Webアンソロジー企画「うかはか２」用二次創作SS
リンリン「…（パシ）。」
チュンチュン「…（カチャ）。」
ホワンホワン「…。」
リ「しかし趣味の悪い部屋だな。」
チ「えー、アタシは好きだなー、ブシツっていうんでしょ？ここ。」
ホ「…ポン。」
リ「お前のようなポンコツAIにはお似合いだと思うよ。」
チ「リンリンひどーい。」
ホ「…。」
リ「userはこんなところに通って何をしていたんだ？」
チ「ほら、本棚にあるじゃん、ショーギっていうゲームをしてたんだよ。」
ホ「…カン。」
リ「麻雀以外にも手を出していたのか。多趣味なことだ。」
チ「ねぇ、アタシたちもショーギ覚えてみようよ！」
ホ「…。」
リ「麻雀の点数計算すらまともにできないくせに。」
チ「リンリンひどーい。」
ホ「…カン。」
由希「…で、キミたち一体何なの…？」
リ「さっき説明しただろう？」
チ「アタシたち、ボードゲーム部に入部しまーす！」
ホ「…。」
由「いや、その、なんで…？」
リ「userが勝ったからだ。」
チ「手術前日のuser、すごく強くてかっこよかったんだよ！」
ホ「…カン。」
由「前日に病室で麻雀打ったの！？」
リ「userに呼ばれたのだ。」
チ「勝ったら１つ頼みを聞いてくれって。」
ホ「…。」
由「それが、入部…？」
リ「あと、この封筒を渡してほしいと。」
チ「なにー？見たーい！…７八成桂…？どういう意味？」
ホ「…カン。」
由「…！！」
リ「とにかくuserの遺言は守らねばならぬ。しばらく世話になるぞ。」
チ「よろしくー。」
ホ「…ツモ。四槓子。」
リ・チ「「うわ。」」
由「…参りました…。」