能する
そうシンボルとは…
文字列の皮を被った整数だったんだ!
→ 「名札のついた整数」と考えれば分かりやすい。
シンボルの出番
Rubyには複数の関連するオブジェクトを
ユーザがまとめて管理できるようにするオブジェクトがある
配列とハッシュである
our_name = [ 'Charlie', 'Fox', 'Henry' ]
これでRuby空間に3つの文字列オブジェクトを管理する
1つの配列オブジェクトが生成され
それにour_nameの名札が付けられる
配列で管理されるオブジェクトへのアクセスは
その位置を表す数字で行なえる
our_name[1] # => "Fox"
でも数字には個性がないので
1と”Fox"との間にはその位置以上の関連性はない
できればもっと関連性を持たせて意味付けをしたい
そのような場合シンボルが使える
our_name = { :my_name => 'Charlie', :his_name => 'Fox', :my_nephew => 'Henry' }
これでRuby空間に3つの文字列オブジェクトを管理する
1つのハッシュオブジェクトが生成され
それにour_nameの名札がつけられる
ハッシュで管理されるオブジェクトへのアクセスは
そのキー値を使って行う
our_name[:his_name] # => "Fox"
なおRuby空間では:his_nameは"his_name"に対応しているが
それらは別のオブジェクトなので
our_name["his_name"] # => nil
となる
→ これが困るのでシンボルが使われると考えてよい。つまりハッシュのキーには基本的にシンボルを使う。
Rails空間では事情が異なるようだ
シンボルの特性をまとめてみよう
・文字列と一対一に対応した記号である(文字列オブジェクトとシンボルオブジェクトは多対一の関係になる)
・同一記号のシンボルはRuby空間に唯一つ存在する(整数と同様、文字列と相違)
・シンボル記号自体が意味付けを表象できる(文字列と同様、整数と相違)→つまり見た目が文字列なので整数よりも分かりやすいということ。
これらの特性を考えれば
そのオブジェクトの変更が予定されない場合
無駄なオブジェクトが生成されないシンボルは
速度の点で文字列オブジェクトよりも有利であり
またその記号の可読性を高めたい場合
整数オブジェクトよりも有利である
・ print/puts/p/inspect
printメソッドは、改行を行いません。
putsメソッドは、文字列の最後で強制改行を行います。
pメソッドは、引数が文字列の場合は、出力の際に「"」で文字列を囲んで返します。
出力された値が、文字列なのか数値なのかを見分けられます。
pメソッドは、プログラムの動作を確認したいときに、出力された値の型や構造を確認したい場合に使います。
inspectメソッドは、変数のリテラル表現を返します。
a = ["0", "1"]
puts a.inspect # p a と同様
・ requireとincludeの違い
http://faultier.blog.jp/archives/1220074.html
Rubyファイルを読み込むのはrequire
includeは「モジュールを使うよって宣言」ではなくて「モジュールが持ってる性質を、クラスに組み込むメソッド」
includeをclass/module文の中で使うと、モジュールの特徴をそのクラスに追加する
モジュールの中でdef self.hogeとして定義されてたやつはそのクラスのクラスメソッドになる
モジュールの中でdef fugaとして定義されてたやつはそのクラスのインスタンスメソッドになる
includeをclass/module文の外で使うと、モジュールの特徴をObjectクラスに追加する
モジュールの中でdef self.hogeとして定義されてたやつは全てのクラスのクラスメソッドになる
モジュールの中でdef fugaとして定義されてたやつは全てのクラスのインスタンスメソッドになる
・ alias
http://doc.ruby-lang.org/ja/1.9.3/doc/spec=2fdef.html#alias
# メソッド foo を定義
def foo
"foo"
end
# 別名を設定(メソッド定義の待避)
alias :_orig_foo :foo
# foo を再定義(元の定義を利用)
def foo
_orig_foo * 2
end
p foo # => "foofoo"
・ define_method
http://www.func09.com/wordpress/archives/373
class DynamicMethod
# my_method_1, my_method_2というメソッドを定義する
[1,2].each do |num|
define_method("my_method_#{num}") do |message| # 引数message
puts "My method #{num}:#{message} "
end
end
end
dm = DynamicMethod.new
p dm.methods.select{|i| i=~/my_method/} # => ["my_method_1", "my_method_2"]
dm.my_method_1 "hello" # => My method 1:hello
