この文章はRaspberry Pi Advent Calendar 2020(Adventarの方)の5日目になれなかったものです。 参加登録後に尋常じゃなく忙しくなって全然書けなかった。申し訳ない。
しかし、書きたかったこと自体はあったので、ダイジェストで紹介します。
RISC OS Open はAcorn Computers社が自社のAcorn RISC Machineという命令セットアーキテクチャー向けに開発したRISC OSの子孫です。Acorn Computers社そのものはもはや残っていませんが、Acorn RISC Machineは今もArmとして市場で競争のただ中にいます。
RISC OS Openは様々なArmボードで動き、具体的にはArmv3からArmv8-Aまでの様々な機種に移植されています。 もちろんRaspberry Piでも動きます。その対応モデルはPi Zero・ZeroW・A・A+・B・B+・2B・3A+・3B・3B+・4B・CM・CM3・CM3+と、大部分をカバーしています。
ここで押さえておきたいのは、RISC OSはUnixの子孫ではないということです。
(ここにソースコードを交えた解説を書きたかった)
また、RISC OS Open向けに開発されたNetSurfというWebブラウザがあり、これは他のOSにも移植されています。
(ここにもはやブラウザエンジンの新規開発が不可能に近いといわれるほど複雑になったWebと、 複雑なWebアプリケーションは動かないかもしれないがWebサイトなら開けるというラインを狙いつつ仕様を尊重するNetSurfについての小論を書きたかった)
皆もRISC OS Openを動かしてみよう。きっと楽しい。