HARMOLOIDは主に歌声合成ソフトのユーザーに向けて、基本的なコーラス作成のための支援を提供します。自力でコーラス作成できるユーザーに対しても、 HARMOLOIDで作ったデータは編集用の土台になれます。メインボーカルトラックのみのインプットなので、完璧に「正しい」答えを出すことは難しく、出力結果に対して確認が必要であることをご注意ください。
現時点では、HARMOLOIDは下記のフォーマットをサポートしています:
- VOCALOID 3/4 プロジェクト (.vsqx)
- VOCALOID 5 プロジェクト (.vpr)
- UTAU プロジェクト (.ust)
- CeVIO プロジェクト (.ccs)
- Synthesizer V Studio プロジェクト (.svp)
- OpenUtau プロジェクト (.ustx)
HARMOLOIDは調性に基づいてコーラスを生成します。そのため、転調がある場合は、トラックを複数のセクションに分けることが必要になります。
曲の調性について確信がある場合は、下記操作で手動設定してください:
- "+"/"-" ボタンで区間を追加、削除
- セクションの小節範囲を変更
- セクションごとに調性を選択
転調の位置のみわかる場合は、セクションの数と範囲だけを設定し、「調性を算出」ボタンをクリックしてください。結果に複数の調性が表示される場合は、その中からひとつ選択してください。 結果に「-」が表示される場合は、算出が失敗したということになりますが、そのままにしておくと、そのセクションが後のコーラス生成においては無視されます。その場合は、代わりに手動で調性を選択してください。
転調が有無がわからない場合は、「セクションを自動分割」ボタンをクリックしてください。すべての設定が自動的に行われます。なお、この方法は精度が一番低いのでご注意ください。
トラックの調性が設定されると、「コーラスを選択」ボタンが有効になります。クリックして、表示されたコーラスの種類の中に生成したいものを選択してください。
その後、右下の✓ボタンをクッリクし、結果を出力してください。
HARMOLOIDは設定の変更が可能になっています。右上のバーにある設定ボタンをクリックすると、設定ダイアログが表示されます。 設定の書き出しと読み込みも可能になっています。設定項目の詳細については、設定ダイアログに表示されているリンクをご確認ください。
ブラウザーのcookiesが有効になっている場合、変更した設定は自動的に保存され、次回起動時に復元されます。
A: 常に最新バージョンを利用していただくためです。Webアプリであれば、手動でアップデートする必要はありません。
A: HARMOLOIDは静的ウェブサイトであり、サーバはウェブページを提供することのみしています。全ての処理はあなたのブラウザーで行われます。処理に使われたファイルはアップロードされないので、収集されません。
A: 旧バージョン 1.3
はデスクトップアプリになっています。そちらは継続的な開発や維持はやめておりますが、お使いいただけます。また、新バージョンをオフライン環境で使いたい場合は、ウェブサイトをダウンロードしてローカルサーバでホストしてください。オープンソースであるため、ソースコードをビルドして使っていただくことも可能です。
A: はい、完全な自動処理もありますので、ご利用いただけます。その代わりに、出力結果はよく聴いてご確認ください。インストトラックと合わせて聴いたら不協和だと感じる場合は、調整してください。
A: HARMOLOIDに関するクレジット表記は必要ありません。もちろん、そうしていただいても構いません.