人月は見積もりとスケジューリングに使われる仕事の単位であり、そのコストは実際に人数と月数の積に比例するというものですが、 仕事の大きさを測る単位としての人月は疑うべき神話であります。人月は、人と月が互いに交換できるという意味を持っているからです。
人と月が交換可能になるのは、多くの作業者の間でコミュニケーションを取らなくても、仕事が分担可能である場合のみです。
仕事が分担可能でない場合、人を増やすという対策はスケジュールにおいては何の効果も生みません。
女性がたくさん動員されたところで、子供一人が生まれてくるまでに十月十日かかることと同じです。
また、分担は可能であるがサブタスク間でのコミュニケーションが必要な仕事においては、