理系・文系分野を問わず、数理科学を情報学と融合したデータ・サイエンス教育の強化が求められている。一方で、コロナ禍を通して、授業形態のあり方が改めて問われている。本研究は、高大接続に際して、受講者が初等・中等教育における学習内容をプログラミング学習を通してリメディアル教育として再獲得すると同時に、リベラル・アーツ教育として体系化し、さらにプログラミング技能をアカデミック・スキルとして獲得することを目標とする授業および学習支援環境の構築に挑戦する。まず、(1) プログラミングによって同調的に学習対象を操作できるデザイン・テンプレートを開発し学習項目を系統化することで実践的な学習コースを作成する。同時に、(2) SNSを模したユーザ・インターフェイスを有し複数の学生と対話可能な分散・共有型のプログラミング・ノートブックを開発し、対面・遠隔形態が融合する授業形態での評価を行う。
- Part 2.1: MathematicaからWolfram|Alphaを呼び出す
- Part 2.2: Wolfram知識ベースを使ってプログラムを書く