こういう作品が大好きなので、またいつか最高の作品に出会えることを信じて
この怪文書を書くきっかけについて書いたブログ記事も読んでね https://kuriuzublog.wordpress.com/2020/07/15/2020-7/
- 1巻
- 帯テキスト・表
- 日々につまづく少女たち!
- 少女もろもろ十人十色、事情と私情のいろいろ事象。
- 帯テキスト・裏
- 中学生女子たちのへんてこ日常/非日常を描いた、へんてこ4コママンガです。
- … そして、なんだかフクザツな事情も?
- Amazon Kindle
- ISBN-10: 4832245503
- ISBN-13: 978-4832245501
- 帯テキスト・表
- 2巻
- 帯テキスト
- 少年少女と些細なる願望。
- Amazon Kindle
- ISBN-10: 4832246593
- ISBN-13: 978-4832246591
- 帯テキスト
本文書はネタバレを含みます。
この文書を読むのは、本編を読んだ後にしてください。
「アキタランド・ゴシック」は万人ウケする安定した面白さ、「スクール・アーキテクト」は人によって評価が真逆の異色の実験作
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ストーリー構成:
- 「コタ編」は1巻後半の一連のストーリー
- 「西行寺キョウ子編」は2巻後半のストーリー
- 「後日談」は2巻末尾の、コタ誕生日会の後日談みたいなパート
- 日常パートはそれ以外
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1巻の後半が良すぎる。本当に良いものを見た。
-
平和な日常系4コマだと思わせて唐突にシリアスなストーリーに叩き込む流れが本当にシビれた。最高だろ。
- こういうの苦手な人もいると思う。食堂でカツ丼を注文したらカレーうどん出てきた、みたいな
- この衝撃があるので、この作品は前情報なしのほうが良いと僕は思った
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コタ編の平和な日常の描写がもっと見たかった
- コタがアーキテクトした世界の中で彼女たちが繰り広げるドタバタが見たかったんだ………
- あっちの世界でのコノミちゃんの活躍がもっと見たかった
- プール回はないんですか!!?!?!?!??!???ナンデ!!?!?!?!?!?!??!?
- プール回!!!!!!!!!
- プール回があったらコノミちゃんが大活躍する。俺は詳しいからわかる
WISH GRANTED
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コタ・ハナ姉妹がスクール・アーキテクトする話
- コタ編の舞台となった世界は、ハナが作り上げた世界、コタが改変した世界、コタ誕生会後の世界、の3フェーズがあるわね。
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平和な学園系4コママンガから死なないという確信はあったとはいえ飛び降り自殺描写もあるハードなストーリーになるとは思わんかったわ、度肝を抜かれた
- あえて開発者が想定してなさそうな行為をやるとかお前はゲーム開発のデバッカーですか?
- 死なない確信はある、元の世界に戻れるか、世界の成り立ちを知る手がかりを得られるかもしれない、そして飛び降り
- もし元の世界に戻れば夢オチで万事解決、もしリスポーンすればこの世界では死ぬことは許可されてないということがわかる
- 顔が良い
- コタの表情が良すぎる
- 日常パートでのゆるい顔、覚悟を決めたときの顔、自分の血と引き換えにすべてを成し遂げた顔
- クールで冷静でダウナー寄りのコタが、あんな熱い想いとかハナへのクソデカ感情を持ってるとは思わんかったよねぼくは
- 「ぼろぼろだからってあきらめる必要はなんてない このプランみたいに」
- 「文字通りに、道を示す、なんて柄にもない。でも…、少しは姉らしくできたかな?」
- 「妹につらい思いをさせたくない、重荷を背負わせたくない」という"コタのわがままに近い"願いをかなえるために、コタがアーキテクトする。妹の記憶すら改変する。その世界が長続きしない終わりがあるものだと知っておきながら。
- コタのこの選択は正しかったのか、間違っていたのか。コタは「これは間違っている」と認識しておきながら、あえてアーキテクトした。
- コタ「これは私のわがままだ、もう少しだけ付き合ってくれ」
- レイジ「コタ!そうやって…一人で…!」
- コタ「失望されても嫌われてもいい。私に背負わせてほしいんだ。ごめんな」
- コタのこの選択は正しかったのか、間違っていたのか。コタは「これは間違っている」と認識しておきながら、あえてアーキテクトした。
- その代償として、病弱属性とか貧血持ちになってしまう
- あのダウナーな性格を見ると、貧血はもともとそうだったのかもしれない…?
