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@makoto-unity
Forked from keijiro/unity-tutorial-1.md
Created January 21, 2013 14:16
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「超」はじめての Unity (1) - インストールから起動まで

始めに

Unity はゲームエンジンです。そこの説明は流石に今更でしょうか?詳しい話はウェブページ http://japan.unity3d.com を参考にしていただけるとよいかと思います。どんなゲームが作れるのか、については、ゲームリストのページ http://japan.unity3d.com/gallery/made-with-unity/game-list などを見てみると楽しいと思いますよ!

インストール

今日の講習に使うマシンには、既に Unity がインストールされているため、このステップは不要です。ここでは、他の PC で Unity をセットアップする際に必要となる手順を解説します。

  • Unity のウェブページ http://japan.unity3d.com の右上にある Download のリンクをクリックしてダウンロードページへ移動します。
  • インストーラーをダウンロードし、Unity インストールします。
  • Unity を起動します。
  • 初回起動時は License Management ダイアログが表示されます。表示されない場合は既にアクティベーションが完了しているので、この先の手順は不要です。
  • "Activate new license" と書かれたボタンを押します。しばらくのちに "Activate your Unity license" と書かれたダイアログが表示されます。
  • "Activate the free version of Unity" あるいは "Activate a free 30-day trial of Unity Pro" を選択します。

"Activate the free version of Unity" を選択した場合は、いわゆる「無料版」の Unity が利用可能になります。 "Activate a free 30-day trial of Unity Pro" を選択した場合は、いわゆる Pro 版の Unity が 30 日間だけ試用可能となります。

いわゆる「無料版」の Unity は個人的な用途への利用が可能ですが、法人等での利用には制約があるので注意してください。

起動からプロジェクトのオープンまで

スタートメニューから普通に Unity を起動します。"Unity 4" のスプラッシュ。そう、Unity 4 なんです!

ちなみにここで余談になりますが、Unity 4 は秋に正式リリースされたばかりの新しいバージョンになります。ネット上の資料などは Unity 3 ベースのものが多く(かくいう拙著も Unity 3 ベースです……)、微妙に差異があったりするので注意してください。

Unity を起動すると、デモプロジェクトである "Angry Bots" がロードされているはずです。もしかしたら何らかの理由でロードされていないかもしれません。いい機会なので、ちゃんとした「ロードの仕方」を説明してしておきましょう。

  • メニューの "File" から "Open Project..." を選択してダイアログを出す。
  • 過去に開いたプロジェクトはここにリストアップされているので、選択して "Open" するだけです。
  • そうでない場合は "Open Other..." でディレクトリを選択。

ここでちょっとしたポイントになりますが、Unity には「プロジェクトファイル」はありません。「プロジェクトディレクトリ」が存在するだけです。「プロジェクトディレクトリ」とは Asset, Library, ProjectSettings の3ディレクトリを含んだディレクトリのことです。これを選択してオープンするのが、正しい「プロジェクトのオープンの仕方」です。

プロジェクトのロードが完了すると、ウィンドウに様々なオブジェクトが表示されるはずです……いや、されてないかもしれません。表示されていない場合は、"Project" と書かれたビュー(ウィンドウ)にある "AngryBots" という名前の、Unity ロゴの付いたアイコンをダブルクリックしてください。これで Angry Bots のシーンがロードされるはずです。

Angry Bots

こうして Angry Bots のオープンが完了しました。それではさっそく遊んでみましょう!画面上にある再生ボタンを押します。

操作方法

  • ASWD キーで移動(カードルキーでも OK です)。
  • マウスカーソルで方向指定。
  • マウスボタンで射撃。

遊び終わったら再生ボタンを押して終了してください。こんな感じで Unity は再生ボタンを押すだけで実行・停止ができます。

ウィンドウの構成について

Unity のツール(Editor と呼びます)には様々な ビュー があります。これらのビューは、タブを掴んでドラッグすることで、自由に再配置が可能です。また、ウィンドウの右上にあるプルダウンメニューからプリセットの配置を選択することもできます。

デフォルトの状態では "Default" レイアウトが選択されていると思います。これもなかなかいいレイアウトですが、今日は説明を簡単にするために "2 by 3" レイアウトを使うことにしたいと思います。

ビュー

"2 by 3" を選択すると、ビューは次のように配置されます。

左上:Scene ビュー

この シーン ※を 3D 空間的に覗くためのビューです。このビューから、各ゲームオブジェクトが 3D 空間上に、どのように配置されているのか確認することができます。詳しい操作方法については後ほど解説します。

左下:Game ビュー

ゲームの実行状態をプレビューするためのビューです。さきほど、このビューの中で Angry Bots をプレイしたので、なんとなく分かりますね。

中央左:Hierarchy ビュー

ゲームオブジェクトのリストを表示するビューです。また、ゲームオブジェクトに親子関係がある場合、その構造をここで確認することができます。Windows のエクスプローラーのツリー表示に近いですね。

中央右:Project ビュー

このゲーム内に含まれるデータファイルを表示するビューです。ここにファイルをドラッグ&ドロップすることで、ゲームにファイルを追加することができます。

右:Inspector ビュー

現在選択されているものの情報を表示するビューです。Scene ビューや Hierarchy ビューでゲームオブジェクトを選択した場合は、そのゲームオブジェクトの情報を表示します。Project ビュー上でファイルを選択した場合は、そのファイルの情報を表示します。

シーン …… 日本語だと「ステージ」とか「面」とか言った方が分かりやすいかもしれません。3D 空間上に構築されたひとつの世界のことを指します。

シーンをいじってみよう

まずは Unity の基本的な操作に慣れるために、Angry Bots のシーンをいろいろいじってみましょう。変なことになってしまっても大丈夫!セーブしなければいいだけの話なのです……

ゲームオブジェクトを選択する

Scene ビューから適当なものをクリックしてみます。こうすることで、見た目からゲームオブジェクトを選択することができます。いろいろクリックしてみましょう。

ゲームオブジェクトを選択するもうひとつの方法は、Hierarchy ビューから選択することです。Hierarchy ビューの中で何か項目をクリックします。そうすることで、そのゲームオブジェクトを選択することができます。

Angry Bots のシーンには大量のゲームオブジェクトが配置されていますが、ツリー構造の中にうまく隠されていることが分かると思います。このテクニックは、今すぐには必要とされませんが、心の片隅に留めておくとよいでしょう……

選択したゲームオブジェクトにズームインする

ゲームオブジェクトを選択しても、イマイチ場所が分からないことがあります。Hierarchy ビューから選択した場合は、特にそうでしょう。このような場合は、Hierarchy ビュー上でゲームオブジェクトをダブルクリックします。すると、そのゲームオブジェクトが画面全体に表示されるよう、自動的にズームインされます。

Scene ビュー上で同じことをするには、キーボードから F キーを押します。いろいろ選択してズームインしてみましょう。

オブジェクトを見回す

オブジェクトを選択したら、ALT キーを押しながら Scene ビュー上をドラッグしてみましょう。すると、オブジェクトを中心に視点が回転します。また、マウスホイールを上下することで、ズームアップ・ダウンすることができます(このときは ALT キーを押さなくてもよいです)。

視点をずらす

次は ALT キーと CTRL キーを押しながら Scene ビュー上をドラッグしてみましょう。今度は視点が上下左右に並行移動します。ちょっと視点をずらして見回したいときに便利です。

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