本規格草案は廃止となり、NS-TPB (https://gist.github.com/nona-takahara/f12f5e00e5769e5c80a754d7eb40cda3) で置き換えとなりました。
自分が参考にするため残していますが、不要になったら消える予定です。
本規格の仮名称はNT-PSPとします(Nona's Train system - Passenger Service Protocolの頭文字)
R-BUSの派生システム領域のみを使用し、多くのユーザ間で互換性のある旅客サービス提供を可能にします。
機能が膨大であるためカテゴリ分けを行い、不要なカテゴリの機能は実装をしなくてもよいことにします。
用語 | 定義 |
---|---|
R-BUS | Stormworks JP規格 R-BUSを指します。R-BUSのカテゴリは問いません |
不定ドア指令 | ドア扱いの実装を各車両に委ねる信号。半自動扱い(ボタン開閉)、1/nドア締切等を実現するために用います |
A側 | 前方からのA側指令は右、後方からのA側指令は左として解釈します |
B側 | 前方からのB側指令は左、後方からのB側指令は右として解釈します |
2021-03-08確定版です。今後同じ番号が別の用途に書き換わることはありません。
カテゴリのハイフン後の数字はカテゴリごとのレベル分けで、同じカテゴリの中で実装するレベル最大値以下のレベルの内容は全て実装してください。
NT-PSP領域は全ての車両から書き換えが許可されます。
カテゴリ | ch | 用途 | 値と詳細 |
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R-BUS | 1〜14 | R-BUS領域 | 本システムでは関与しません |
R-BUS | 15 | R-BUS派生システムID | (現時点では未定の定数。例によって9という数字が関連すること) |
ドア-1 | 16 | A側ドア指令 | 0:閉ロック指令, 1:開ロック指令, 2〜:不定ドア指令 (認識できない不定ドア指令を受けた際は、開ロック指令と解釈してください) |
ドア-1 | 17 | B側ドア指令 | 同上 |
編成-1 | 18 | 車両数 | 受け取った側より前にある本規格に対応した車両数。前後とも+1して送ります |
編成-2 | 19 | 1号車の側 | 数値ch.2 進行方向のように読み替えたとき、自車両が進む向きの先頭を1号車とします |
前灯尾灯 | 20 | 前部標識と後部標識の取扱に関する指令 | 0:通常自動切替指令, 1:入換表示指令 |
ドア-3 | 21 | 乗降ステップ | 0: ステップ格納, 1: ステップ展開 |
カテゴリ | ch | 用途 | 値と詳細 |
---|---|---|---|
R-BUS | 1〜15 | R-BUS領域 | 本システムでは関与しません |
ドア-2 | 16 | ドア開状況 | On: 自動ドアが一つ以上開いています |
発車-2 | 17 | 車掌EB | On: 車掌EB要求(実際の作動はR-BUS制御権のある車両で行います。制御車はこれを無視してもかまいません) |
発車-1 | 18 | 乗務員連絡ブザー | On: ブザー動作 |
接客-1 | 19 | 客室照明 | On: On |
接客-1' | 20 | 客室ヒーター | On: On |
パンタ | 21 | 一斉パンタ上昇 | On: 上昇 |
R-BUS 数値ch.2 進行方向を用いて実装可能です。
入換時に前灯も尾灯もつけたいとなどの特殊な状況で数値ch.20を使用すればよいです。
ドア横にボタンを設置する場合はいわゆる半自動ドア扱い、ドア横にボタンを設置しない場合はいわゆる1/nドア締切扱いとするのが一例です。
リレー等を用いてドア駆動部への電力供給をカットし、手で開けられるようにするのもよいかもしれません。