- 性格と貧血は関係なくない?
- あのダウナーな性格を見ると、貧血はもともとそうだったのかもしれない…?
- 本編では名字が描かれていないが、名前は「亜久里レイジ」らしい。5chにそう書いてあった。雑誌連載のほうにはキャラ説明があったのかな?
- まとめ役というか、リーダー的な役割
- ほとんど自殺まがいの行為をやりだすコタとハナを叱る
- レイジも、「コタとハナだけに重荷を背負わせたくない」という願いを持っていた
- 重大な悩みを一人で抱え込み、それを不完全な形で無理矢理解決してしまおうとするコタやハナに対し、もっと悩みを私たちに分散/共有してほしいと思っていた?
- レイジは、ハナが作った世界を捨てて現実に戻ることが本当に良いことなのか、疑問を抱いていた
- レイジ「この世界、失敗したからって捨てちまうような事…それでいいのか?」
- コタ「ぼろぼろだからってあきらめる必要はなんてない このプランみたいに」
- レイジ「……」
- この誕生日会で、ハナの「お姉ちゃんの体を治す、お姉ちゃんの代わりになる」という想いとか、レイジの「悩みを一人で抱え込まずに私たちに共有してほしい」という想いに、なんらかの解決があったんだろうか?
- ハナ「お願い星見つけて お姉ちゃんの体治すんだもん…」
- コタ「そんなものがあったとしても、ただで何もかも上手く叶えてくれるなんてないよ」
- ハナ「じゃあ私がお姉ちゃんの代わりになる!ね?」
- コタ「そんなことさせられる訳ないだろ」
- 誕生日のサプライズはなんだったんだろうか(巨大コタバンクか…?)
- 「コタの記憶改変による結果ではなく、自らの自由意思でコタがアーキテクトした世界で生活する」という合意が得られたんだと思う
- 記憶改変が不要になったのでコタから血を供給するための点滴が消えた?
- もしかして、ハナ達が「お願い星」を発見した、というのがサプライズ?
- ハナが願い星でコタの体を治すと伝える(サプライズ)
- →コタは感涙しながら、「自らの意思でこうなっているという」アーキテクト真実をすべて打ち明ける
- →なんかいい感じになって全員がこの空間で1年を過ごす決定をする
- この世界がコタによって作られた世界だとどうやって知ったんだろ?
- コタがペットボトルロケットで気が付いたように、ハナは気が付く可能性はあるかも。
- コタの力が残り少なくなってきて、みんなの記憶が少しずつ戻り始めたとか?
HELLO GREEDY / UNCONTROLLABLE
西行寺キョウ子がスクール・アーキテクトしようとする話
- 「非日常がお望みならよそでやれよッ!」
- "枠組みの破壊によって4コママンガの枠組みが破壊される"→"4コママンガの枠組みを取り戻していく"というギミックがスゴい
- 2巻表紙には日常や秩序の象徴として「4コマの枠組み」が描いてある
キョウ子の願い「おじい様を蘇らせる」と生徒にチップを埋め込んですべて管理する「スクール・アーキテクト計画」の関係
- おじい様を生き返らせるためには世界の枠組みを壊す必要があるよ
- 生徒にチップ埋め込んで支配下に
- → 生徒の欲望を暴走させ、無秩序な欲望の具現化によって世界の枠組みが破壊される
- → 結果的に大災禍と同じことが起きる
- → 奇跡を起こすための必須条件「世界の枠組みの破壊」が達成される
- → 「おじい様を蘇らせる」という奇跡を起こす準備が整う
- おじい様が大災禍を収束させることでおじい様スゴイと世間に認めさせたい、というキョウ子の願いもあったのかもしれない。
- 生徒にチップ埋め込んで支配下に
- → 生徒の欲望を暴走させ、大災禍を再現
- → おじい様を蘇らせ、惨事を収束させる
- → おじい様の行いを世に認めさせる
- 「私たちが生まれる前の時代 この詩は大規模な疫病に苛まれた」
- 「それはまるで地獄の蓋が開いたかのような災厄だったというわ。生者は死に死者は蘇り人を襲ったと…」
- アキタランドの日常やんけ
- これに対し西行寺京助は「疫病はともかく後半盛ってない?」って言ってるが、おそらく本当にそうだったんだろう
- 「かつて人々が死に、人ならざるものとして蘇ったのもすべて本当のこと」
- ゾンビ?
