前回に引き続き,アイカレの講義の歴史を追っていく,なぜこの講義が重要なのかしっかりと理解してもらいたい
2010年代になってまた大きなトレンドがやってくる,クラウドと分散環境そしてスモールコンピューティングだ。
現在 slack に代表されるチームコミュニケーションツール 新しいビジネススタイルに適合した意思決定スタイルだ。 本校ではいち早くYammarを導入,個人的には完成度において今でもSlackを凌ぐと思う。 またGitはVersion管理システムとして現在確固たる地位を占めている(学生はもう少し使えるようになってほしい)
新たな潮流を導入すべく,クラウドの先駆であるAWSを講義に導入した
一頃のシリコンヴァレーではHHD(hacker, hustler, designer) あるいは HHH(hacker, hustler, hipster) という構成のスタートアップチームでビジネスを始めることが流行った,バックエンドにAWSを用いることを前提にしたチーム構成だ。
クラウドはそれぞれのドメインで使う技術が違うが,いずれにせよ主要なインフラとなっている。 これからはコミュニティクラウドやハイブリッドが流行ってくるであろう,特にネットワーク/サーバー領域ではクラウドを 扱えないエンジニアは淘汰されてゆくだろう,その業界を目指す学生はクラウドはもちろん,それ以外に得意領域をつくっておく必要がある
dJava(docomo java) や J2MEといった携帯Javaはしっくり来なかったが iPhoneの登場によりスモールコンピューティングの世界がやってきた。 オープンソースを基調としている本校ではそれは手を出さなかったがそういう時代がやってくることは必然だった。
Open Handset AllianceがiPhoneに遅れて設立,本校の考え方に適したものでありLinuxおよびJavaといった技術も講義に適合していた。 2009年にDocomoからHTCが発売(アイカレにあるよ) 2010年にSonyからXperiaシリーズが発売される
- 2010
- 暗号の2010年問題
- 国内初のLTE(xi)
- 2011
- ハッカー集団「アノニマス」の台頭
- appleの快進撃とスティーブ・ジョブスの死
- 2012
- スマートフォン向けメッセンジャー・アプリの台頭
- ビッグデータが注目される
- AndroidとiPhoneの覇権争い激化
- 2013
- Iot 登場
- Twitter炎上事件多発
- 大量の不正ログイン事件
- メルカリ等フリマアプリ
- 2014
- ネットワーク仮想化
- 国内データセンターの設立が相次ぐ
- HTML5勧告
- サイバーセキュリティ基本法