以前購入して積読してしまっていた情報検索の基礎を最近読み始めたのでそのメモです。
『情報検索の基礎』はタイトル通り、検索エンジンを実現するために必要となる基礎知識が網羅的に記載されている本で、扱われている内容は、逆インデックスやインデックスの圧縮から、tf-idf、k近傍法やSVMなどの分類手法、クラスタリングなど広範に及びます。どちらかというと、古典的ないわゆるプログラミングの教科書に近いスタイルで記述されており、各章は文章と若干の数式、特定の言語に依らない疑似コードによる説明と演習問題で構成されています。
個人的には前述の通り、情報検索が網羅的に記述されている点、教科書的なスタイルで記載されている点に加えて、各章の分量が多すぎず少なすぎないのでリズム良く取り組める点にとても勉強意欲をそそられました。
あくまで説明は文書と疑似コードに限られるので、実際に自分で作って動かして結果を目で見てみたい人間としては、各章の重要箇所については自分で実装してみたくなります。これは実際に実装してみた際のメモです。