分類 | 手法 | 説明 |
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構造的手法 | 三幕構成 | 序幕、本幕、結幕に分けて物語を構成する伝統的な方法 |
枝分かれ型 | 途中で物語が分岐し、複数の結末が用意される | |
逆行構成 | 起承転結の順序を逆にして不可思議な expectation を醸し出す | |
環状構造 | 物語の終わりが始まりにつながる循環構造 | |
エピソード構成 | 独立した複数のエピソードを組み合わせて全体の物語を構成する | |
視点の手法 | 一人称視点 | 主人公の視点から語られる |
三人称視点 | 語り手が登場人物の外にいる | |
交代視点 | 複数の登場人物の視点が交互に描かれる | |
全知視点 | 全知全能の視点から語られる | |
時間の手法 | anachrony(叙述の無秩序性) | 過去と現在が入り混じる |
in medias res(物語の内部開始) | いきなり物語の最中から始まる | |
伏線 | 後の出来事に影響するヒントを前もって仄めかす | |
フラッシュバック | 現在から過去の出来事を振り返る | |
フラッシュフォワード | 現在から未来の出来事を予見する | |
語りの手法 | 寓意的手法 | 実在しない物語に哲学的・宗教的な意味を持たせる |
現実と虚構の交錯 | 現実と非現実が入り混じる | |
ストリームオブコンシャスネス | 登場人物の意識の流れを描写する | |
信頼できない語り手 | 語り手の言葉が全面的に信用できない | |
プロット(ストーリー展開)の手法 | 倒置法 | 時間の流れを前後に入れ替えて展開する |
パラレルストーリー | 複数の物語を平行して進行させる | |
フレームストーリー | 一つの物語の中に別の物語が入れ子になっている | |
マッキーアングリーナッツ | 物語の展開に常に予期せぬ要素を投入する | |
ピンチ手法 | 主人公を次々と危機的状況に陥れる | |
クリフハンガー | 物語の節目で次の展開への期待を抱かせて終わる | |
登場人物の描写手法 | 対照的性格 | 正反対の性格の登場人物を対比させる |
分身モチーフ | 一人の登場人物に別の人格が宿っている | |
懐古趣味 | 過去の英雄を現代によみがえらせる | |
典型的キャラクター | ステレオタイプ化された登場人物 | |
非定型的キャラクター | 常識から外れた型破りな登場人物 | |
表現の手法 | 奇想天外手法 | 非現実的で奇抜な設定を用いる |
多層的手法 | 複数の解釈が可能な深遠な意味合いを持たせる | |
メタフィクション | 物語自体が物語について言及する自己言及的手法 | |
アレゴリー | 登場人物や事象が象徴的な意味を持つ | |
パロディ | 既存の作品やジャンルを茶化す | |
文体の手法 | 韻文体 | 詩的な言葉づかいや韻を踏んだ表現を用いる |
散文体 | 日常的な言葉づかいで書かれる | |
会話体 | 登場人物同士の会話を中心に進行する | |
独白体 | 一人の登場人物の心情を吐露する | |
書簡体 | 手紙のやりとりで物語が進む | |
日記体 | 登場人物の日記で物語が進む | |
比喩表現の手法 | 直喩 | AはBのようだ、と直接的に喩える |
隠喩 | Aを指してBと表現する間接的な喩え | |
擬人法 | 動物や物に人間的な特徴を与える | |
誇張法 | 表現を極端に大げさにする | |
諷喩 | 皮肉や批判を含んだ表現を用いる | |
シンボリズム | 事物が象徴的な意味を持つ | |
言葉遊びの手法 | 言葉の反復 | 同じ言葉を繰り返し使う |
言葉の音の反復 | 頭韻、脚韻など音の繰り返しを用いる | |
駄洒落 | 言葉の音や意味の似通いを利用した洒落 | |
言葉の逆説 | 一見矛盾した表現を用いる | |
新造語 | 新しい言葉を作り出す | |
言葉の地口 | 言葉の音を利用した言い間違い | |
文化的手法 | イントゥルテクスチュアリティ | 他の作品を引用したり、関連付けたりする |
フォークロア | 民話や伝承を取り入れる | |
風刺 | 社会や人間性を茶化す | |
歴史小説 | 史実に基づいて書かれる | |
サイエンスフィクション | 科学技術の発展を想定して書かれる | |
ファンタジー | 魔法や超常現象を含む架空の世界を舞台にする | |
ミステリー | 謎解きを中心とした物語 |
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