- やっぱりアキタランドじゃないか(歓喜)
- 「書き換えられたからよ。命の理、世界の秩序…枠組み。そこまでしなくては-日常を破壊する覚悟でなくては奇跡は起こらない」
- 「おじい様を生き返らせる」奇跡を起こすためには日常を破壊するのが必須要件だった?
- おじい様は大災厄を終わらせた
- 「大災禍の原因」、つまり願望機の存在は隠す必要があった。大災禍を二度と起こさないために。
- 大災厄の被害を表向きに説明するために「疫病の流行」というカバーストーリーが作られた?
2巻末尾の、コタ誕生会の後日談。サプライズの後の話。コタハナ姉妹がアーキテクトした異世界にキョウ子がやってきた。
- 誕生日後もコタの病弱は治っていない模様
- その後も車いす使ってるし
- ハナと空中でケンカできるくらいなら車いす不要じゃないんですかね…?(野暮なツッコミ)
- ハナから「お姉ちゃん貧血でしょ!」って言われてるけど
- プールのときは水着で杖使いながらも歩いてるので、前より回復してるみたいね
- 2巻「キョウ子編」の次に1巻「コタ編」が起きた、という時系列ではないか?という説がある
- キョウ子の大災厄未遂の後にハナが世界をアーキテクトした
- キョウ子による願望機の暴走、欲望の具現化によってコタハナ姉妹はスクール・アーキテクトする能力を手に入れたのではないか?
- キョウ子による「奇跡を起こすための秩序破壊、欲望具現化」と同時に、コタは「ハナの体を治してくれっ!」と願い、ハナは「私の思い描いた世界を、つかの間の夢でもいい、何もかも理想の…」と願った。その結果がコタ編の世界なのではないか?
- 「あの姉妹は『願望機』に選ばれたようですからね」
少なくとも神宮寺とか風紀委員が絡む話は平和ではないだろ
アアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーー♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
- いいよね
- 「初対面で言うことじゃないね」「なんだよ!初対面で言うことか?」
- 「腰は低いつもりだが」「頭が高ぇよ!」
- 1巻目次の「だれがミキ右衛門か」かわいい
- タイトルが「足長の君」と引っかけてあるのか。これ書いてるときに気づいた
- 黒髪ロングようじょ、いい
- 百合
- 保湿ティッシュはグリセリンがしみこませてあるので甘い
- 最高の出来の1巻と比べると、正直なところ2巻は微妙だろという気持ちはある。でも1巻が最高なのでOKです。
- 1巻は「日常系学園4コマとみせかけて予期せぬシリアス展開」という衝撃が良かった
- 1巻のキャラクターたちに感情移入したところで2巻でキャラクター一新は混乱した
- 2巻はコタ編の続きだと思ってたらコタ編ちょっとしかないやんけ!俺はあの続きがガッツリ読みたかった!!
- あの作品は2巻に収まる内容ではなかったということか…くやしいね
- というか1巻の時点で完成されすぎていて、いまだに余韻が頭の中をグルグルしてて、読んでも2巻の内容が頭に入ってこないので、少し間をあけてから2巻を読み直すと印象が変わるのかもしれない。
- 作者がまどマギに影響されたおかげで、あんな話が出来上がった、という説がある
- 器械先生は「魔法少女まどか☆マギカ 4コマアンソロジーコミック」に参加している
- たしかに言われてみると叛逆の物語っぽいよね
- アキタランド・ゴシックもよかった
- アキタちゃんがかわいい
- アキタちゃんの表情が良い
- 本当に同じ作者かコレ?ってくらい作風が違うのよね
- 器械先生の同人のほうも読んでみたいですね…