この記事はクリーニング Advent Calendar 2014の記事です。嘘じゃあありません。
洗濯機(TW-G500L)が故障しました。 故障部位は排水弁モータで取り外し済。なので、当該部品を単体購入できないかと現状を踏まえた上で、T芝へ問い合わせたところ、
要約)
お前サービマンでないのに勝手に分解しやがったな? 故障した場合、個人での確認は説明書に書いてある箇所だけで、中勝手に開けられちゃ困る。 保守部品はあるけど、個人には売らないし、小売店で取り寄せる為の型番も教えてやらん。 保証切れてるなんて知ったこっちゃない。大人しく2万円出して出張修理の依頼しろ。
頭にきました。2万あったら、新品の洗濯機一台買える値段です。 ですが、安直に洗濯機を買い換えるのではなく、手元にある「洗濯板」でどうにかならないかな?という挑戦のお話。
なぜ、洗濯板持っていたかと言うと、洗濯機を回すまでもない小物(ハンカチや靴下)を洗う為で、重宝していました。 洗剤は洗濯機用の粉末洗剤を流用していましたが、後に触れる洗濯用石鹸で世界が変わります。
靴下や下着、加えて肌着等「小さくて柔らかい物」を除き、洗濯板で部分的に汚れを落とした後、踏み洗いという方法で全体の汚れを落とします。
- バケツに洗いたいものを入れ、そこへ湯をはる
- 洗濯板へ服を広げ、洗濯用石鹸でその上を何回か摺り、洗剤を泡立てる
- 服を折るように曲げて、生地の上を生地で擦るように洗う
- 生地の大きさ、または枚数によって、上の作業を繰り返す(ここでは洗剤を洗い流さない)
- 洗濯板のお陰で、バケツの中の洗剤はいい感じに泡立っているので、そこへ湯を追加し、足でひたすら踏む
- バケツの中の湯を捨て、濁りが無くなるまですすぐ
- 衣類を絞り、ハンガー等へ吊るす
また、手で擦り洗うという性質上、立体的な刺繍の施された服や、ジャラジャラとした装飾品が付いている服の洗濯は「ほぼ不可能」です。 ですが、心配には及びません。そういった衣服は一切持っていないので。
まえがきに書きましたが、アタックのような粉末洗剤ではなく、洗濯用石鹸を使うと世界が変わります。
最大の利点は、粉末洗剤の「白さが〜」云々のフレーズが景品表示法へ触れそうな程、汚れが落ちるという事です。 洗濯機で洗い続け、電動の限界かと少し黄ばんできたTシャツの汚れが、洗濯板と洗濯用石鹸できれいに落ちました。 ただし、素手で洗濯すると手の脂も落ちてカサカサになりますが・・・
加えて、利点を上げると
- 洗濯中(手が濡れている)に洗剤を足すことが極めて容易
- 粉末洗剤よりサッと離れ、すすぎの回数を減らすことができる(普通の石鹸と同じ)
- 着香がされていなく、香りでごまかす事なく堂々と勝負(?)する事ができる
- 安い
といった感じです。
汚れは洗濯機以上に落ちるのですが、勿論欠点もあります。
シワやノビが気にならない物の場合、絞る事で脱水できますが、枚数が重なると結構しんどいです。 シャツやズボン等、シワやノビが生じて欲しくない物の場合、バサバサと軽く水を切る事しかできません。
ゴム手袋をつけろと言えばそれまでなのですが、手が荒れます。
洗濯物を溜めても、ボタンひとつで洗濯と脱水を行ってくれる洗濯機に比べると、正直面倒臭さは否めません。 なので、洗濯物は溜めず、毎日の入浴ついでに洗濯を行うよう心がけています。
限界を感じるまで、手作業で挑んでみたいと思います。 布団のシーツ等、大きい物はコインランドリーへ持って行けば良いので。
太陽礼拝で、盛本修さんが「洗濯板を極める」と言っていて、当時は部品入手できると思い「んなバカな」と思っていたのですが、当面その通りになりそうです。
祖母の知恵袋は偉大なり。