dm.my_method_2 "good-bye" # => My method 2:good-by
・ module
http://blog.livedoor.jp/sparklegate/archives/50254891.html#
module Com
module Example
module Web
module Util
class MyClass;
def initialize; p 'Hello World.'; end
end
end
end
end
end
ディレクトリ階層もJavaスタイルでmoduleと対応させて下さい。
% mkdir ./com; mkdir ./com/example; mkdir ./com/example/web; mkdir ./com/example/web/util
使うとき
require 'com/example/web/util/MyClass'
module Com
module Example
class Sample
include Com::Example::Web::Util
def execute
my_class = MyClass.new
end
end
end
end
おそらく、capistranoの「load」は、requireとincludeを一緒にやってくれていると思われる。
で、「namespace」は、おそらくmoduleだろう。
「task」は、多分define_method。
・ ローカル変数、インスタンス変数、クラス変数、グローバル変数、定数
1. 小文字aからz か、_ で始まるのは、ローカル変数。
<例>num1
最初に宣言されたブロック内だけで有効のようです。ブロックとは { } で囲まれた間のことかな?beginからendもブロックというのかな?
2.@から始まるのは、インスタンス変数。
<例>@num1
3.@@から始まるのは、クラス変数。
<例>@@num1
4.$から始まるのは、グローバル変数。
<例>$num1
どこでも使えるグローバル変数です。これを多用すると結構危険ですよね。
5.大文字AからZで始まるのは、定数。
<例>Num1
でも、初期化した後にも代入できるらしいです。ただし初期化の後の代入は、Warningが出るようです。
・ DSL(Domain Specific Language)
http://gihyo.jp/admin/feature/01/dsl/0002?page=2
Rubyでは,DSLの作成にeval,class_eval,そしてinstance_evalという便利な機能を使う事ができます。
evalは,文字列をRubyのステートメントとして評価します。evalはRubyカーネルのメソッドであり,
オブジェクト内部や単純なスクリプトの中でも使うことができます。
これにより,非常に柔軟なプログラムを作ることができるのです。
http://www.atmarkit.co.jp/news/201009/13/spell.html
・ block, Proc, lambda, method
http://qiita.com/kidachi_/items/15cfee9ec66804c3afd2
ブロックとは
do~end(もしくは{~})で囲われた、引数となるためのカタマリ。
yieldは「ブロックを呼び出すもの」、Procは「ブロックをオブジェクト化したもの」
ブロックの性質は
それ単体では存在できず、メソッドの引数にしかなれない(「do~endのカタマリ」がその辺に単体で転がっているのは見た事ないはず。)
引数として渡されたブロックは、yieldによって実行される
def foo
yield(1,2)
end
foo {|a,b|
p [a, b]
} # => [1, 2] (要するに p [1, 2] を実行した)
def give_me_block
yield
end
give_me_block do
p "Hello, block!"
end
↓この定義は、下記のように書くことも出来る。
def give_me_block( &block )
block.call
end
give_me_block do
p "Hello, block!"
end
→ &blockの「&」について。
&を付けることで、実際に引数にブロックが渡ってきた際、
Procオブジェクトに変換している。
→ Procオブジェクトとは
ブロックをオブジェクト化したものがProc
ブロックがそれ単体では存在できないことを思い出す (→オブジェクト化してしまえばok)
ブロックをオブジェクトに変換することで、引き渡されたメソッド(give_me_block)内で扱えるようにする
→ ブロック引数は、仮引数の中で一番最後に定義されていなければならない
以下みたいなのはNG
def give_me_block( &block1, param1 )
def give_me_block( &block1, &block2 )
つまるところ引数として渡せるブロックは一つだけ。
以上を踏まえるとこんな考え方も出来る。
「どうせブロック引数は一つしか取れないんだから
呼び出し箇所をblock.callなんて明示せずに、yieldで統一しちゃえば良いじゃん」
def give_me_block( &block )
yield # block.callをやめてyieldに変更
end
give_me_block do
p "Hello, block!"
