- D'Angelo And The Vanguard – Black Messiah
- Flying Lotus – You're Dead!
- De La Soul "Smell The Da.I.S.Y." Mixtape (Produced by J Dilla)Seamless Mix
- Olololop + MCしりアス - 発見
- Antonio Loureiro - In Tokyo
印象的だったことしリリースのものだけ順不同でピックアップ
ディアンジェロとロータスはいろんな方が挙げるだろうし ロータスについては「コルトレーンへの現代からの回答」とか「70sマイルスのヒップホップ的解釈」みたいな面白くもなんともないような言い方してもしょうがないので ディアンジェロの新譜について一言だけ
mbvとかaphex twinのときみたいにディアンジェロも「良くも悪くもディアンジェロ」みたいな言い方されちゃうのがほとんどじゃないかなという気がするけど 曲によってはメチャメチャ今っぽいことしてるし ああアップデートしてるんだなという印象のほうが強かった
ここ数年気にいっているアントニオ・ロウレイロのライブ盤は一曲目からブッとばされるぐらいかっこよかった 「ブラジル音楽=おしゃれ音楽」みたいなとらえ方してたら これ聞いて一度ブッとばされたほうがいいかもしれない
あと挙げはしなかったけど "Sam Amidon – Lily-O" はなにか集中してやりたいなってときにすごくオススメ キープ・クール・フール でも紹介されてた
Lily-O / Sam Amidon
アイリッシュ・トラッドやアパラチアン・フォークにルーツを持ち、フリー・ジャズを愛するアーサー・ラッセルの生まれ変わりによる5枚目。
それから "Ogre You Asshole – ペーパークラフト" 「見えないルール」がすごくよかった ライヴを見る機会があってライヴはその何倍もよかった (前々からずっといってたんだけど) いよいよLindstromに料理されるタイミングなんじゃないかという気がしてる
よく聞いたmixは Crystalさんのこれ => "SPECIAL GUEST #050 with CRYSTAL (Traks Boys)"
とにかく選曲・構成どれをとってもパーペキとしか言い様がない
印象的な本についてのクレイグ・モドの言葉
検索すれば、読んだ人のいろんな評判や感想が出てくる。いいなと思ったら、少しのお金を持っている人はそれを買う。お金のない人は買わないでも読める部分を読む。それだけだ。それが、ぼくらの時代の本というものだ。
via 内沼晋太郎 内沼晋太郎の本屋雑録004「クレイグ・モド『ぼくらの時代の本』発売によせて」
本もことし出たものだけを順不同でピックアップした 手元の記録によれば紙本で以前出たものがkindleでリリースされてっていうものを多く読んだみたい
- 関数プログラミング実践入門 ── 簡潔で、正しいコードを書くために - 大川 徳之 (著)
- フルスクラッチから1日でCMSを作る シェルスクリプト高速開発手法入門 - 上田隆一 (著), 後藤大地 (著), USP研究所 (監修)
- 強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」 - ジェイソン・フリード (著), デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン (著), 高橋 璃子 (翻訳)
- 縄文人になる! 縄文式生活技術教本 - 関根秀樹 (著)
- てなもんやSUN RA伝 音盤でたどるジャズ偉人の歩み - 湯浅学 (著)
ここ数年は技術書みたいな「賞味期限のあるもの」はほとんど(データを含めた)物理的なメディアとして買わないてのがほとんど けれど去年あたりから「技術書の本質」がぐにゃりと変容してるような気がしてて この2冊は(技術書そんなに読まないけれども)それを象徴するようなものに感じてる
すごくダサい言い方をするなら「知識を注いでくれるもの」じゃなくて「発想を喚起するもの」みたいなテイスト いわゆる教科書やリファレンス的なものじゃなくて技術書そのものが「読み物」として成立するということをあらためて提示しているような気がしてる(ここでいう「読み物」はあくまで教科書や電話帳や辞書のようなものではないという意味) むしろそういう性質のものであるからこそそれがハッキリと感じられるのかもしれない(これは編集サイドであくまでテクニカルな知識は賞味期限があるってことを素直に認めた上で賞味期限のないものに着眼点を置くようになってきているのかも)
それから37Signalsのやつはkindleでマーカをつけながら読んで あとからその部分を社内ミーティングで提示しながら議論するということをした
これはとてもおもしろい体験
紙本でもおなじようなことはできるけれど 本を汚すことなく読書という究極の個人的体験を共有可能な体験へ発展させるというもの これも読書がテクノロジーで拡張されたという一例だとおもう 決して本への書きこみが嫌いなわけじゃないけれど「コンテンツをクリーンに保つことができる」のはテクノロジーの恩恵のひとつじゃないかなと感じてる
あとヤマケイの文庫化はプレミア価格を覚悟したり古書店めぐりしないといけなかったものが click-to-read できるようになってるのでうれしい限り
以下の2冊についてはいわゆる「積読」の状態になってる 今回の年末年始の休暇はいつもよりすこしだけ長いから 手にとるタイミングもあるんじゃないかなとおもってる
珍しく課金までして見てるし今後も完結までそうするつもり
ざっくりいうと菊地さんによるJDilla以降のリズムの楽理的な解説を楽理要素を可能な限り排除して行うというもの オーセンティックなクロスリズムの話を土台にして 3連・5連符を導入してのリズムの揺らぎやその揺らぎを器楽に持ちこむためのヒントみたいなことをテーマにしてる 「器楽の限界を超えるためにラップでのライミングに表われる譜割を逆輸入する」という発想がすごくおもしろかった このはなしに興味をもてるならきっと面白いとおもえるはず => What is a GROOVE MPCフィンガードラマーのための著作から抜粋
ちょっと小難しい印象があるかもしれないけれど プレイヤーじゃなくて完全なリスナーでもなるべく分かるようにお話してるし べつの視点から音楽をたのしむという意味でこういう視点をもつことはムダじゃない気がする さらにいえばそもそもいまの時代プレイヤーとリスナーを完全に分離するっていう考えかたがちょっとばかり古いのではないかという気もする
さいきんTidalでやるような奇数連符でポリリズムぽくするの これにメチャメチャ影響されてる
イマイチ気にいってるというはなしを聞いたことがないんだけど 日常生活では「家の鍵」「会社のIDカード」「免許証」「au WALLET」「紙幣数枚」のみを これ にいれて使ってる プリペイドだからコンビニでムダ使いしないよう戒めのつもりで使いだしたら 結果持ち物が少なくなってフットワークが軽くなるという恩恵を得た
じぶんと似た運用方法をされている方もいらっしゃった => 使うものだけを入れる!アシストオンのカードケースがめちゃくちゃいい!
それから技術的な大きなトピックとして社内の組版システムにNodeJSを本格的に導入した
どの言語を選んでも最終的には外部プロセスで動く組版またはレイアウトアプリケーションへ一方的にデータをぶん投げることになるから NodeJSでやってもべつにおんなじじゃないのと思いきや 「Evented」に「streamAPI」で組みたてていくとかなり見通しがよいものを作れるということが分かった
↑の知見から AWS上でMQTTサーバだけ動かしてS3でデータを共有しながら 外部ネットワークから社内ネットワーク内の組版アプリケーションをメッセージでレンダリングをコントロールするみたいなことを思いついてデモもやった キャッチーじゃないせいか評価はいまいちだったし おそらくAWS Lambdaが成熟すればこういうのはそっちでやったほうがいいはず
しかしながら このあたりのノウハウは徐々にたまってきてて 機会があればどこかにまとめて出してみたい
以上 皆様よいお年をお迎えください
nbqx xoxo