end
さらに
「ブロックは全部yieldが示すんだから、仮引数(&block)もいらなくね?」
def give_me_block # (&block)を除去
yield
end
give_me_block do
p "Hello, block!"
end
これが色々省略されまくったyield文の正体です。
一見give_me_blockは何も引数をとらないメソッドのように見えるのに、
その内部にyieldを持っている以上「ブロックを引数として受けとるメソッドである」
ということを認識しないといけない。
Rubyコードを読み解く際によく注意しておかなければならない点の一つのみたいです。
■Rubyのblock、Proc、lambdaを理解する
http://d.hatena.ne.jp/shunsuk/20090101/1230816826
lambdaはProc.newもしくはproc と同じ。
l = lambda {p "hoge"}
l.call
=> "hoge"
lambda は -> で書ける
l = -> {p "hoge"}
l.call
引数を1つ渡す場合
l = -> (x){p x}
l.call("hoge")
=> "hoge"
引数を2つ渡す場合
l = -> (x,y){p x,y}
l.call("hoge", "fuga")
■RubyでのDSLの作り方
http://d.hatena.ne.jp/rubikitch/20080217/rubydsl
■メソッドの引数にブロックを渡す
http://www.yukun.info/blog/2008/01/ruby-block.html
・ 「!」キーワード
破壊的メソッド(オブジェクトの状態が変わるメソッド)には!を付加するのがrubyの流儀らしい。
→ a.sort
a.sort!
だと、前者はa配列の内容は変化しないが、後者はa配列の内容そのものがソートされる。
・ クラス内でのselfと@の違い
@hoge は、インスタンス変数 @hoge を参照します。
self.hoge は、インスタンスメソッド hoge を呼び出します。
self.hoge = は、インスタンスメソッド hoge= を呼び出します。
・ 特異クラス
http://magazine.rubyist.net/?0046-SingletonClassForBeginners
Ruby でのクラスメソッドの定義の仕方には大きくわけて二つのやり方があります。一つは特異メソッド方式、もう一つが特異クラス方式です。
def self.method_name の特異メソッド形式
特異メソッド方式では、def self.class_method のようにメソッド名の前にクラスメソッドを定義する対象のクラス名をつけて定義します。
リファレンスマニュアルにあるように直接クラス名を書いてもいいのですが、
定義するクラス自身の中に書く場合はこのように self. と書くことが多いでしょう。
class << self の特異クラス形式
特異クラス方式では、class << self と書いた行から end までの間に def class_method のように
クラス名を書かずにインスタンスメソッドと同じようなメソッド定義を書いていきます。
この間に書いたものはクラスメソッドとして定義されます。
どちらも正しいクラスメソッドの定義の仕方ですが、
特異メソッド方式では複数のクラスメソッドをまとめて定義したい場合に都度の self. を書くのが面倒なため、
そのようなときは特異クラス方式がとられることが多いようです。
・ rubyでselfを省略出来ない場合
http://qiita.com/akira-hamada/items/4132d2fda7e420073ab7
(rubyコーディング規約にも書いてある)
セッターメソッドを呼ぶ時はselfを省略出来ません。以下set_default_nameメソッドの様な例ですね。
class User
attr_accessor :name
def set_default_name
name = 'unknown' # nameというローカル変数が作られるだけ
# self.name = 'unknown' # こう書くべき
end
end
user = User.new
user.set_default_name
user.name # => nil
こういうケースがあるので、基本的に値をセットする場合は「@name」のようにした方が好ましいとも言える。
ただ、その場合setterメソッドを呼び出さないので、setterメソッド内でなにか特別な処理を行っている場合は問題となる。
・ module_functionの用途
http://qa.atmarkit.co.jp/q/37
http://ref.xaio.jp/ruby/classes/module/module_function
module_functionを使うと
クラスメソッド
プライベートメソッドなインスタンスメソッド(includeしたクラス内で使う)
の2つの形で使えるようになります。
代表的なのは Mathモジュールの数学関数ですね。
モジュールMathに対して呼ぶ
includeしてレシーバなしで使う
という2通りのやり方で使用することが出来ます。
・ Module::includedメソッド
http://ref.xaio.jp/ruby/classes/module/included
includedメソッドは、includeメソッドによってモジュールが他のモジュールやクラスにインクルードされたあとに呼び出されます。
引数にはモジュールをインクルードするクラスやモジュールが入ります。
module Feature
def self.included(klass)
puts "#{klass} has included #{self}!"
end
end
class Container
include Feature
end
#Container has included Feature!
Rubyではモジュールをインクルードしても、モジュールメソッド(モジュールの特異メソッド)はクラスには継承されませんが、
次のようにincludedの中でextendメソッドを呼び出すことでモジュールメソッドをクラスメソッドとして使えるようにできます。
→ 下記のようにクラスメソッドとインスタンスメソッドを同時に追加する際は
Moduleの中にModuleを定義する方式が頻出パターンのようである。
http://www.techscore.com/blog/2013/03/01/rails-includeされた時にクラスメソッドとインスタンスメ/
module Feature
def method_i
"Instance Method"
end
module ClassMethods
def method_c
"Class Method"
end
end
extend ClassMethods
def self.included(klass)
klass.extend ClassMethods
end
end
class Container
include Feature
end
puts Container.new.method_i
puts Container.method_c
#Instance Method
#Class Method
・ begin/rescue/ensure
http://www.minituku.net/courses/566428009/lessons/760432481/texts/302758961?locale=ja
begin
<例外を発生させる可能性のある処理>
rescue => <変数>
<例外が起こった場合の処理>
ensure
<例外の有無に関わらず実行される処理>
end
実際の例
begin
x = 10
y = "a"
p x + y
rescue => ex
puts(ex.message)
ensure
puts("足し算をしました")
end
メソッドの処理をbegin 〜 rescue 〜 endを使った例外処理ですべて囲む時は、beginとendを省略して書くことができます。
def foo
<メソッドの本体>
rescue => ex
<例外処理>
ensure
<後処理>
end
実際に実行した例が以下になります。
def foo(x, y)
result = x + y
return result
rescue => ex
return x, y
ensure
if result
puts "xとyを足した結果は、#{result}でした"
else
puts "xとyは足せませんでした"
end
end
foo(10, 20)
foo(10, "a")
・ block_given?(ブロックが渡されたかどうかの判定)
http://qiita.com/kidach1/items/15cfee9ec66804c3afd2#2-6
https://github.com/fortissimo1997/ruby-style-guide/blob/japanese/README.ja.md#auto-release-resources
例えば「File.open」というクラスメソッドは、ブロックが渡された場合と渡されなかった場合で動作が異なる。
f = File.open('testfile')
# 自分でcloseする必要がある
f.close
File.open('testfile') do |f|
# 何か処理を行う
end
# 自分でcloseする必要がない
この場合に使用されているのが、block_given?である。下記の用に使う
def wonder_seven_box
if block_given?
yield(7)
else
p "Don't mind. Feel free to call me." # ブロックが与えられなければこちら
end
end
下記のように、ブロックを渡しても渡さなくてもどちらでも呼び出すことが出来る。
wonder_seven_box do |x|
p 3 + x
end
=> 10
wonder_seven_box do |x|
p "happy_block! " * x
end
=> "happy_block! happy_block! happy_block! happy_block! happy_block! happy_block! happy_block! "
wonder_seven_box
=> "Don't mind. Feel free to call me."
・ &.オペレーター(Safe Navigation Operator)
[What does &. (ampersand dot) mean in Ruby? - Stack Overflow](http://stackoverflow.com/questions/36812647/what-does-ampersand-dot-mean-in-ruby/36812667)
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